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三鷹ストーカー殺人被告の妙な“癖”

 昨年10月、東京三鷹市で元交際相手である私立高校3年の女子生徒(18=当時)を刺殺したとして、殺人や銃刀法違反などの罪で起訴された池永チャールストーマス被告(22)の裁判員裁判が7月から東京地裁立川支部で行われていたが、8月1日、同支部は池永被告に懲役22年(求刑・無期懲役)の判決を言い渡した。

 7月22日の初公判には、78席の一般傍聴席に対して208名もの傍聴希望者が集まった。この日、池永被告はニヤニヤと笑いながら周りを見回し、落ち着きなく法廷に現れたという。
 「休廷になると、裁判員や裁判官らと同じように被告もいったん退廷しますが、その際、検察席の後ろに設置された衝立てで仕切られている遺族席を覗き込もうとするかのような動作をしたり、そちらをジロジロと見ながら退廷していました。態度が悪いと傍聴人の間でも話題になっていました」(司法記者)

 裁判官も疑問に思っていたのだろう。被告人質問の際、左陪席裁判官が問いただした。
 「あなた笑ってますけど、それはなぜなんですか?」
 池永被告曰く、「私は緊張すると口角を上げるクセがあります。自分でも悪いクセだと思っております」
 それ以後、ニヤニヤもキョロキョロもやめたという。

 池永被告は、女子生徒と交際している際、女子生徒の裸の写真を撮影したり、また要求して女子生徒自らに撮影させてメールで送らせていた。こうして溜め込んだ裸体画像や動画を、事件直前にインターネット上にアップしたが、この行為についても法廷で「僕の存在証明としての行為でした」としている。

 求刑を大幅に下回る判決に女子生徒の両親は「失望した。なんでこんなに軽いのか全く理解できない」とコメントを発表したものの、池永被告は8月5日までに判決を不服として東京高裁に控訴。今後の行方が注目される。

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