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スポーツ 2015年10月31日 17時04分
北部九州との温度差ありすぎた日本シリーズ 関東地区ではさっぱり盛り上がらず…
常勝軍団・ソフトバンクと、14年ぶりにセ・リーグを制したヤクルトの戦力の差は歴然だった! 3軍を有し、膨大な補強費で有力選手をかき集め、貧乏球団の選手がうらやましくなるほどの高額年俸で、その流出を防ぐソフトバンクの強さは、もはや反則といってもいいほどだ。 両球団による日本シリーズは4勝1敗で、ソフトバンクが完勝し、2年連続日本一を成し遂げた。決戦の舞台が福岡ヤクオク!ドームに戻ることなく、神宮球場での第5戦であっさり決着した。 それにしても、ソフトバンクの地元・北部九州と、ヤクルトの地元・関東との温度差は大きかった。地上波での視聴率を見ると、第1戦(10月24日=TBS)が関東=9.3%、北部九州=29.9%。第2戦(25日=テレビ東京)が関東=7.3%、北部九州=24.4%。第3戦(27日=フジテレビ)が関東=9.4%、北部九州=24.4%。第4戦(28日=フジテレビ)が関東=12.5%、北部九州=31.7%。第5戦(29日=フジテレビ)が関東=12.3%、北部九州=35.5%。ソフトバンクの日本一が決まった第5戦に至っては、北部九州地区の視聴率は関東地区の約3倍だった。 昨年はソフトバンク対阪神のカードで、視聴率は北部九州地区の方が高かったが、阪神の地元・関西地区との差は、それほどなかった。関東地区では最高でも第1戦の11.8%で、低視聴率続きだった。 ヤクルトの系列局であるフジテレビは、ヤクルトが日本シリーズ進出を決めたCS(クライマックス・シリーズ)ファイナルステージ(対巨人)第4戦(17日)を地上波中継したが、その際の視聴率は12.4%(関東地区)。日本シリーズでは2連敗スタートするなど、終始ヤクルトが劣勢となったため、関東では最後まで盛り上がることなく、CSの視聴率とほとんど変わらず。 公式戦では1ケタ台が当たり前となった巨人戦の視聴率だが、こと日本シリーズとなると話は変わってくる。巨人が出場した12、13年は関東地区でも好視聴率を獲っていただけに、日本シリーズを中継するテレビ局側としては、やはり“巨人頼み”となりそうだ。(落合一郎)
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ミステリー 2015年10月31日 16時40分
「小人のミイラ」は実在した? 正体は宇宙人説もアリ
2014年4月に南米のアルゼンチンで撮影されたある動画が世界中で話題になっている。ある母親が台所で遊ぶ我が子の様子を撮影していた所、物陰から小さな「何か」が現れ、部屋の奥へと駆け抜けていった。 思わず鼠か何かかと思った母親は、カメラを回したまま駆け抜けていった何かを追っていったが、その時にはすでに影も形も無くなっていた。しかし、何かが消えたと思われるところには悪臭が立ち込めていたという。改めて母親がその生物の正体を確かめるべく、動画を再生してみたところ、なんとも見事なフォームで走り去る「小さな人間」にしか見えない生き物が写っていた…。 ちなみに、この動画に出てくる小人があまりにも綺麗なフォームで全力疾走しているため、CGや合成を疑う声もあったが、母親にはそういった動画を作成する技術がないこと、また 走り抜ける小人は戸口からの光に照らされ影がタイルに映っているのだが、この影や光の当たり方が自然なため、本当に動いている物体を捉えたとしか考えられない、という見方もある。 世界中を驚かせたこの動画だが、実はアルゼンチンをはじめ南米には昔から小人の伝説が数多く残っており、現代でも動画や写真、更には小人が実在したとしか思えないような「物証」まで発見されているのだ。 有名なものがアタカマ・ヒューマノイドだ。