司会を務めた博多華丸・大吉の大吉から、「佐藤(大)はただのアル中。遠山(大輔)はナルシスト。五明(拓弥)はたぶん病気」と紹介された3人。佐藤が、「たしかに『ゴッドタン』(テレビ東京系列)で“芸人1クズ”に選ばれましたけど」と認めると、五明は、「今“クズ”って言った瞬間、向こうの光がピカーッて光った」、遠山は「クズの神様みたい」とコンビネーションはばっちり。しかし、13年に及ぶ芸人人生は、不運の連続だ。
本作のパッケージには、「(笑)千原ジュニア」という手描きのメッセージシールが貼付されている。千原と親しいタケトを介して実現したものだが、「シールがDVDの外側に貼られているので、開けたらゴミになる」と、誓約書を手に登場したタケトが説明。グランジの運のなさ加減が、垣間見られた。
現在、2,424枚の初回出荷数まで数字を伸ばしているが、まだ足りないため、3万円の軍資金で「第9回川崎競馬」に賭け、手にしたビッグマネーでDVDを買おうという企画も実施。競馬に詳しいペナルティのヒデが登場して、「ロマンよりマネーがほしいということで」とレクチャー。グランジにゆかりのある数字で3連複を購入したが、ここでまたもや、運のなさ加減が発露。大画面に映像が出なかったり、音声が乱れたり、パソコン画面がフリーズしたり、肝心のゴールで音声が切れたり。遠山は、「幸先悪いスタートだな」とため息をつくしかなかった。
ラストに“グランジDVD1万枚突破への道”と題して、(1)グランジみずからが電話に出る「ダイレクトショッピング」(2)東京・有楽町産直飲食街で働きながら客に売る「バイト企画」(3)全国を販売イベントで周る「全国ツアー」が発表。
「こんだけ技術面のトラブルがあると、自信がなくなってきましたが、絶対に売れます」と気合十分の佐藤。これまでにも、『エンタの神様』(日本テレビ系列)でネタをすると、酒井法子の覚せい剤逮捕でお蔵入りになり、単独ライブは地震で中止、冷房の不備でライブが延期など、「僕ららしい不遇が多い」(遠山)グランジ。そろそろ汚名を返上できるか!? (伊藤雅奈子)