又吉といえば、3月11日に発売した小説「火花」(文藝春秋)が大ヒットを飛ばし、重版に次ぐ重版で40万部を突破。そして6月19日には、「第153回芥川賞・直木賞」の純文学が候補となる「芥川賞」にノミネートされ、文藝界のみならず世間的にも大きな話題となり、“又吉フィーバー”は異常なほど加熱している。
又吉は「芥川賞」のノミネートについて「嬉しいですが…不安もあります」と飄々とした表情でコメント。ただ、「書いている時は想像もしなかった」とやはり、ノミネートされたことにはさすがに驚いたという。「芥川賞」受賞も期待されるが、「自信はない…正直」と弱気の発言。しかし、「読んでいただけるのが本当に嬉しい」と読者に感謝した。
同イベントに出席し、俳句を又吉に教え込んだ俳人の堀本裕樹氏は「獲ってほしい」と又吉の弱気な発言とは裏腹に、受賞へ後押しした。