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全日本プロレス 小島 “腕一本”で鉄人超え

 全日本プロレス8・30両国国技館大会で、プロレスリング・ノアの“鉄人”小橋建太と6人タッグで対戦する小島聡が大一番を前に激勝宣言。5年前に敗れたノア勢にリベンジすべく、対抗戦継続を誓った。

 今シリーズ開幕と同時にブードゥ・マーダーズの人気者、ゾディアックの勧誘活動を再開した小島。なんとしてもシリーズ中にF4に引き入れるつもりだが、その一方で最終戦には、もうひとつ大きなヤマ場が待っている。熱望していた小橋との対戦だ。
 30日の両国大会ではKAI&大和ヒロシとのF4トリオで、小橋&菊地毅&伊藤旭彦を迎え撃つ。鉄人との初遭遇を前にトレーニングにもより一層熱が入り「すごくいい感じで両国を迎えられそうですね。右腕は万全です」と気合をみなぎらせた。

 大一番を前に右腕がうずくのも無理はない。小島と小橋はラリアートやチョップなど、共通する技を持っているだけに「すべてにおいて自分が圧倒したい」と対抗心をムキ出しにする。
 さらに「小橋選手とノア、意識は同じくらいです。きっかけは小橋選手ですけど、対ノアというのも見据えている」と明かした。
 さかのぼること5年前の04年7月18日。同じ両国の舞台で、小島はノアの象徴でもあった故・三沢光晴さんとシングルマッチで敗れている。ノアとの遭遇はそれが最初で最後となっているだけに「三沢さんとは完全な対抗戦というわけではなかったですけど、ノアには負けっぱなしで終わってますからね。個人的にはこれっきりっていうよりは、線にしていきたいですね」と借りを返したうえで、対抗戦の継続も視野に入れている。
 そのためにもまずは30日に結果を出さなければいけない。壮絶なチョップ合戦も予想されるが「お互い好きなだけ打ち合えれば。すべて受けてやりたい気持ち。何発も受け止めた上で最後は右腕で一発で勝ちたい」と望むところだ。
 方舟戦士と一度きりの対戦で終わってしまった5年前。新たな歴史の扉を開くべく、鉄人との“豪腕対決”に向けて小島は右腕を研いでいる。

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