先日、UFC殿堂入りが決まったWWE最強のスーパールーキー、ロンダ・ラウジー。MITBではロウ女子王者ナイア・ジャックスに挑戦することが決まっているが、タイトル戦が決まってから2人は毎週舌戦を繰り広げてきた。
今週も両者はリング上で対峙した。ナイアが「私はロウ女子王座チャンピオンよ。あなたに勝って、地球上で一番強い女の称号をもらうわ。あなたはまだ準備ができてないのよ」と勝利宣言。するとロンダは「準備できてない?17歳の時、『オリンピックに出れない』と言われた(が、出場できた)。UFCでもメイン戦は無理と言われたけど、来場者数で新記録を作ったわ。私はロンダ・ラウジーよ」とナイアを上から目線で突き放した。
これにカチンと来たのか、ナイアはベルトをロンダに見せつけると突然襲いかかり、ヘッドバットでロンダを倒したが、ロンダはナイアに飛び付いて反撃。抵抗するナイアからあっという間に腕十字を決め、ナイアはたまらずタップアウトした。前哨戦とも言えるこの場外戦でロンダは怪力ナイアに戦闘モードの姿を披露。初のWWEタイトルに王手をかける形となったと考えてもいいだろう。
この日はフィン・ベイラー、ブラウン・ストローマン、ケビン・オーエンズ、ボビー・ルードがフェイタル4ウェイ戦で対戦した。4人はMITBのメインとも言えるラダー戦にも、ロウ代表として出場する。前哨戦となったこの試合ではハイレベルな攻防を展開。各選手が惜しみなく必殺技を披露する中、最後は怪力のストローマンがオーエンズを捕まえランニングパワースラムをラダー上で決めて3カウント。ストローマンは今年4月サウジアラビアで開催された『グレイテスト・ロイヤルランブル』でも圧倒的なパワーで優勝を果たしており、175キロのスーパーパワーがMITBでも猛威を振るいそうだ。
文・どら増田
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