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レジャー 2015年06月12日 15時30分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(6/13) アハルテケS 他
3回東京競馬3日目(6月13日土曜日)予想・橋本千春☆東京11R「アハルテケステークス」(ダ1600メートル)◎1サトノプライマシー○10ジョヴァンニ▲14ベルゲンクライ△15サウンドトゥルー、16アドマイヤロイヤル ダービー(ドゥラメンテ)→安田記念(モーリス)の両GIを連勝中の堀厩舎は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。この勢いに乗らない手はないだろう。サトノプライマシーが相乗効果でチャンスをつかむ。もちろん、付和雷同するのとわけが違う。実力の裏付けがあればこそ。休み明けで太目残りの状態にもかかわらずアタマ差2着と好走した、前走のオアシスSがその証し。昨年のこのレースは5着(0秒7差)に敗退しているが、1年前とは別馬の如し。地力強化の跡が歴然だ。534キロの大型馬で、1度使われた効果も絶大。さらに、前走比1キロ減のハンデ(55キロ)、コース<3112>+距離実績<3111>など好材料が目白押し。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。☆東京10R「江の島特別」(芝1600メートル)◎11ヘイジームーン○3レッドオリヴィア▲4ベストドリーム△5サングラス、7トーセンターキー 約1/3の4頭が降級馬。実力拮抗したメンバー構成だが、その中でヘイジームーンをイチ押し。2週前の葉山特別を快勝し最も勢いを感じるからだ。しかも、1600メートルをコンスタントに1分33秒台で走っているように、スピードの絶対値も高い。良馬場条件になるが、再度、差し切りが決まる。☆東京9R「八王子特別」(ダ2100メートル)◎4ロワジャルダン○14キネオイーグル▲12パッショネイトラン△2ハーストイーグル、13ランブリングマン 満を持して出走する、ロワジャルダンに期待。ここが4か月ぶりの実戦になるが、降級するのを待っていたのがその理由で仕上げに抜かりはない。その前走、金蹄S5着も速い流れを先行して粘ったのはこの馬1頭だけで、実力は優に準オープンレベル。また、前々走の千万条件を今回と同じ休み明けで楽勝(0秒2差)しており、久々の不安はない。馬場状態を問わない強みもあり信頼度は高い。☆阪神11R「安芸ステークス」(ダ1400メートル)◎10ニシケンモノノフ○2サクセスフェイト▲4マキャヴィティ△5サルバドールハクイ、8メイショウオセアン 本命に推したニシケンモノノフは、交流GIIと、オープン特別(タイレコード)を快勝している格上の存在。降級してチャンスは大きく広がった。とりわけ、阪神1400メートルは<1200>と、連対率10割を継続中。条件はMAXだし、普通に走ってくれば勝てる、と確信する。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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トレンド 2015年06月12日 15時30分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第233回>
毎週末に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第233回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇リジー・メルシエ・デクルー「MAMBO NASSAU」(1981/P-VINE RECORDS) サウンドを聴くと懐かしい感じもしますが、時代の変わり目に一歩先をいった新人類的存在だったと思います。またアメリカ人とフランス人の立ち上げたレーベルの中のフランス人アーティストというのも面白い。 トム・トム・クラブのスティーブ・スタンリーのプロデュースでバハマで録音されてます。