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スポーツ 2009年08月12日 15時00分
新日本プロレス 「痛っ」永田 それでも胸張る「ナゼ」
新日本プロレス「G1クライマックス」(16日、東京・両国国技館大会で決勝)のBブロック永田裕志が11日、予選リーグ5日目の東京・後楽園ホール大会で中西学と第三世代対決でG1初黒星を喫したが、敗戦後は「G1の星より大きなもの、俺たちが生きている軌跡を残した」と意味深発言。そこには第三世代の葛藤から会社への不満…世間では中間管理職に位置する“新日アラフォー戦士”のやり場のない思いが込められていた。 負けてなお永田から中年の意地を見た。 強烈な逆水平チョップに悶絶しながらも「このゴリラッ!」と気合を入れてのミドルキックで突破口を開き、ドライブスクリューやマジックスクリューで圧倒。雪崩式エクスプロイダー、こん身のバックドロップホールドでたたみ掛けた。 だが、このチャンスをキックアウトされると、猛攻実らず逆に大☆中西ジャーマン一閃で3カウントを献上。試合後はリング上で再戦を約束。 開幕前から「中西と同じブロック」と口にして盟友との一騎打ちを心待ちにしていた。ここまで2勝1分けで無敗ロードを築いてきたものの、結果的には後半戦の初戦となる第三世代対決を落として決勝進出に足踏みした。とはいえ、永田にとってこの闘いだけはハナから勝ち負け以上に特別なものだった。 「きょうはG1の星取勘定、G1なんてちっぽけなことより大きな足跡を残した。俺たち第三世代といわれるヤツが生きている軌跡を残せたことの充実感がデケェや」。盟友との名勝負で超満員1900人の立ち見客であふれる聖地・後楽園を揺らしたこと。それこそが永田だ。 メーンで第三世代の存在価値を証明した一方、日ごろハラに溜め込んでいる思いも漏らした。「たぶん周りは中西ってものをこんなに強いとは思ってない。まあ軽く見てんだよ。このカードは4年ぶり。ある意味ないがしろにされていたカード。でも俺たちは地方の片隅でいつもタッグでこういう試合してんだよ。俺たちをナメんなよ。腐っても第三世代、腐っても永田裕志、中西学…」 今夏のG1でも同世代の中西や天山広吉がそれぞれ苦戦を強いられる中、永田が発した第三世代の心の叫び。IWGPヘビー級王者の棚橋弘至や後藤洋央紀ら新世代がマットのど真ん中をかっ歩している一方、決してまだ彼らの熱も冷めていない。谷間の世代と称される男たちの逆襲に期待がかかる。◎田中将斗 首位キープ Aブロックは3連勝の田中将斗がジャイアント・バーナードと対戦。場外乱戦の中、両者リングアウトに終わり、勝ち点7で首位をキープした。矢野通は大森隆男を下して2勝目を上げた。 まだ1得点で崖っぷちに立たされる真壁刀義は、TAJIRIのグリーンミスト攻撃により反則勝ち。勝ち方に不満はあれ得点を3に伸ばした。 一方のBブロックは、後藤洋央紀が右肩を負傷のため攻撃力が半減する天山広吉を昇天で撃破。 杉浦貴は飯塚高史に流血に追い込まれるが、ジャーマンスープレックスで形勢逆転で勝ちを拾った。
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スポーツ 2009年08月12日 15時00分
ボクシング 西岡 鉄拳スピードで勝負
ボクシングダブル世界タイトルマッチ(10月10日、国立代々木競技場第二体育館)の対戦カード発表が11日、都内のホテルで行われた。WBCスーパーバンタム級王者の“スピードキング”西岡利晃は、2階級制覇を狙うメキシコの強豪イバン・エルナンデスとのV3戦が決定した。 5月にアウェーのメキシコで24年ぶりとなる日本人の海外防衛に成功した西岡。この日の会見では、WBAスーパーフェザー級王者の“ゴールデンボーイ”ホルヘ・リナレス(VSファン・カルロス・サルガド)とともにW世界戦に臨む。 前回のV2戦で評価を上げたこともあり、今回は自信満々。「勝つことは確信しています。(前回の)ジョニー・ゴンザレス以上のインパクトを見せて勝ちたい」とサラリと言ってのけた。 余裕のKO宣言が飛び出したが相手も元WB0スーパーフライ級王者、ひと筋縄ではいかない。帝拳ジムの浜田剛史代表は「スピード勝負、駆け引き勝負、…どういう場面になっても対応できるような戦いをしないといけない。ちょっとでもスピードが落ちたらやられますね。一瞬のスキをついてきますから」と警告する。 プロボクサーの鉄拳パンチは、コンマ何秒での攻防が勝負の運命を左右する。それだけにさらなるスピードの持続が要求されるという。メキシカンとのスピード対決の様相を呈してきた西岡。高速カウンターで3連続KO勝利を狙う。