2003年にチリのアタカマ砂漠にて発見された体長15センチほどのミイラは、人間そっくりながらも異様に縦に長く伸びた頭に異様に細い体は、まるで宇宙人のミイラではないかと言われるほどだった。現在では研究の結果、胎児とほぼ同じサイズで生まれ、そのまま大きさが成長することなく数年生きたれっきとした人間であったことが判明している。これは突然変異の一種ではないかと見られている。 このアタカマ・ヒューマノイドに酷似した「小人のミイラ」は南米では時折出土することがあるようで、世界中の風習や奇習を調査、コレクションしていたアメリカの漫画家ロバート・リプリー氏もアタカマ砂漠近郊で同様の小人のミイラを発見、「アッタ・ボーイ」と名付け所有していたという(画像参照)。 このように、南米では昔から小人の伝説や物証ともいうべき物が多数存在している。 もしかすると、我々の前に本物の小人が姿を表す日もそう遠くはないのかも知れない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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社会 2015年10月31日 16時30分
泣くのは恥ずかしいことじゃない! 涙がもたらす健康効果とは
一般的に、男性は人前で涙を流すことをあまり良しとしません。感情をグッとこらえ、涙を我慢することが美徳であるという風潮があります。しかし、実は涙を流すことには様々な健康効果があるのです。 今回は、横浜の内科クリニックに勤務している小田切ヨシカズ医師に、涙の作用や健康効果についてお聞きしました。■涙の種類とメカニズム 「涙には、目を乾燥させないよう保護するために出る“基礎分泌”と、目にゴミが入ったり辛いものを食べたりしたときに出る“刺激性分泌”。感情の昂ぶりによって溢れてくる“情動性分泌”があります。 情動性分泌のメカニズムとしては、目や耳から入ってきた情報が大脳辺縁系にある扁桃体で“快”と“不快”なものに分けられます。扁桃体は視床下部と連携していて、そこから伸びる自律神経に作用し、涙腺が刺激されて涙が出ます」■涙に味の違いがある! 「嬉しさや喜びといった“快”の情動は、自律神経系の副交感神経を優位に働かせ、悔しさや怒りといった“不快”な情動は、交感神経を優位に働かせます。このため、2つの涙には成分に若干の違いが出ます。 悔しさや怒りによる涙にはナトリウムが多く含まれ、ややしょっぱく感じるのに対し、嬉しいときに流す涙はやや水っぽく感じます」■涙がストレスの軽減に! 「人間はストレスを感じると、副腎皮質から分泌される『コルチゾール』というホルモンの量が増加します。血糖値や血圧を安定させるのに必要なホルモンですが、分泌量が増加してしまうと、高血圧や糖尿病、脳への悪影響が懸念されます。 しかし、このコルチゾールは、涙とともに体外へと流出することが確認されています。するとストレスの軽減に繋がり、懸念される弊害も抑制されます。一時期“涙活”というのが流行りましたが、こうした涙の効果を狙ったものです」■歳を取ると涙もろくなるワケ 「歳とともに涙もろくなるとよく言われますが、そこにはいくつか説があります。まず、単に老化により、涙を排出するための器官が衰え、制御できなくなってしまうため。基礎分泌の時点で涙が溢れてしまうことも。 また、大脳の前頭葉における機能が低下することで、感情のコントロールが効かなくなるという説。もしくは、多くの経験を積んできたため、自分と重ね合わせる共感能力の発達によるものという説もあります」 最近では、パソコンやスマホなどの普及により、ブルーライトによる目への悪影響も取り沙汰されています。しっかりと涙を流して、目を乾燥から守りましょう。ストレス軽減によるアンチエイジング効果も見逃せませんね。【取材協力】小田切ヨシカズ湘南育ちのサーファー医師。ワークライフバランス重視の36歳。現在、横浜の内科クリニックに勤務中。
