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“あおり運転”を誘発する“ノロノロ運転”=通行帯違反はこんなに多い!

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提供:週刊実話

 社会問題化している“あおり運転”が厳罰化の方向へと進みそうで何よりだが、実は自分でも気が付かずにトラブルを招いていることも多いという。

 「追い越し車線をノロノロと走っている人が、かなり多いのです。本人は『法定速度で走って何が悪いんだ』という気持ちでしょうが、追い越し車線を走り続けるのは“通行帯違反”となり、減点1点、反則金6000円(普通車)となります。追い越しが済んだら速やかに左側の走行車線に戻らないと、トラブルを招く原因にもなりかねません」(自動車誌ライター)

 平成30年度の高速道路での取り締まり件数は全体で52万4161件。第1位は速度違反で37万4085件だが、それに続く第2位は通行帯違反で、6万1362件となっている。いかに追い越し車線を長々と走っているドライバーが多いかが分かるだろう。

 では、実際に追い越し車線をどのくらい走っていると違反になるのだろうか。一般的には約2キロが目安といわれているが…。

 「教習所で2キロまでなら走っても大丈夫と教えられた人も多いでしょうが、それは“走行車線に安全に戻るために必要な距離”ということで、必ずしも2キロ走っていいというわけではないのです。追い越しをしているわけでもないのに追い越し車線を走り続けていれば、取り締まりの対象になってしまいます。また、走行中に後続車に追い付かれたら、先行者は速やかに道を譲る義務があることも覚えておいてください」(同・ライター)

 車内でおしゃべりに夢中になり、そのまま追い越し車線を走り続けているドライバーをよく見掛けるが、気の短いドライバーから見れば「いいかげんにしろ!」ということになる。常に周囲の車の流れに気を配ることも大切だ。

 BMWであおり運転を繰り返していた宮崎文夫容疑者の異常ぶりばかりが報道されているが、無用なトラブルを避けるためにも、交通ルールを守って安全運転を心掛けたいものだ。

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