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スポーツ 2009年08月12日 15時00分
リアルジャパン 初代虎 引退かけ高山と対決
リアルジャパンプロレスが11日、都内の興義館で会見を開き、9・11後楽園ホール『BREAK OUT』のメーンで初代タイガーVS高山のシングル対決を発表した。初代タイガーは、高山が三冠王者に君臨するいまだからこそ、一騎打ちを切望。「日本のレスラーの中でも絶頂期にある高山選手とやって、通じないようであれば進退を考えたい」との覚悟を示す。 初代タイガーが、現行のトップファイターに挑むのは、自身が掲げるプロレス復興というテーマのためでもある。 戦いを通じて「いまのプロレスは間違った路線に行っている。派手な部分に目がいきがちだけど、それらは厳しい練習で培った基礎があってのこと。自分がやってきた、その魂だけは残したい」という。 一方、高山は進退を賭ける初代タイガーに対して「全力で応えたい」と発言。また、IGFマットでの藤波辰爾戦、藤原喜明戦を見るにつけ「子供の頃に見ていた、全盛期に近い動きをしていた」と警戒した。 初代タイガーの現在の体重は100キロ。高山戦までに、ベストコンディションだったスーパー・タイガー時代の96キロまで体を絞るため、北海道で1週間の合宿に入る。
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スポーツ 2009年08月12日 15時00分
K-1 西島洋介 鉄拳に頼って負けた
「K-1 WORLD GP2009 IN TOKYO」が11日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われ、K-1ヘビー級王者の京太郎がKO勝ちする一方、西島洋介はKO負け。期待の日本人ヘビー級戦士の明暗がクッキリと分かれた。 この日、ヤン・ソウクップと対戦した京太郎。序盤から距離をとって相手の攻撃を封じると2Rの終盤に右フックを交わして、右のショートでダウンを奪った。これで完全にペースを握ると、3Rに勝負を仕掛け、相手がワンツーを打ち込んできたところにカウンターの右クロスを叩き込み、勝負を決めた。 リングネームを前田慶次郎から京太郎に改名後、初の試合で完勝。「これで(GP)開幕戦に出る資格はあると思う」と自信をみなぎらせた。 一方、キックを捨てパンチのみで勝負に出た西島には厳しい現実が待ち受けていた。 “アラフォー戦士”ピーター・アーツの左右のローキックで徹底的に下半身を狙われ、パンチの間合いに持ち込むことが出来ない西島。近づいたかと思うと、ヒザ蹴りで潰されてしまう。 3Rに入ると、下半身への集中砲火でガードが甘くなったところに左ハイキックを被弾し、ダウン。最後は右ローキックで力尽きた。 ホロ苦いK-1デビューとなった西島は「懐が深くて遠いところから蹴りが飛んできました。手が出せませんでした」と完敗を認めた。 試合後、谷川貞治イベントプロデューサーからは「やっぱりボクシングだけでは勝てないので、K-1を覚えてきてほしいっていうのは切なる願い」と勧告を受けた。
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トレンド 2009年08月12日 15時00分
高橋四丁目の居酒屋万歩計 「サントリーラウンジ イーグル」新宿区歌舞伎町