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芸能 2015年10月31日 16時25分
週刊裏読み芸能ニュース 10月24日から10月30日
■10月24日(土) 三代目・ELLYの初主演映画が初日 人気絶頂の三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEのパフォーマー、ELLYの初主演映画「TRASH/トラッシュ」の公開初日舞台挨拶が都内で。ELLYは「何よりお芝居することがどんどん好きになっていきました」と笑顔で撮影を振り返った。 「演技の方は“学芸会レベル”。EXILEもどんどんメンバーが俳優業に進出しているが、主演ドラマが大コケしたAKIRAのように“大ケガ”する前にやめておいた方が…」(映画関係者)■10月25日(日) サブちゃん愛馬がG1初勝利 競馬のGIレース・第76回菊花賞が京都競馬場で行われ、サブちゃんこと歌手の北島三郎が所有する5番人気のキタサンブラックが優勝。北島は馬主歴50年を超えるが、JRAのGI初制覇。レース後は、芝コースのお立ち台でヒット曲「まつり」を熱唱した。 「紅白の総合司会に名前があがる北島。やはり、北島がいないと紅白がしまらないだけに、NHKは何としてでも出した方が良さそうだ」(芸能記者) 近日中の司会発表が待たれる。■10月26日(月) 愛之助が結婚質問をスルー 藤原紀香との結婚報道で渦中の、歌舞伎俳優・片岡愛之助が東京・歌舞伎座で行われた東京国際映画祭のイベント「歌舞伎座スペシャルナイト」に登場。フォトセッション終了後、報道陣から「結婚は近いですか」などの質問が飛ぶも、笑顔を浮かべながら会場を後にした。 「顔は笑顔でも、周囲はピリピリムード。愛之助サイドの意向に沿わない記事を書いた一部メディアは取材NGだったという」(ワイドショー関係者) 何が気にくわなかったのかは謎だ。■10月27日(火) 相変わらず破天荒なビートたけし たけしが、都内で行われた西島秀俊主演映画「MOZU」の完成記念イベントに出席。開口一番「こんばんは、福山雅治です」とあいさつしたり、「(西島主演で自身が監督した映画の)『Dolls』から十何年、日本を代表する俳優になったのに、いまだに一銭もくれない」とブラックジョークをかますなどやりたい放題で場を盛り上げた。■10月28日(水) ラグビー・五郎丸があのポーズを披露せず W杯の活躍で一躍国民的ヒーローとなった五郎丸歩が都内で行われた映画のPRイベントに登場。ゴールを狙うキックの前に必ず行う“ルーティン・ポーズ”は披露しなかった。 「先日の日本シリーズの始球式でも披露せず。タレントじゃないので、無理強いすることができないが、呼べば集客効果大」(広告代理店関係者) 11月2日放送の「SMAP×SMAP」(フジテレビ)では、SMAPのメンバーとプレースキック対決を行ったというだけに、間違いなくポーズは披露しそうだ。■10月29日(木) 紀香が報道陣を一蹴 片岡愛之助との結婚報道で渦中の藤原紀香が、今週3回目の公の場となる、映画のPRイベントに登場。歌舞伎にひっかけて無茶ぶりな質問をした報道陣を、「あーん。むちゃぶり、なしよでお願いいたします」と笑顔で一蹴した。 ■10月30日(金) 壇蜜が実体験?を暴露 NHKの番組の会見に出席した壇蜜。「いい女」の条件を聞かれ、「ある程度男の口車に乗る人」と語りつつ「でも連帯保証人になっちゃ駄目」と笑った。 「このところ、橋本マナミにその座を脅かされている壇蜜。すでに裸もみせ、もはや出し尽くしただけに、何か“新ネタ”がほしいところ。これまで明かさなかったプライベートをどんどん明かすぐらいしかないが…」(テレビ関係者)
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スポーツ 2015年10月31日 16時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈世界戦連敗を止めた偉業〉
