月刊誌「ソトコト」が主催し、環境に配慮した電気の発明品に贈られる「ソトコトでんき大賞」。藤岡はこの日、エコに配慮した本賞の発明品の数々を前に感動しきりで、自身の著書のタイトルに絡めて「人生はサバイバル。気力でもってどのような環境の中、どのような状況の中も生き抜くことが大切。そのために知恵を使っていろんなエネルギーを作り出すことは素晴らしいことだと思う」と受賞者を激励。
エコに絡めて、かつて自身も演じた仮面ライダーを引き合いに出し、ベルトの風力装置で変身したり、戦ったりする仮面ライダーは「エコの象徴」という原作者の石ノ森章太郎の言葉を紹介。「ライダーキックもライダーパンチも風力エネルギーが源。仮面ライダーはまさしく地球に優しいクリーンエネルギーだった」としみじみ述べた。
藤岡と共に審査員を務めた鈴木も仮面ライダーの大ファンで知られるが、そんな鈴木の頭をなでながら藤岡は「仮面ライダーが風力エネルギーというのは知っていたかい?」と話しかけるなどご機嫌。鈴木は藤岡から以前変身ベルトをプレゼントされたことがあるといい、藤岡の印象について問われると「すごく優しくてカッコいいです」とコメント。藤岡を「嬉しいですね〜」と大喜びさせた。
将来は「仮面ライダーの役をやってみたい」という鈴木。藤岡はそんな鈴木に「一生懸命勉強を頑張っていればなれるよ」と祖父のような眼差し。「『念ずれば花ひらく』というからね。思いは具現化する。真剣に願っていればいつかなれるよ」と優しくエールを送っていた。
(取材・文:名鹿祥史)