JR新宿駅東口から徒歩330歩 プロバーテンダーの満面の笑みに迎えられれば、こちらも腹をくくってプロの客にならざるをえない。そういう暗黙の了解が、この店では階段下のちいさな踊り場で取り結ばれ、目に見えぬ強制力としてはたらいている。バーというステージで、客という役を振られて演じるのがいやならば、どこか別なところで飲むのがよろしかろうというわけである。鄙(ひな)にあらざる新宿の、その駅前裏でお店を張るということは、そういうことかと思いを致した。 バックバーには、“店にはみ出たピラミッドの裾”のような石塊が突き出ていて、とりあえずの話題には困らない。ビル自体が、これら巨大礎石を埋め込みながら、建設していったものらしい。同じ設計家による、趣向のよく似た建物が3軒、なぜか池袋西口に偏在していたと聞く。西口サントリーバー、沖縄酒房珊瑚、喫茶店居郷留(オルゴール)であるが、そのいずれもが現在は廃業。巨大な礎石は墓石になっているかもしれない。 ローズウッドのカウンターの中央に案内されると、強烈な既視感に襲われた。わたしはアメリカの現代画家エドワード・ホッパーの絵画「ナイトホークス(NIGHT HAWKS)」の世界にいるのだった。ナイトホークとは、アメリカヨタカのこと。広義には、宵っ張り、一匹狼をあらわす。ヴィム・ヴェンダース監督の「エンド・オブ・バイオレンス」という映画が、絵画版「ナイトホークス」を、実写版「ナイトホークス」に仕立て上げてくれたことがある。ヴェンダース監督の「世界全体はこう動いているが、きみはどうする」という問いかけが、聞こえているのかいないのか、カウンターの男の背中が力無い。わたしがなっていたのはその男である。 バランタインとティーチャーズがサービス価格(200円)だったので、計3杯を炭酸割りでいただく。仕上げに北杜12年(500円)を1杯。これはとても好きな味だった。尋ねたら、キックの強いサントリーの白州をベースにしたブレンドウイスキーということだった。説明は丁寧だった。一人なのでつまみは薬膳ナッツをお願いすると、大きいからハーフサイズ(330円)でいかがかと提案された。提案は理に叶っていた。サービス料は10%。消費税は内税。合計金額は1573円。これでいい客になれなければ、ピラミッドの裾に頭をぶつけたほうがいい。後日、一人ではないときに、お店の自慢のメニューである霜降りビーフや、洋風カニミソバターをいただいたが、味盛り付けともとても結構なものだった。げんに6、7人で談論風発、食事を兼ねて長居する方々も多く見受けられた。知っている人は知っているお店らしいが、知らない人も知ったほうがいい、そんなバーである。予算1600円。東京都新宿区新宿3-24-11 セキネビルB1&2
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レジャー 2009年08月12日 15時00分
クイーンS追い切り レインダンス一発ムード
3歳時には秋華賞でダイワスカーレットの0秒2差2着、ウォッカ(3着)には先着を果たしたレインダンスに復調ムードが漂っている。 前走・マーメイドSでは直線で伸びを欠き、見せ場のないまま16着と惨敗。「前走の敗因がサッパリわからない。有力どころも伸びを欠いていたので、馬場が影響したのかも」と宮調教師も首をひねる内容だった。 巻き返しを期し、陣営はいったん放牧に出すことを決意。その効果は絶大で、「1回崩れるとなかなか(状態が)戻らない馬だけど、今回は1度走っただけですぐに放牧に出したから、心身ともに良くなった。順調に乗り込んできたので、仕上がりも申し分ない」という。 今年に入ってからもGIII・京都牝馬Sで0秒2差2着しているように、5歳になっても衰えは感じられない。「ケイコで走っても競馬にいってサッパリのときもあるし、気性的にアテにしづらい面があるのは確か。ただ、能力はこのメンバーなら上位。デキもいいから、何とか巻き返してほしい」。指揮官が復活に懸ける思いは熱い。 1800メートルは鳴尾記念、中山牝馬SのGIIIで2着しているのをはじめ、2勝を挙げる適距離。実力馬が秋に向けて華麗に舞う。 【最終追いVTR】札幌のダートで併せ馬で追われ、5F66秒9、上がり3F38秒9→12秒5(馬なり)をマーク。前半はやや引っ掛かり気味だったため、最後は併走馬に半馬身遅れたが、もともとケイコ駆けしないタイプ。気合い乗り、馬体とも上々で、力を出せる状態にある。
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レジャー 2009年08月12日 15時00分