日本人の現役ボクシング世界王者は現在9人(今年10月時点。女子の7人を含めれば計16人)。よほどのマニアでなければ、その全員の名を挙げることはできないだろう。そんな近年の“王者ラッシュ”の一翼を担うのが、元WBC、WBA世界ミニマム級王者の大橋秀行(大橋ボクシングジム会長)だ。 大橋は現役引退後、自身のジムで川嶋勝重、八重樫東、現WBOスーパーフライ級の井上尚弥、10月22日に防衛戦を控えるWBA女子ミニマム級の宮尾綾香と、4人の世界王者を育てた名伯楽。同時に近年では、日本プロボクシング協会会長と同コミッション理事を務め、プロアマ協力体制での業界発展を主導してきた。 大橋がジム会長として、選手の育成だけでなく、世界王座獲りに至るまでのノウハウを確立できたのは、自身の経験に寄るところも大きいようだ。高校2年時のインターハイでモスキート級制覇。強打と絶妙のカウンター技術から、プロデビュー時には具志堅用高の“100年に1人”を越える“150年に1人の天才”のキャッチフレーズが冠せられた。 そんな周囲の期待に違わず、順調にプロとしてのキャリアを積んでいった大橋は、1986年、7戦目にしてWBC世界ライトフライ級王座に挑戦した。相手は最強とうたわれた“韓国の英雄”チャン・ジョング。だが、このときの試合場は敵地の韓国で、4万人の観客が王者に熱狂的な声援を送るアウェイの洗礼を受け、大橋はなすすべもなく5回TKOで敗れた。 '88年に今度は後楽園ホールで、同じチャンに挑むも計7度のダウンを奪われて8回TKO負け。それでも途中、ドンピシャのタイミングでカウンターの右を放ち、王者を大きくぐらつかせる場面もあって、次戦への期待を抱かせる内容ではあった。 そこで大橋は1階級下げる決断をする。 中学の頃から世界王者を目指し、軽量級で闘うために1日1食の生活を続け、健康に不安を抱く学校側から指導が入っても、「自分の夢のためにやっていることだ、邪魔するな」と、これを貫いてきた。 「そうやってギリギリでやってきた大橋が、さらにライトフライ級からミニマム級に下げるとなると、わずか1〜2キロのこととはいえ、もはや一般人には想像が及ばない領域です」(ボクシング記者) しかし、世界奪取は大橋自身の夢であると同時に、当時の日本ボクシング界、そしてファンの要請でもあった。 '88年に井岡弘樹が王座陥落してから1年以上、日本人世界王者の不在が続き、日本人による世界挑戦の失敗は、このとき連続21回にまで達していた。そんな中にあって、大橋は“最後の切り札”とまで期待を集めるまでになっていた。 自身だけでなく日本国民のためにも、どんなかたちであれ世界を獲る。その信念があったからこそ、過酷な減量に耐えられたという側面はあっただろう。 '90年2月7日、後楽園ホールに集まったファンは、主催者発表で3300人! 席数1403、収容最大人数2005人の会場に、消防法無視の大観衆が立錐の余地もないほど集結した。すべては世界王者誕生の瞬間に立ち会うためである。 対するWBC世界ミニマム級王者のチェ・ジュンファン(韓国)は、すでに37歳のベテランではあったが、井岡を倒したナパ・キャット・ワンチャイから王座を奪取しており、決して容易な相手ではない。 試合開始から8Rまでは両者互角の攻防が続く。だが9R、大橋の放った左ボディーブローが王者を捉えてダウンを奪う。辛うじて立ち上がった王者を、ボディーの追撃で再度キャンパスを這わせると、そのまま10カウントが数えられた。 「勝利の決まった瞬間から会場はバンザイの大合唱。隣同士で抱き合って泣いているファンもいたほどでした」(同) この勝利はもちろん、翌日の一般朝刊紙でも大々的に取り上げられた。そのため、いつも通り東横線に乗った大橋を乗客が幾重にも取り囲み、パニック状態となって電車がストップする騒ぎまで起きた。 大橋の劇的な勝利は、ラグビーW杯の日本代表にも似た歓喜のフィーバーを、国民全体にもたらしたのだった。