ファンクとソウルが入り混じった音楽にアフリカのテイストを加えたサウンドでしょうか。アバンギャルドの匂いもしますね。この時代のフランスだったらロック後進国というイメージがあるので、相当センスの鋭い人だったんじゃないのかなと思います。 テクニックが重要だった70年代に対して、1度解体して、センスで構築して、混沌な世界観を作る。この後に爆発的な広がりを見せるニュー・ウェーヴにも影響を与えたんじゃないかな。人がやったことがないことが1番かっこいい精神に溢れているアルバムですね。 リジー・メルシエ・デクルーは残念ながら2004年に47才の若さで亡くなってますが、世界中を転々としていたらしく、その土地の音楽や文化を吸収していたのでしょう。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■ライブ日程はこちら http://npn.co.jp/newsrelease/detail/6008315/
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社会 2015年06月12日 15時00分
マニラ邦人殺害事件に見るフィリピン人の“日本人感”
5月17日、フィリピンの首都マニラのマラテにある高級マンション26階に滞在中の山口県下関出身の28歳の青年、高杉智之さんが、首を刺されて殺されているのを知人が発見した。マニラ警察はマンションのエレベーターや同階に設置の防犯カメラの映像内容と、高杉さんの部屋から現金80万ペソ(約220万円)がなくなっていることから、高杉さんの職場の同僚のフィリピン人男性(45)を容疑者として行方を追っている。 「高杉さんは同じマンションの地下1階に今年3月に開店したカラオケクラブ『華音(カノン)』で会計担当として働いていた。日本国内のキャバクラ店経営者からの依頼で出張していたようです」(現地特派記者) フィリピン在住日本人の間で『華音』は、「フィリピン人女性約30人がいるが、急きょ集めたような顔ぶれ。ステージは広いが、ショータイムの踊りは下手、女性の態度も悪く料金も高い」と、人気はいまいちだったようだ。 高杉さんは若いだけに容疑者の従業員から「定期的に知人の女性を紹介されていたようで、殺害の1時間半前にも女性と一緒の様子が監視カメラに残っていた」(捜査関係者)と、身辺に女性の影がちらついている。そのため、女性の誰かが現金の存在を容疑者に知らせた可能性もあり、警察は怨恨や痴情の側面からも捜査をしているという。 フィリピンでは、昔は保険金目的の殺人、最近は金銭目的で在留者や旅行者が殺害される事件が多い。それには、地元民の日本人に対するこんな感情が見え隠れする。 「歌手やダンサー、売春目的などで日本に行った経験があり、片言以上の日本語を話すフィリピン人も夜の世界、裏の世界には多い。また、太平洋戦争中に受けた甚大な人的被害などから“チヤホヤして持ち上げはするが、決して尊敬はしない”という複雑な心理も潜んでいます」(前出・記者) フィリピンはまさに魔境。
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スポーツ 2015年06月12日 14時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈カンムリワシ 具志堅用高〉
具志堅用高のプロデビューは1974年。その前年、沖縄・興南高校3年時にインターハイで優勝し、協栄ジムのスカウトを受けてのことであった。 沖縄がアメリカから日本へ返還されたのは'72年のことだから、もしこれが1年でも遅れていたならば、インターハイの出場もプロデビューもなかった可能性は高い。 WBA世界ジュニアフライ級王座を獲得したのは'76年。当時の沖縄はまだ“車は右側通行”などアメリカの影響が色濃く残っていて、そんな中での具志堅の活躍は本土と沖縄をつなぐ架け橋ともなった。石垣島出身の具志堅を“日本の英雄”として、皆がそろって応援したのだ。 世界戦のテレビ中継は軒並み視聴率30%超え。5度目の世界防衛戦となった'78年の対ハイメ・リオス(パナマ)で記録した43.2%は、視聴率が機械によるオンライン調査となった'77年以降のボクシング放送では、今なおトップである(それ以前はアンケートによる調査で、'54年に白井義男の世界挑戦試合で記録した96.1%が最高値)。