今回の件に限らず、太田は一貫して予定調和をひっかきまわしてきたといえる。ほかにはどのような暴走があったのか。
「2012年3月に放送された『オールスター感謝祭』(TBS系)では、司会の今田耕司に『今田さんに質問なんだけど、島田さんはどうしてるんですか?』と、前年に芸能界を引退した島田紳助の名前を出し、場を凍りつかせました。ビートたけしの乱入コーナーとともに太田の暴走は番組の風物詩といえるものでしたが、近年は“出入り禁止”状態ですね。2004年7月に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)では、当時15歳だった加護亜依に『初潮は来たの?』と唐突に質問、エンディングでは感動モードの空気に対抗するように毒を吐いていたら、マイクのスイッチを切られたエピソードもあります」(放送作家)
同じく出入り禁止となったのが、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送系)の一件だろう。
「1990年にビートたけしの代打として、『爆笑問題のオールナイトニッポン』が放送されました。番組冒頭で『たけしさんが死んじゃいました』と述べ、本人はジョークのつもりだったものの、たけしファンの友人たちからも『あれはやりすぎ』とたしなめられたそうです。番組の最後には水道橋博士が乱入したことでも知られますね」(前出・同)
今回の一件は太田の暴走史に新たな歴史を刻みそうだ。