店頭に設置された大型水槽では、本物のケープペンギン3羽が泳いだり羽をばたつかせてお客さんをお出迎え。なぜアキバにペンギンがいるのか!?どうでもいいけどかわいい!!ひさしぶりにほんわかした話題で秋葉原が沸いている。
北海道洞爺湖サミットを契機に地球温暖化防止のため「あわしまマリンパーク」(西伊豆)とコラボした特別展示。当コーナーで紹介した「ブルーギルもっふるたん」など奇抜なアイデアを連発する同店は、昨年から利用客に使用済み容器のリサイクルを呼びかけるなどエコ運動に取り組んできた。海水温の上昇や重油流出事故による海洋汚染などで絶滅が心配されるペンギンを展示して、「ストップ温暖化」をさらにアピールする狙いだ。
蒸し暑い東京でバテないか心配だが、ケープペンギンは南アフリカ沿岸で岩や低木の下に巣をつくって生活する体長約70cm、体重3〜3.5kgの中型種。あわしまマリンパークの専門飼育員がつきっきりで飼育しており、水槽内はエアコンを完備するなど快適に過ごせる環境を整えている。
松橋雄亮店長(28)は「お客さんから『本物ですか、ロボットですか?』と尋ねられましたが、本物です(笑)。ペンギンはうちでいちばんの人気店員です」ときっぱり。すっかり同店のアイドルになった。
店頭にはペンギンを観察する若い女性の人だかりができ、時速10kmの泳ぎを披露すると歓声が上がる。真夏の大都会でアイスと珍光景に交互に食いついている印象だ。
きめ細かい食感が楽しいかき氷「ドラゴンアイス」は400円から。年中無休で午前11時から午後10時まで。ペンギンの記念撮影はOKだが、フラッシュは禁止。9月末まで展示予定で、近く利用客から公募した3羽の名前が決まる。