本作で大貫は主人公の三雲華(深田)の幼なじみ、円城寺輝を演じている。円城寺は、毎回突拍子もなく現れ、そのたびになぜかミュージカルを披露するというクセの強いキャラだ。視聴者からは「大貫勇輔面白すぎ!大真面目に全力でふざけるスタイルが最高。ダンサーだから、やけに身のこなしキレイなのもツボ(笑)」「いい意味で才能の無駄遣い(笑)」と大貫のコミカルな演技を称賛する声が挙がっている。過去作品とのギャップに驚く声も多い。
大貫がここまで視聴者を驚かせているのは、過去に出演した話題ドラマの役とあまりに印象がかけ離れているからだろう。以前、大貫はダンサーや舞台俳優として活躍していた。2011年、ミュージカル『ロミオとジュリエット』で“死”役のダンサーに抜擢され、翌年の2012年にはミュージカル『キャバレー』で藤原紀香の相手役・クリフ役を演じた。その後、イギリスの有名な振付師・演出家のマシュー・ボーンの目に留まり、彼が監修する舞台『ドリアン・グレイ』にも出演し、世界的に注目を浴びた。
2015年放送の『セカンド・ラブ』(テレビ朝日系)で連続テレビドラマに初出演し、テレビ俳優としてのキャリアをスタート。さらに、石原さとみ主演の『高嶺の花』(日本テレビ系)では、ミステリアスで妖艶な華道の名家の息子、神宮兵馬を演じた。和服姿や詩的な言葉遣い、主人公の月島もも(石原)に対する紳士的な態度に、視聴者からは「兵馬様、上品だしカッコいいし本当理想の男性像!」という声が寄せられた。さらに、今年4月放送のドラマ『やすらぎの刻』(テレビ朝日系)では剣道のイケメン師範、小沼良吉を演じ、ダンサー時代に培った運動能力を生かした迫力の剣道シーンを披露している。
「本作で大貫は、過去作品のイメージを覆すような個性的な役を演じ『高嶺の花のときは色気ムンムンだったのに、今回キャラが違いすぎて誰かわからなかった』『円城寺って、まさか高嶺の花の兵馬様と同じ俳優さん⁉どうりでカッコいいわけだ…』と過去作品とのギャップに驚く声が挙がっています。育ちのいい青年役から個性的な役まで、幅広い役がこなせる点と、ダンサー時代に培った運動能力、歌唱力など、俳優としてのさまざまな“武器”を持つ役者でもあります。さらに、7月24日には自身のインスタグラムで手料理の写真を投稿しており、多才ぶりがうかがえます。今後はアクション映画やミュージカル映画、料理系のバラエティ番組などへの出演が増えるかもしれませんね」(ドラマライター)
大貫は、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)で7月のエンタメプレゼンターを担当した。得意のダンスを披露したり、的確なコメントを述べたりと、抜群のトークスキルを発揮し、ファンもかなり増えたようだ。今後も大貫の活躍に期待したい。