これは、その後に話題となった辰吉丈一郎vs薬師寺保栄や、内藤大助vs亀田興毅を上回るもので、どれほど具志堅への国民的関心が高かったかが、この点からもうかがえる。 「あのころは“今夜は具志堅の試合だ”などと日常会話が交わされ、夜の7時には仕事帰りの父親がテレビのまん前に座って家族みんなで応援したものです」(ベテランボクシング記者) アフロヘアに口髭という印象的なルックスに加え、そのわかりやすい強さも人気の要因となった。 「形ばかりの右ジャブを2、3発放つと、そこから一気に踏み込んで左右のラッシュ。腰が入って体重の乗ったパンチは丸太棒で突くような衝撃を感じさせるものでした」(同・記者) いったん火が付けば相手が倒れようとおかまいなしにパンチを浴びせ続ける。そんな猪突猛進のスタイルは相手のパンチを食らうことも多かったが、しかし具志堅は一切ひるむ様子を見せることなく、観衆は試合後の腫れ上がったまぶたを見て決して簡単な試合でなかったことに気付かされるのだった。 「あのころ使用されていたグローブは6オンスで、ガードの隙間から拳をねじ込めるほど小さい(現在は軽量級で8オンス、それ以上は10オンス)。15ラウンド制で試合数自体も多く、そのダメージは現代とは比較になりません」(同) そんな過酷な環境にあって、具志堅は次々と日本記録を打ち立てた。 “9試合目での世界戴冠”は当時の日本最速(現在は井上尚弥の6試合目)。“世界王座6連続KO防衛”は今現在も日本では具志堅のみ。世界戦連続防衛記録も、それまでの輪島功一、小林弘の6度を大きく更新した。 結果、世界13連続防衛は、今なお女子の小関桃(現在15連続防衛中)にしか破られていない。 '80年6月1日、高知県民体育館で行われたマルチン・バルガス(チリ)との12度目の防衛戦では、ジュニアフライ級世界王座防衛数の世界記録も塗り替える。8R、バルガスから計3度のダウンを奪いKO勝利を収めた具志堅は、グラブをはめたままの両手でマットを叩き、飛び跳ねて歓びを爆発させたものだった。 同級は具志堅が王座に就く直前に新設されたため、他の階級よりもやや選手層が薄い面はあったが、それでも当時は10位以内のランカーしか挑戦できないなど対戦相手のレベルは今以上に高かった。 「国民栄誉賞級の活躍ながら受賞とならなかったのは、所属する協栄ジムのいわゆる“毒入りオレンジ疑惑”の醜聞が流れた影響が大きかった」(スポーツ紙記者) 直接的に問題とされたのは同ジムの後輩、渡嘉敷勝男の試合に関してではあったが、具志堅の試合でも同様に試合前、対戦相手に下剤や筋弛緩剤を仕込んだ疑いは拭い切れなかった。 「もしジム側でそういう企てがあったとしても、本人は全く知らぬ中でのことに違いなく、実に残念ではあります」(同・記者) ただ、国民栄誉賞受賞となると、今のように気楽にテレビ出演というわけにもいかなかっただろう。 果たしてどちらが良かったか、人間万事塞翁が馬ということか。
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芸能ネタ 2015年06月12日 13時02分
視聴率低迷中のフジテレビ 2020年「東京オリンピック」までに大改革構想
11日、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、とんねるずの石橋貴明が、フジテレビの現状と将来の展望を明かした。 番組では、女芸人の悩みを解決する「石橋温泉」が放送。お笑いトリオ・森三中の黒沢かずこが、テレビ業界及びフジテレビへの不満を爆発させた。 黒沢の熱い想いが心に響いたのか、石橋は「今、フジテレビ大変な状況になってきてるんで、怒りを持ってでも変えないとフジテレビは良い形に確かにならないと思います」と真面目にコメント。そして、「ちょっとある人と話しましたけど、2020年の東京オリンピックまでには、なんとかフジテレビを変えようじゃないかと…」とフジテレビの大変革構想を明かした。 かつてフジテレビは、1982年から1993年までの間、ゴールデンタム、プライムタイム、全日の平均視聴率でキー局トップに輝き、12年間連続で「三冠王」を獲得。圧倒的な強さで、黄金時代を築き上げた。しかし、近年では日本テレビやテレビ朝日に大きく引き離されるなど、視聴率は低迷。さらにはテレビ東京にも惨敗するという不甲斐ない結果を残していた。2015年4月には異例の超大幅改編を実施したものの、それほど効果は得ていない。 最後に石橋は「僕もフジテレビにチャンスを貰ってこの世界に出てきたんで、何とかフジテレビに元気になってもらうように、黒沢さんとなんか番組を企画しましょう」と黒沢に手を差し伸べ、“フジテレビ復活”へ気持ちを入れていた。
