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シネマレビュー「ワールド・オブ・ライズ」

 CIA本部に勤めるエリート局員、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)。彼の指令で、どんな危険な現場にも潜入する工作員、ロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)。彼らの任務は、爆破テロ組織のリーダー、アル・サリームを捕まえること。イラクで活動中のフェリスと助手のバッサームに、自爆テロを命じられたニザールという組織の男が、情報提供を申し出た…。
 2大スターが活躍するサスペンス・アクション大作!? そんな期待を抱かせる出だしで始まるこの作品だが、その後の展開は「変」。二人は衝突しまくり、さらに作戦は失敗続き。CIAで働くことの大変さを痛感させられたが、期待した痛快さは感じられなかった。

 監督は「エイリアン」や「ブレードランナー」のリドリー・スコット。脚本が「ディパーテッド」のウィリアム・モナハン。このスタッフ&キャストで、全米興収は4000万ドル弱。これがこの映画の評価と考えて問題ない。PG-12指定。

公開中
配給/ワーナー・ブラザース映画

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