例えば出掛けに雨が降っていても、帰りに雨があがっていると必ず電車に傘を忘れてきてしまうレイです。もうこれまでに、何本の傘を寄付したかわかりません。なので、なかなか高い傘を購入する勇気がなく、私の傘はいつも100円のビニール傘です。
そこで今日は、100円均一が大好きな、あるホステスの節約術についてお話したいと思います。
19歳で初めてキャバクラに入店してきたMちゃんは、100円ショップが大好きなド派手ギャル。当時は名古屋巻きが大流行しており(現在はほとんど見かけません)、鳥の巣のような頭で毎日出勤していました。
Mちゃんの鳥の巣頭には、毎日違う花のコサージュがいくつもつけられていたのですが、なんだか既製品とは違うような気がしていたのです。
ある日、お客様がMちゃんのコサージュを「かわいいね」と褒めたところ、「これ、Mが100均の造花から作ったんだよ」と答えていました。
詳しく聞くと、100円均一で売られている造花を購入し、花にキラキラパウダーをまぶして、ビーズをボンドでくっつけて装飾しているのだそう。勿論、キラキラパウダーもビーズも100円均一で仕入れたもの。
更には、ハンカチからストッキング、化粧品の類まで100円均一で揃えている事が判明したのです。
あまりの安上がり具合に、お客様も若干引き気味。そしてそれを知った部長は、その日即効でMちゃんを帰らせてしまいました。
もしかしたら、節約キャバ嬢として好感を持たれるお客様もいらっしゃるかもしれませんが、ここはキャバクラ。学園祭の衣装ではありません。
お客様が高いお金を払っているのですから、お迎えするホステスはそれなりのものを身に着けることが暗黙の了解なのです。
本人は気が付かなくても、安物ばかりを身に着けていると本人を取り巻く空気までが安っぽくなっていってしまうのです。
確かに節約は大切です。100円均一で購入したものが少しくらいあってもいいのかもしれませんが、100円で身を包み過ぎて、自分を安く見積もられてしまうのも嫌ですね。
ライター:竹内レイ
1986年生まれ 愛知県在住
元キャバクラ嬢の経験を生かした恋愛テクニックが得意
http://ameblo.jp/rei-takeuchi/