「インケツ」とは賭博用語から来た俗語で、「最低」「最悪」などの意味。関西でよく使われ、近年では「縁起が悪い」あるいは「貧乏神」また「疫病神」という意味にも使われる。確かにアクシデントがあった当日(1月11日)に、馬券を買って三浦皇成騎手のせいで大損した人にとっては「疫病神」かもしれないが、これは三浦騎手自身のミスで、ほしのは関係無い。あるとしたら、2人の交際を反対し廐舎を出て行ってしまった所属の調教師や、年が離れすぎていて“釣り合いが取れていない”などやいのやいの言う周りの大人たちに関係がある。同11日に成人式を迎えたばかりの若い三浦騎手に、ひどいプレッシャーを与えているのは彼らだからだ。
女性が年上で、12才年齢差のある恋愛は、世間的にそんなに悪いものなのだろうか。
ストイックさが求められる騎手には、オッパイが見えそうな服を着て、“チャラチャラしているほしのは不似合い”と、言う人がいる。しかし、ほしのは30才を過ぎてもグラビアで人気を誇る稀有なアイドルであり、今の地位を獲得するまでに信頼できるスタッフと試行錯誤を重ねてイメージ作りに励んできた。オッパイが見えそうな服は彼女の立派な「戦略」であり、ファンが喜ぶ若い肉体を維持する為に、資金を費やし日々努力もしている。ほしのの人気は昨日今日出来たものではないのである。
若く、メンタル面で揺れやすい三浦騎手にとって、年上で下積みを経験し、打たれ強いほしのはとても安心できる存在なのだろう。スポーツ選手にはしっかり者の姉さん女房を貰う人は多い。数年前、散々浮名を流してから人気野球選手の子供を身ごもり、ママタレ・ブログで人気の某女優よりも、ほしのと三浦騎手の恋愛の方がまっとうな気がする。
競馬の騎手はまさに「勝負師」という商売で、自分の成績が多くの人の儲けと損を産む。だからチョッとでも不利益な条件がある恋人だと、よってたかって悪く言われてしまう。しかし、ギャンブルはギャンブル。だめだと思うなら三浦騎手の乗る馬券を買わなければいい。ほしのを責める理由は無いはずだ。
『ヤマトナデシコ七変化』は、亀梨和也と交際したと言われる小泉今日子のヒット曲と同じ題名。この二人は20才離れていた。バレンタインを挟んだ他愛無いストーリーのドラマであるが、この題名とともに、「若い男に狂う」ほしのの役柄に少々の悪意を感じる。しかし悪役ながらドラマから“アラサーほしの”の切なさが伝わって、ヒロインではないまりを応援したくなった。このドラマがヒットし、恋愛が上手く行けばこそ、ほしのの彼氏も「勝負師」として運気がアップするのではないか。(コアラみどり)