同作は12年にドラマ版が日本テレビで放送され、平均視聴率は11.5%とそれほど高くもなかったが、なぜか映画化。「これまで特に代表作のない北川だが、事務所が北川の代表作にしようと映画化をゴリ押しした」(映画ライター)。
同局が大々的にPR活動を行い、公開前日の2日には、映画の主題歌を歌った北川の事務所の後輩である人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」を出演させた「悪夢ちゃん」の特別ドラマを放送したものの、視聴率は9.9%と低迷してしまった。
そして、3日の公開初日を迎えたが、興行収入ランキングの初登場は7位で、興収は約1.5億円。12日に発表された興収ランクは8位と2週連続でトップ10には食い込んだものの、関係者のアテが外れてしまったというのだ。
「当初は15億から20億の興収を見込んでいたが、このままだとヒット作の基準とされている10億にも届かないのでは。日テレ局内では公開前から『映画化したことが悪夢』と興収を不安視する声もあがっており、その声が現実になってしまった」(芸能記者)
その要因としては、ももクロファンの取り込みに失敗したことがあげられているというのだ。
「公開初日の舞台あいさつ、熱烈なももクロファンも多数会場にかけつけていたようだが、スケジュールの都合でメンバーが誰も来場せず。事務所が映画のPRに非協力的でももクロをもっと投入すれば多少は興収も上がったはずだが…」(同)
今後、どうPRするのかが注目される。