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芸能 2015年10月31日 15時43分
足立梨花、競馬の「差した」「抜いた」に興味津々
女優の足立梨花が30日、都内で行われたスマートフォン向け競走馬育成ゲーム「ダービーロード presented by みんなのKEIBA」の新CM発表会に競馬評論家の井崎脩五郎と出席した。 本ゲームにも秘書役で出演する足立はディープインパクトの勝負服で登場すると、「なかなか着る機会がないので恥ずかしいです」と照れ笑い。競馬との接点についても「馬自体には会ったことがあるんですけど、生で競走馬を見たことはまだないんです。普通の馬と全然違うと聞くので実際生で見てみたいです」とにっこり。 競馬自体はまだ勉強中だといい、特に競馬用語に悪戦苦闘。「『最後差した』っていうけど差したってなんだろうって思います。普通『抜いた』って言いますよね」とコメント。馬券も買ったことがないといい、「馬券のこと自体がわからないです。三連単ってなんですか」と井崎らを前に興味津々。 ゲームでは秘書として馬の配合理論の助言を行ったりするが、「勉強中のわたしがサポートするのもあれなんですけど、知っている人にもわかりやすく、知らない人にもこういうことだというのをわかってもらえるようサポートします」と改めて意気込み。 途中、スクリーンでG1騎手の安藤勝己や武豊、オリビエ・ペリエらも本ゲームにメッセージを送ったが、「わたし、競馬に詳しくないわたしでも武騎手の名前だけは知っています。わたしが育てた馬には武豊騎手にぜひ乗ってほしいです。武騎手に断られないように強い馬を育てたいです」と話していた。 新CMでは場末の喫茶店を舞台に、足立がスマホで競馬を分析する客に、井崎がマスターに扮して競馬ゲーム談義をするという内容。新CMは31日の深夜から放送される。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能 2015年10月31日 15時37分
ロバート秋山「新宿コズミックセンターは聖地!」
お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次が30日、新宿コズミックセンターでアルバム『オモクリ名曲全集 第二集 秋山竜次(ロバート)編』のリリース記念イベントを行った。 公共施設である同センターでなぜイベントを開催したのか、その理由を秋山はアルバムに収録されている「TOKAKUKA」という曲に、印象的にフレーズとして入っているからと説明。「さいたまスーパーアリーナや日本武道館からもオファーがありましたが全部断りました。新宿コズミックセンターにしか興味がない。なぜなら区がやってるから!」とファンに打ち明け、場内の笑いを誘っていた。さらに、本人の中では同会場は特別になっているようで、「渡辺美里さんの聖地が西武ドームなら、私はコズミックセンター!」と叫んだ。 「TOKAKUKA」の歌詞では他にも、東京芸術劇場、浅草公会堂、葛西臨海水族園など、様々な施設に対して秋山が「都か?」「区か?」と運営先を問うており、一部ネットでは“秋山が二重行政問題に切り込んだ”と噂されていた。しかしその噂を秋山は「母親が気にするタイプの人で…。よく『ここの施設の管理は区? 市?』って聞いてきて、ただ母ちゃんがいってただけ」とキッパリ否定。 また、MCからはNHKの紅白歌合戦からオファーが来た場合どうするのかという質問があったが「あれは“国”営放送だから断る」と宣言。他の収録曲の解説については演歌歌手の八代亜紀とデュエットした「おいら土下座の半三郎」に言及し、「土下座して、一発やらせてくださいという曲なんですが、八代さんは『なんか変な曲ね』といいながら、引き受けてくれました」と解説した。 会場では、「TOKAKUKA」をライブで熱唱。本来はこの1曲のみの限定ライブの予定だったが、勢いに乗った秋山は、大きな音がしなければ、この会場でも大丈夫だと他にアルバム収録曲の「願い」も披露した。 なお、今後も秋山は「あきる野ルピア」、「都立秋留台公園」、「福岡市役所ふれあい広場」など、地方自治体が運営する施設を中心にツアーをする予定とのこと。ちなみに、このツアーには地方自治体の施設ではない、“民間”の「イオンモール幕張新都心」がふくまれていたが、その理由を秋山は「さすがに(アルバムのPRとして)入れないと怒られるので」と説明し、爆笑を誘っていた。(斎藤雅道)