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芸能ネタ 2015年06月12日 12時21分
とんねるず・石橋貴明 自身の引き際を激白「世間がNOって言ったら寿命」
11日放送のフジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、とんねるずの石橋貴明が、自身が芸能界を引退するケースについて明かした。 同番組では女性芸人の悩みを石橋が相談に乗りながら解決する「石橋温泉」が放送。オアシズ・大久保佳代子から「恋も仕事も不安だらけ」という悩みを受けた。 現在44歳の大久保が、「50歳までこれを続けていけるかどうかとか…」と打ち明けると、石橋は「6年なんてあっという間でしょ」とコメント。石橋の言葉に何となく腑に落ちていない大久保は「不安にならないですか? 5年後どうしてるんだろうとか、ないんですか?」と質問した。 すると、石橋は「(仕事が)無くなっちゃったら、無くなっちゃったでしょ。それは寿命でしょ。こっち側がやりたいとかというより、世間一般がNOって言ったら、それはその人の寿命でしょ」と自身の引き際を明かした。 さらに「やりたくてもやれないわけだから僕らの仕事は。来年かもしれないし、ひょっとしたら半年後かもしれないし、でもそれは寿命だから甘んじて受けるしかない」と語り、最後は静かに「ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べて引退するという。「そんなに才能を自分で感じていない方だから…」と客観的に自分を分析していた。
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芸能ネタ 2015年06月12日 12時18分
とんねるずの石橋 志村・さんま・たけしに敬意 「人としての幸せ犠牲にしてる」
11日放送のフジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、とんねるずの石橋貴明が、お笑いのために様々なモノを犠牲にしている大御所芸人に対して、敬意を表した。 同番組では女性芸人の悩みを石橋が相談に乗りながら解決する「石橋温泉」が放送。オアシズ・光浦靖子から仕事と恋愛の両立について、「仕事が多少ダウンしても、今恋愛いくのが正解なんですか?」と質問された。 石橋は「両方(仕事と恋愛)手に入らないものなんで」と前置きし、「志村さんとか、明石家さんまさんとか、たけしさんもそうだよね。ほぼほぼ、人としての幸せとかは犠牲にしてるでしょ。たけしさんなんか本当そうだもんね」と志村けん、明石家さんま、ビートたけしのお笑い業界のビックネームを挙げた。 さらに「そのぐらいなにかこう…『いらねぇよそんなもん』ってやってる人はやっぱり面白いよね」と敬意を表し、自身は悔しさを滲ませていた。
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芸能ネタ 2015年06月12日 12時00分
仁科仁美 母親の借金トラブルで起きていたパトカー出動騒動
