同作は、タイ・バンコクを訪れた小説家の麻衣子(川島)が、一人の青年(イ・テガン)に出会う物語。オールタイロケを敢行し、「メトレス・愛人」以来13年ぶりの映画出演となる川島が驚異の50代といわれる肢体を披露。同日から全国順次ロードショー。
マイクを持った川島は、「無事に初日を迎えられて感無量です」と心境を語った。原作小説は、映画化の企画が持ち上がっては消えており、“幻の映画化”と呼ばれてきたエピソードを紹介。「みなさんにとって思い出に残る、せつなく、甘いお味だったら何度も味わっていただけたらと思います」とメッセージ。
川島の恋人役を演じたイ・テガンは同作に出演するまではアイドルとして活動しており、来年には兵役に就くという。本格俳優初挑戦となった同作を、「人生の中で一番の作品になったのではと思います」と感慨を込めて語った。(竹内みちまろ)