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三越伊勢丹詐欺事件総額5億円を騙し取った悪女の“エステ狂い”

 「とても50代には見えませんでした。シワもほうれい線もなく、40代そこそこの見かけだったんです」
 近隣住人が語るのは、6月15日までに埼玉県警に詐欺容疑で逮捕された森田弘子容疑者(51・無職=所沢市在住)のこと。捜査関係者によれば同容疑者は、夫が勤めていた三越伊勢丹の名刺を悪用。「1口100万円の特別会員積立金制度に加入すれば元本保証」「半年に一度4万円の商品券を贈呈」と吹聴し、総額5億円のカネを騙し取っていたのだ。

 捜査関係者が言う。
 「詐欺行為が行われたのは、'12年〜'14年にかけて。弘子は23年前に社内結婚し、退職するまで同百貨店のデパガだったことから、同社に実在する友の会名を口にし、『特別な人だけを誘っている』と勧誘していた。セールストークに騙された被害者の中には、5000万円も預けてしまった者もいたほどです」

 逮捕のきっかけは商品券の配布が滞り、被害者が伊勢丹に問い合わせたことから。これが原因で弘子容疑者の嘘が発覚し、一度は伊勢丹側から厳重注意を受けて当事者間で示談が成立したが、その後も被害が絶えず刑事事件に発展したのだ。
 だが、気になるのは騙したカネの使い道だろう。
 「最初は集めたカネで伊勢丹の商品券を購入して偽装返金していたが、大半は高級エステや美容整形代に消えていたという。また、自宅からは1個数万円もする化粧品も大量に見つかっているが、その一方、マンションの管理費は滞納という図太さだったんです」(同)

 ちなみに、弘子容疑者にはこの他にも疑惑が渦巻いているという。
 「実は、今年4月に夫がマイカーの中で練炭自殺し、弘子容疑者は3080万円の保険金を手にしているのです。埼玉県警はこれに重大関心を示し、今年5月に自殺ほう助容疑で彼女を逮捕。結局、処分保留で釈放した経緯があるが、夫の自殺前に若い男と頻繁に居酒屋を訪れていたとの目撃談もある。この疑惑もいまだ闇の中なのです」(全国紙社会部記者)

 事件の本格解明はこれからといえそうだ。

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