この夏に出産予定のタレントの仁科仁美(30)と母親の仁科亜季子(62)が暮らす東京・港区の自宅に5月中旬パトカーが出動する騒ぎがあったことが関係者への取材で明らかになった。 仁美はかねてから交際中の『塚田農場』などの居酒屋チェーンを全国展開する実業家の米山久氏の子供を妊娠。米山氏が「認知もする。養育費も出すが、結婚はしない」と発言したことで仁美の実兄の克基が激怒。一時は出産トラブルに発展するのではと注目された。 「その後、仁美が自身のブログで“私たち二人はお互いの気持ち、考えを考慮した上で、籍は入れず、子供の事を第一に考え精一杯愛していこうと決めました”と綴ったことでトラブルは回避されたとみられていたんです」(芸能関係者) では、5月中旬のパトカー出動騒ぎの真相は何か。実は、仁科側から110番通報されたのは民族派団体『大日本新政會』のメンバーだった。 「5月21日昼間に我々が仁科の自宅を訪れたのは、母親の仁科が借りた1億円のうち4600万円がまだ未払いだからです。支払いを求める内容証明を送ってもなしのつぶてなんで、直接自宅に行ったわけです。チャイムを鳴らしても出てこないんで、しばらく待っているとパトカーが来た。駆け付けた警察官に事情を話したら民事不介入ということで帰って行きました」(大日本新政會関係者) 神戸に本拠を置く民族派団体『大日本新政會』は数年前から“芸能界のドン”と呼ばれる人物と暴力団の関係などを糾弾し続けている団体だが、同会のホームページ上では、仁科の素顔も暴露している。 「大日本新政會の笠岡和雄総裁は、仁科と松方弘樹の離婚騒動時に彼女の相談にのったのがきっかけで付き合いが始まったんです。克基の芸能界入りに一役買ったのも笠岡氏。一時、娘の仁美も自宅に預かっていたんです。離婚後、仁科は『K』という会社の社長に就任したんですが、経営は素人。赤字を補填するために笠岡氏から1億円を借り入れた。そのうちの6400万円だけ返済して残りは知らんぷりですよ」(在阪の芸能関係者) 「松方との離婚で仁科は“慰謝料は入りません”と潔かったが、既に松方からは取るものがなかった。仁科に残金返済をしてもらうため、仕方なく自宅を訪れたらパトカーを呼ばれてしまったという訳ですよ」(前出・大日本新政會関係者) その後、仁科サイドは弁護士を通じて「私はお飾りの社長だったから返済する義務はない」旨の通達をしてきたという。 「この後に及んでこの言い分。HPで仁科の仮面を剥いでいきますよ」(関係者) 新たな疑惑噴出か。
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その他 2015年06月12日 12時00分
【不朽の名作】エンタメ要素これでもかと詰め込んだ「二代目はクリスチャン」
映画のエンタメ的な要素をこれでもかと詰め込んだ「二代目はクリスチャン」 1985年公開の『二代目はクリスチャン』といえば、当時はつかこうへい原作・脚本で大きな注目を集めた。そして現在では、映画『パッチギ!』などで知られる井筒和幸監督作品としても有名だ。同作を含め、この時代の角川映画は、もはや語りつくされている感があるが、今だからこそあえて扱いたい。なぜなら、エンタメとしての映画の楽しさを、これでもかと教えてくれる作品だからだ。 そもそも、この作品、ヤクザを題材とした映画なのに、主役が至って普通の教会のシスターが、やがてヤクザの2代目を襲名するというかなり突飛な設定なのだ。いちいち設定に説明をつけようとすれば、無駄な話の多い、とても退屈な作品となってしまう確率が高い。そこでこの作品では、最低限必要な説明だけを、シーンの中に盛り込み、見る側が映像に集中できるような、娯楽作品として演出が光っている。 まず、この作品は1本の映画ではあるが、実は2部構成であることに注意して欲しい。前半は志穂美悦子演じる美人シスター・今日子、そして警察官で実家が仏教寺の神代と、ヤクザの天竜晴彦の三角関係をめぐるラブコメディーとなっている。しかし後半では打って変わり血で血を洗う完全なるヤクザ映画の展開が待っている。たとえばこの作品を連続ドラマでやったとしたら、前半5話くらいはコメディ展開、後半5話が主要キャラに死人続出の、鬱々とした暴力展開の連続となってしまう。たぶん、最初のコメディ展開を好きで見ていた人には「どうしてこうなった?」という疑問しか残らないと思う。しかし、この作品は、限られた時間で物語を伝えることが必要な映画であることを活かし、とにかく見る側が疑問を挟む余地のないほどの、すさまじい勢いでストーリーを展開させる。 前半は、晴彦と子分が今日子の気を引くために、必死にキリスト教を学ぶ姿や、そのことを他のヤクザや、警官の神代にバカにされるシーンなどのコメディ要素が、さりげない背後関係の説明と共にドタバタと展開される。