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早乙女太一の独立が響いた『浅草ロック座』運営会社破産の理由

 老舗ストリップ劇場『浅草ロック座』を運営する斎藤観光が10月、東京地裁から破産手続き開始決定を受け、事実上の倒産に追い込まれた。
 「負債総額が2億3800万円と聞いて驚きました。ロック座の斎藤智恵子会長は芸能人のタニマチとしても知られていたので、それぐらいの金は何とかなると思ったのですが」(夕刊紙記者)

 原因は客足減少による経営悪化といわれているが、こんな話もある。
 「ストリップ人口はそう変動するものではない。経営が悪化したのは『大勝館』の失敗と、斎藤会長の“秘蔵っ子”といわれた早乙女太一(23)の独立が引き金だと思います」(関係者)

 『大勝館』は明治時代に開業した映画館。戦後は洋画専門の映画館としてにぎわい、ブームに乗ってボウリング場も併設したが、'81年に閉館した。
 「ビルを壊すのも金が掛かるため放置されていたのですが、'01年に借り受けた斎藤会長が改装し、『浅草大勝館』として大衆演劇の興行をスタートさせた。そこから早乙女太一が“大衆演劇の若手のホープ”として誕生したんです」(映画関係者)

 しかし建物の老巧化が激しく、'07年には休館。新たな『大勝館』の建設に着手する予定だった。
 「同時期に吉本興業が雷5656会館で『よしもと浅草花月』をスタートさせ、常設の劇場を探していた。そこで『大勝館』が候補となったのですが、家賃が高く立ち消えになってしまった」(お笑い関係者)

 吉本興業に断られた斎藤会長は「将来この子は大衆演劇を背負って立つ大スターになる」と期待した早乙女に劇場を託したのだ。
 「ところが4年前、早乙女が“父親の劇団に移籍したい”と言い出し、結局は独立してしまった。それに歩調を合わせるかのように『大勝館』の建設もストップ。これでロック座はかなりの損失を出したと思います」(前出・関係者)

 いずれにしても時代の流れか。

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