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有吉・マツコ絶賛、爆笑! スリム内間が美女を追いかけるだけの“ホラー映像”

 有吉弘行は、かわいい。丸い顔に、丸い瞳。万人から愛される要素が、顔のなかに詰まっている。しかし、「歯に衣着せぬ」という枕詞がつく芸能人。そんな毒に毒を足せば、どんな化学反応が起こるのか。そうして11年4月にスタートしたのが、マツコ・デラックスとの『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)だ。

 日本テレビを退社した夏目三久の他局初レギュラー番組でもあり、“猛毒”2人のド直球トークを上回る肝っ玉の座り方が話題になった。昨年4月、番組がリニューアル。現在の『マツコ&有吉 かりそめ天国』になって、夏目、青山愛に続く3代目の女子アナウンサーは、テレ朝の局アナ・久保田直子。

 視聴者の「欲望」、2人に話してほしい悩みや怒り、情報などをトークして、映像を観るという、多くの深夜バラエティと遜色ない内容。そんな中、ここ3回にわたって有吉とマツコのお眼鏡にかなった好企画がある。同局の深夜に放映されている、実寸尺がわずか2分ほどの『全力坂』のパロディだ。

 同番組は、東京の数ある坂を、アイドルや女優などが全力で駆け上がる。それだけ。しかし、あらわな太もも、揺れる胸、ボディに密着する衣服、流れる汗、走り終えたときの荒い息遣いなどは、“全力で走りきった結果”という傘に隠れたエロ番組である。12年も続くロングセラーとあって、ファンは多い。09年1月には、『50時間テレビ』第2夜『SMAPがんばりますっ!!』の1コーナーで、当時SMAPだった木村拓哉が50か所の坂を1日で登りきる企画に挑戦。翌10年1月には、メンバーだった草なぎ剛が続いた。

 ここに着眼したのが“かりそめ天国”のスタッフ。美人を走らせよう、その美女をブサイク芸人に追わせよう。そんな発想で、“かりそめ天国版全力坂”が誕生した。

 セクシーで、やや露出度高めの美女が、坂の下で待機。クラウチングスタートの体勢になると、カメラはすかさず、お尻のほうからなめるように映す。スタートの掛け声と同時に、坂を駆けあがる。角を曲がる。直進する。と、そこへ、民家の門から勢いよくハゲたブサイク芸人が現れ、一心不乱に追いかける。彼は、スリムクラブ・内間政成。美しい女性をキモい男性が追いかける絵は、ホラーだ。結果はいつも、美女が逃げ切ることに成功。変質者同然の内間は、連戦連敗だ。

 『全力坂』が持つエロさを、おぞましすぎるパーソナルで抹消できてしまう内間の狂気。有吉とマツコは、この悪魔を大のお気に入りのようだ。第4弾の早期実現を望んでいるのは、ほかならぬ、有吉とマツコだろう。

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