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アイドル 2015年10月31日 15時33分
AKB48 職業コスプレでハロウィンイベントに乱入
AKB48の指原莉乃、渡辺麻友、柏木由紀、横山由依、松井珠理奈、渡辺美優紀が30日、都内で行われたサマンサタバサ ハロウィンイベントにサプライズで登場し、「ハロウィン・ナイト」を披露した。 サマンサタバサのスタッフのみが参加する内輪のパーティーにAKB48メンバーが突然の乱入。500人のサマンサタバサスタッフからは大歓声が湧き上がり、指原は議員風、渡辺麻友はウェイトレス、柏木はキャバ嬢、横山はCA、松井は宝塚風、渡辺美優紀はバレリーナ風のコスチュームでサマンサタバサスタッフ500人と共に「ハロウィン・ナイト」を歌い踊った。 指原は「むちゃくちゃ盛り上がりました。以前サマンサタバサさんのCMに出た事があります。できればもう一回出演したいですね」と猛アピール。(アミーゴ・タケ)
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社会 2015年10月31日 14時00分
達人政治家の処世の極意 第二十三回「吉田茂」
GHQの幹部を相手とせず、マッカーサーとの直談判がなかったら現在の日本はなかった。 個性の強さからくる「ワンマン」の異名の一方で、戦後の日本再興へのレールを敷いたのが吉田茂元首相であった。第2次大戦の敗戦で荒廃した占領時代に、国民を飢餓から救うため経済復興に尽力、独立と国際社会への復帰を築いた吉田は、一方で批判の声はあるものの戦後宰相の中で第一人者であることは認めざるを得ない。 戦後間もなくの昭和21年5月、外交官だった吉田に、旧憲法下、天皇の大命が下り、第1次吉田内閣を発足させた。時に67歳、外交官一筋で政治経験ゼロだった吉田は、この内閣でまず大きく3つの使命を果たしてみせた。1つは新憲法制定の議決、2つは民主化を進めるための大地主の権利縮小、対して小作農民の権利拡大という農地改革法の成立、3つは食糧危機への対応のためGHQ(連合国軍総司令部)を説得しての小麦の緊急輸入であった。 2つ目の農地改革は、その後の保守政治の核となっていった点で特筆に値した。すなわち、農村部がその後の保守勢力の票田となり、一方の都市部の労働者が革新勢力を支えるという構図がこの時期つくられたということである。 そうした中で、吉田のリーダーシップが発揮されたのは、新憲法施行前の改正選挙法での初の総選挙で、衆院の議席を得た後の第2次吉田内閣からであった。ここで、吉田は政治生命を賭けた。大戦後の講和条約を参戦国すべてと「全面講和」を結ぶか、個々の国々と「単独講和」を結ぶかであった。対日賠償など各国の要求条項が異なり、その後の国際関係の中での日本の在り方などをにらめば、極めて難しい決断の場であった。 吉田は講和とはあくまで戦勝国と敗戦国の間で個々に結ぶものとして、最終的に「単独講和」を決断した。ここで吉田一流の交渉術の決め手、すなわち「当事者能力のある者と交渉する」が全開したのだった。当事者能力のない者といくら交渉しても、しょせんは“小田原評定”に陥ることを読み切っていたのである。それが、表記の言葉になっている。吉田はGHQで当事者能力ある人物をGHQ最高司令長官のマッカーサー元帥1人に定め、他の幹部との交渉は一切断ったということだった。 