北九州記念追い切り カノヤザクラが万全
現在、同じ5歳牝馬でスリープレスナイト、カノヤザクラというスプリント界の2枚看板をようする橋口厩舎。当然、その使い分けも指揮官の腕の見せどころとなる。 昨年はこの北九州記念にスリープレスナイト、そしてセントウルSにカノヤザクラを送り込んだ。しかし、今年は逆でカノヤを北九州記念に、スリーをセントウルSへ出走させる。その理由を橋口調教師はこう説明する。 「アイビスSDが着差以上に強いレースだった。特に不安だったスタートが、うまくいったのは大きいね。あれならコーナーがあってもマイナスにはならないから」 それまではゲートの出が悪く、後方からのレースが続いた。広い新潟、東京、阪神なら差し届くものの、小回りでは致命傷にもなりかねない。そのために直線の長いコースを中心に使われてきた。 それが一転して、2年ぶりの小倉参戦。それも5歳を迎えて、さらに充実度を増したカノヤザクラへの信頼の表れだ。当然、実質的なトップハンデともいえる牝馬の56キロに対しても自信満々だ。 「55キロで重賞を勝っているので、1キロ増量は仕方ない。馬格もあるので大丈夫だよ」 今回はサマースプリントシリーズの3戦目。現在は函館スプリントSを制したグランプリエンゼルと10ポイントで並んでいるが、ここを勝てば合計20ポイント。シリーズ連覇に大きく前進する。 「メンバーを見渡しても力は上位だし、普通に競馬をすれば何とかなる感じだね。運に恵まれる必要もないよ」 昨年以上に成熟した夏女が今年は小倉で弾ける。 【最終追いVTR】いつものように坂路で追われ、4F50秒8(一杯)の好タイムをマークした。前半から積極的に飛ばしていったこともあって、ラストは脚が上がり気味となり、3Fからは38秒2→26秒2→13秒6。それでも何とか踏ん張った。体調は引き続きいい。
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レジャー 2009年08月12日 15時00分
ブエナビスタ1週前追い
23日の「札幌記念」(GII、札幌芝2000メートル)に出走を予定している牝馬2冠馬ブエナビスタ(牝3歳、栗東・松田博厩舎)が12日、札幌競馬場で1週前の追い切りを行った。 単走で追われ、ダートコースで6F79秒7→65秒1→50秒9→38秒1→12秒4(直線追う)をマーク。反応、伸びとも申し分なく、軽快なフットワークでゴール板を駆け抜けた。馬体に太め感もなく、臨戦態勢は整っている。
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レジャー 2009年08月12日 15時00分
ブラックエンブレム引退
クイーンSに出走を予定していた昨年の秋華賞馬ブラックエンブレム(牝4歳、美浦・小島茂厩舎)は12日の追い切り終了後に鼻出血を発症したため、同レースを回避、このまま引退する見込みとなった。
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芸能 2009年08月12日 15時00分
恋にあこがれている川島海荷
女優の川島海荷(15)が11日、都内で初主演映画「携帯彼氏」(10月24日公開、船曳真珠監督)の完成発表記者会見とヒット祈願を行った。 川島は共演の朝倉あき、石黒英雄と劇中で使用した高校の制服姿で登場。「カルピスウォーター」の10代目イメージキャラクターとしてフレッシュな魅力をお茶の間に振りまく川島だが、この日も「主演はうれしかったけど不安とプレッシャーの方が大きかった。でも、今の自分に出来ることを頑張ろうと思いました」と初々しく語った。 映画は人気携帯小説が原作で、携帯の恋愛ゲームをダウンロードした人間が次々に怪死するというホラーサスペンス。「自分の怖いもの、ゴキブリとかを想像したり、監督が作った『怖い顔集』のDVDで勉強しました」と“恐怖”の表情を体当たりで演じている。 また、初ラブシーンは「緊張しないように先輩へのあこがれを出すようにしました」と話したが、朝倉に「かわいくできてる」と言われ、「恥ずかしい」と大照れ。今春から高校生になり「学校生活でも友達と恋の話をしているし、あこがれる」と話した。