そして視聴者は、前半のコメディノリに笑っている勢いのままに、気がつくと、今日子が結婚式で凶刃に倒れた夫の晴彦のかわりに、天竜組の2代目襲名をするシーンを見ることとなる。ここからヤクザ映画のノリが強くなるのだが、既に他の組との因縁の説明などは、コメディシーン中に済ませてあるため、大きな疑問もなく視聴者は次の展開に引き込まれる。むしろこの2代目襲名のシーンで、今日子の死んだ父親が、神戸の街を救った伝説の侠客だったことが他の組の親分衆から明かされ、その後のヤクザ映画展開がどうなるのかワクワクするほどに。 しかし、後半開始時のここで、この映画唯一とも言っていいタメが入る。今日子がシスターという聖職者であるため、始めは夫を殺した愛人や、その背後にある黒岩会を許そうとするのだ。子分たちもその教えを守り、「右の頬殴られたら左の頬を差し出せ」という聖書の教えそのままに、黒岩会の嫌がらせに耐えるが、黒岩会の行動がエスカレートし、子分たちが次々と凶弾に倒れ、命を散らしていく展開に。最終的に教会にもロケット砲が撃ち込まれ、めちゃくちゃになるが、キリスト像の後ろから父親が残した日本刀を発見し、さあ、復讐だと流れになる。 このタメのおかげで、我慢に我慢を重ねてブチギレた今日子に感情移入ができる。この後のカチコミでは、悲しみと共に、爽快感を覚えることだろう。カチコミ時の今日子を演じる志穂美の、「てめーら! 悔い改めてぇやつは十字を切りやがれ!」のセリフはかなり印象に残るはず。 あとこの作品、出演する役者たちの演技が素晴らしい。突飛な設定と強引な展開の数々に、普通なら胸焼けを起こしそうだが、それもアリな気にさせてくれるほど、キャラが立っているのだ。のんきなボンボンだが、締めるとこは締める、天竜晴彦を演じる岩城滉一。常に軽いノリでズルいが、情には脆い警官の神代を演じる柄本明。敬虔な修道女かと思いきや「私なんて抱かれた男、5人じゃ足りないわ」など、下世話な話を展開する、月丘夢路演じる、今日子の育て親であるマザー・ゴルガンなど、とにかく皆キャラが立っており。飽きさせない展開を提供してくれる。 そんなキャラのなかでも特に印象に残るのが、蟹江敬三演じる天竜組のまとめ役の磯村と、博徒の英二を演じる北大路欣也だ。蟹江の演技は前半のコメディでも光るが、それ以上に後半が凄い。今日子らをかばって倒れるまで、全て見せ場のシーンを、主役を喰う勢いで持って行ってしまう。北大路は、最初から終盤まで、この作品がヤクザ映画であることを確信させるかのように、極道の要素をセリフや動きの端々にこれでもかと見せつける。散り際は特に見どころだ。 個人的な意見だが、この映画には、映画の娯楽としての良さが集約されていると思う。人を楽しますには、まずノリが大事だと教えてくれる。どんな強引な設定だろうが、とりあえず深く考える暇を与えないほどの勢いがあり、役者の技量が高ければかなり面白くなるのだ。そう考えると、最近説明セリフを喋りすぎで、変な風に小難しくなっている邦画が多くなっていないだろうか?(斎藤雅道=毎週金曜日に掲載)
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アイドル 2015年06月12日 11時55分
乃木坂46・星野みなみがダイエット宣言!
「ダイエット宣言」とのタイトルで更新された同ブログで、「ダイエットしなきゃなんです ブログでみんなに言えば頑張れるはず!」と宣言した。ファンからは、「無理だけはしないようにね! 」「ダイエットしてもしなくてもみなみは可愛いよ」というものとともに、「一緒にがんばろ!!」というコメントも。 星野みなみといえば、かつて乃木坂46の冠番組でメンバーの西野七瀬から、「夜食の食べ過ぎでお腹ぽっこり出てるやろ。アイドルとしてどうやねん」と指摘されたり、生田絵梨花からは、デビュー時から太ったことを暴露され、自分から、「9キロ太った」と告白したこともあった。 また、別の番組で、自身の母親からの「アイドルとして足りないと思うところは?」とのアンケートで、「体重管理」と答えられていた。ちなみに、「他のメンバーよりも優れていると思うところは?」とのアンケートでは、父親から、「声がかわいい」と回答されていた。
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