こうしたマッカーサーとの交渉は、直接折衝としての会談75回、書面でのそれは131通にも上った。 結果、昭和26年9月8日、吉田は米サンフランシスコで48カ国との「単独講和」条約の調印にこぎ着けた。 ちなみに、吉田はそれまで米ソ冷戦時代に入ったことで、日本を極東の防壁としたい米国の強い再軍備要求を受け「戦力なき軍隊」として警察予備隊、海上保安庁、保安隊の設置でお茶を濁してきた。だが、昭和25年6月に勃発した朝鮮戦争で米側の再軍備要求がさらに強まったため、やむなく日米軍事同盟としての日米安保条約も講和条約の場で同時に調印している。この安保条約も、巧みな呼吸合わせで当事者能力を持つダレス国防長官に絞った形で交渉、ギリギリの落着で手を打ったのだった。講和条約調印まで好物の葉巻を断っていた吉田は、調印直後に米側から贈られた高級葉巻一箱の封を切り、その夜、なんともうまそうに“解禁”の1本をくゆらせた。 その吉田は委員会審議のさなか「生意気なことを言うな」「無礼者、バカヤロー…」などと何とも傍若無人、強気の発言で政権運営を行ったが、この「バカヤロー」がたたって解散に追い込まれた。結果は敗北。かろうじて第5次内閣を組閣したものの7年2カ月の長期政権にピリオドを打ち退陣、政界引退を余儀なくされた。5次にわたった吉田内閣の閣僚数はじつに104人。わが国政治史上最多の大臣“大量製造”であった。一方で人も育て、「吉田学校」の名の下にその後のわが国をけん引した池田勇人、佐藤栄作、田中角栄といった人材を輩出させている。 引退後の吉田は相変わらず生臭く、元気そのものであった。敷地1万1千坪、その名も人を食った『海千山千楼』と命名した神奈川県大磯の邸宅で、夫人を亡くした後、吉田の身の回りの世話を続けてきた元新橋芸者の名妓「小りん」と生活を共にした。また、政界への影響力も保持し、政変のたびに自民党の実力者が次々と足を運び、これは「大磯詣で」とも言われた。昭和42年10月20日、心筋梗塞のため89歳で死去。戦後初の国葬が行われた。 交渉事はすべからく、当事者能力のある者は誰かという見極めで成否が分かれる。リーダーはその“眼力”を磨けと、吉田は教えている。=敬称略=■吉田茂=第45、48、49、50、51代内閣総理大臣。東久邇宮内閣、幣原喜重郎内閣の外相などを歴任。戦後の混乱期にあった日本を盛り立て、再興の礎を築く。その風貌から「和製チャーチル」とも呼ばれた。小林吉弥(こばやしきちや) 永田町取材歴46年のベテラン政治評論家。この間、佐藤栄作内閣以降の大物議員に多数接触する一方、抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書多数。
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その他 2015年10月31日 12時00分
【不朽の名作】サラリーマンの痛快な逆転劇が魅力! 「集団左遷」
バブル崩壊直後、いち早く損害を受けだしたのは不動産業だった。この頃からニュースなどで、「リストラ」といった文字が踊りだし、終身雇用の終焉が叫ばれた。今回紹介する1994年公開の「集団左遷」はそんなバブル崩壊後のリストラに立ち向かう作品となっている。 内容としては、企業ドラマモノの映画で、リストラの名の下に行われる会社の理不尽な仕打ちに対し、自らの意地と誇りをかけ立ち向かっていく、サラリーマンたちの姿を描くというもの。大量の不良物件と余剰人員を抱える太陽建設は、「特販部」という大層な名前の左遷部署を創設して、無茶な営業利益を命令し、柴田恭兵演じる滝川晃司や、中村敦夫演じる篠田洋など、以前に上司と問題があったり、無気力社員と断定された者達を退職に追い込もうとする。しかし、そこで問題社員たちが自分の働き方見つめなおし再起をはかる。この逆転劇が本作の見どころとなっている。 ストーリー前半は、滝川などの他企業からのヘッドハンティング組と、生え抜き社員組との衝突や、和解してからの奮闘を描く。