(3)アスコルティ
芝では、やや決め脚に欠ける印象の当馬が、最も強い競馬をしたのが道悪だった昨春の中山芝1200メートル戦。力の要る馬場を味方に、2番手から楽々と1馬身半抜け出した内容から、ダートに活路を求めてきたのは、必ずや吉と出るはず。すでに現級Vのある格上の存在でもあり、近況ひと息で株を下げている今回こそが配当面でも絶好の狙い目だ。
≪単勝≫(3)に1000円
≪複勝≫(3)に2000円
【中山金杯】
(6)ブライトエンブレム
昨秋のクラシック戦線はセントライト記念10着→菊花賞7着と不本意な結果に終わったが、着順ほど負けてはいない。とくに、菊花賞では勝負どころで前をカットされる致命的な不利。競馬にタラレバは禁物だが、スムーズな競馬ができていれば、確実に掲示板には載っていたであろう。中山芝2000メートルは今春に弥生賞、皐月賞で(2)(4)着。鞍上にルメールを配し、反撃態勢は整った。
(4)ネオリアリズム
昨夏の札幌を境に4戦3勝とメキメキと頭角を表してきた上がり馬。前走・ウェルカムSは前崩れの展開が味方したとはいえ、上がり3F33秒3の末脚で最後尾から直線一気を決めている。師走開催を自重し、中間はここ一本に絞って調整。昇級戦で55キロは見込まれた印象だが、裏を返せばハンディキャッパーの眼鏡にかなった存在ともいえる。
(14)ライズトゥフェイム
最大の惑星馬がこれ。実績面では他馬に見劣りするものの、こと中山芝2000メートルは過去5勝を挙げているスペシャリスト。昨季からコンビを組んでいる新鋭・石川裕との相性も(4)(1)(2)着と上々だ。陣営も同厩だった07年の勝ち馬シャドウゲイトを引き合いに出すなど、確かな手応えを感じている。
≪ワイド≫(4)(6) (4)(14) (6)(14)へ均等に。
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
【プロフィール】
元スポーツ紙記者、中央競馬担当。記者時代は北海道シリーズを得意とし、函館記念4年連続万馬券的中の偉業も。現在も厩舎関係者と親交があり、フリーとして執筆活動を行っている。