セレブキャラというのは芸能界でも多く存在したが、“貧乏”を売りにするアイドルというのは今まであまり見かけることはなかった。上原のエピソードとして、「下着が足りずノーパンで通学した」「おやつ代わりに草を食べていた」など、このあたりは微笑ましくもネタになった。しかし、その後、彼女は“言わなくてもいいのに…”という過去を惜しみもなく語りまくる。
「まあ、キャバクラ勤務は若手の芸能人ならばさほど珍しくもないのですが、レディースチームへ参加、帰り道に2人組の男に襲われる“最悪の出来事”や睡眠薬での自殺未遂、など週刊誌に暴露されるならばまだしも、自分から語ることにどれほどの意味があったのでしょうか。まさに迷走ですね」(芸能ライター)。
これらの発言があるので、本人としては相当頑張っていることは確かだろう。それに、同情を買いたいとの思いもあるかもしれないが…「いやあ、テレビで見ている方がドン引きするだけですよね」(芸能ライター)。
そもそも“貧乏キャラ”の背景にはあるタレント本がある。「確実に麒麟・田村裕の著書『ホームレス中学生』のヒットの影響もあるでしょう。貧乏を明るく語ってヒットした同書の二番煎じとはうまくいかなかったようですね」(芸能ライター)
そもそも、彼女自身の空回りも相当なものんだ。今年の東京マラソンで、「“ゴールだけできればいい”とチャライことを言っていた西尾アナには負けたくない」と宣言するも、結果は完走した西尾アナに対し上原は25キロでリタイア。その後も、やたらテレビでセクシー路線を強調したかと思えば、「ロンドンハーツ」では突然、毒舌王の有吉にも挑む“強気キャラ”に…。いったい彼女はどこへ向かうのか。
ただ、ここまで迷走するならば、“貧乏キャラ”ではなく、“迷走キャラ”として、テレビに出るたびに新たなキャラで登場するのも悪くはないのかも。もちろん、番組の空気だけは壊さないように注意は必要だが…。