とても単純な構成で、まるで団体競技の弱小校を強豪校にするような、スポ魂展開で進んでいく。後半は、度重なる妨害にもくじけない、左遷社員たちの戦いを描く。この後半の展開は、左遷社員たちが、困難に断つ向かうヒロイックな存在となっており、これまた、単純で非常にわかりやすい。最終的には決算報告会での逆転劇に向かっていくのだが、この脇道にそれず一本道に目標に進んでいく展開が本作の娯楽性の高さとなっている。 悪く言えば規定路線から外れない、「お約束」の詰まった作品ではあるが、だからこそ、こういった作品は価値があるのだ。最近ではドラマ『半沢直樹』などで、虐げられた企業戦士の逆襲というのが評価を得ている。なぜこういった作品が評価をウケるかと言えば、おそらく、これまで苦渋を舐めさせられてきた人々が、公然と立ち向かい、嫌な上司を痛快に倒すからだろう。普段言えないことを、架空の人物であっても代弁してもらえれば心はスカッとするものだ。今回の作品もそのジャンルと同じだと言って間違いない。 しかし、この作品の公開は94年と、『半沢直樹』の20年以上も前に、この結論に到達していることに注目して欲しい。同時期の企業モノといえば織田裕二主演で94年放送のテレビドラマ『お金がない!』などもあったが、こちらは、企業での痛快なサクセスストーリーがメインとなっている。そう考えると、まだ世間では、今ほど不況の閉塞感もなかったと言えよう。その時点で、これほど過酷な状況での逆転劇を題材としたのが、この作品を価値あるものとしている。 このジャンルで重要なのが、軟派な恋愛劇など入れている暇はないと言わんばかりの、徹底的なお上との対決姿勢と、困難に、知恵と体力を振り絞って向かっていく汗臭さだが、若干知恵の部分は足りないかもしれないが、概ねこの作品でもよく表現できている。 また、こういった企業を題材とした作品を作る際は、会議などで、多数の役職や、専門用語などが入り混じり、混乱する場合が多いので、わかりやすい役どころというのが必要となってくる。それは単純に「こいつが悪いヤツだ!」と感じられるような、テンプレートな悪役の存在だ。 この作品では、津川雅彦演じる横山輝生副社長がその役割を担っている。それはもうやり過ぎだという位に、本来副社長には取るに足らない存在であるはずの特販部の左遷社員に、ムキになって妨害工作を入れてくる。裏工作で、特販部の取ってきた契約を反故にするなどもちろん、時にはヤクザを雇っての物件破壊。さらには、弱みを握った特販部社員を利用しての物件への放火行為など、もうやりたい放題だ。次期社長のイスがかかっているとはいえ、自社の物件を破壊するなど、これはもはや異常な領域だ。津川もこの狂気の副社長になりきっており、滝川や篠田に、強烈な憎悪をぶつけてくる。この効果は絶大で、現代劇でありながら、時代劇のような勧善懲悪劇パターンに近い印象を受け、建設業界の事情をわからずとも、すんなりと話の展開についていけてしまう。 あと、この作品はバブル崩壊の影響が出始めの頃に制作された映画なので、今では別の部分も見どころになっている。リストラされる側の社員の退職金が数千万単位で「おお、すげえ、まだ金あったんだな」などと感じることもあるかも。他にも「自分たちで仕事をしたい。仕事に対して誇りを取り戻したいんです!」という滝川の言葉なども、派遣社員が多い現在の状況や、ブラック企業問題が顕著の現在ではそう簡単に言えない言葉だろう。あと、バブル崩壊後、余剰の土地となった場所にヘリコプターを飛ばして見に行くシーンなども、今となっては浮世離れした描写に映るはずだ。 他にも、伊東四朗演じる電気量販店社長の現金即金払い主義で札束を持ち歩いている設定などが、当時度々テレビに出演していた、城南電機の宮路年雄社長のようで、当時を知っている人は、思わずニヤリとしてしまうだろう。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)