指原莉乃は、『AKB48 第二回研究生(5期生)オーディション』に合格してAKB48へ。2009年の『AKB48 13thシングル選抜総選挙「神様に誓ってガチです」』では27位、2010年の『AKB48 17thシングル選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」』では19位。この順位ながら、今月からはTBSで、『さしこのくせに〜この番組はAKBとは全く関係ありません〜』という冠番組を持つことになった。
彼女の魅力を芸能ライターは語る。「番組の企画では、すぐにギブアップしてしまうことから、メンバーや共演者から“ヘタレ”キャラのレッテルを貼られ、いじられることが多い。ただ、番組を見ていると彼女自体が適当にやっているからというわけではなく、全力で挑もうとするも、グダグダになって…最後に悔し涙という展開が多い。ここがAKBの“ともに成長したい”というコンセプトに非常にマッチしている。ファンも共感を抱きやすい」
また、自身がカレンダーを発売した時のイベントでは「(私のカレンダーは)トイレにでも飾ってくれれば」と答えたり、「電車の中で、指原って(AKBのくせに)普通だよねって会話を聞いた」などと、アイドルとは思えないような自虐トークで笑いを誘うことも。本人がいずれはAKBのセンターを狙いたいという野望があるものの、プロデューサーの秋元康からは、「将来は放送作家の道に進むことを勧めている」と別な評価をうけているのも興味深い。
ちなみに彼女は以前にインタビューで目指す人物を元モー娘の保田圭と答えている。理由は「折れない心を持っているから」とのこと。保田はモー娘の絶頂期に番組内でとんねるずの石橋貴明にさんざんいじられ、そのやり取りがモー娘の人気のひとつの支えにもなっていた。果たして指原は今年、保田に対しての石橋のような存在に出会えることができるのか。そこが彼女をブレイクさせる一番大事な要素かもしれない。