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社会 2009年08月19日 15時00分
神奈川2区、民主・三村氏「広末のいとこ」封印
民主党の鳩山由紀夫代表は18日午後、神奈川2区の応援演説に駆けつけた。同区では女優・広末涼子(29)のいとこ、三村和也氏(33=民主)が出馬。ライバルは5選を目指す前職の菅義偉氏(60=自民)で、選挙にはめっぽう強いと評判だ。 しかし、この政権交代ムードは三村氏にも追い風。横浜駅に立った鳩山代表に、観衆は「総理、総理」と呼びかける気の早さ。その一方で「高そうなスーツ着てやがんなぁ」とのやっかみも聞こえてきた。三村氏は「5歳の子供の今後を考え立候補しました」と子育てや年金改革を訴えた。 三村氏と広末の関係は長く、芸能活動のため上京してきた広末は高校3年間三村氏の家に暮らし、東大卒の三村氏は広末の家庭教師でもあった。三村氏のホームページでは、講演会のゲストに広末を呼んだことに「さすがオスカー女優(笑)。すごいぜ、涼子」との書き込みがあり、仲の良さを物語る。 5年前までの国民的アイドルを猛プッシュしたアピールが出てくるのかと思いきや、この日は完全封印。代わりに「街頭演説で靴底をすり減らし過ぎて、今ではもうスニーカーを履いてます」と街宣車から足をあげてナイキのシューズを見せるパフォーマンス。スーツには不似合いなスニーカーで泥臭さをアピールした。 同選挙区にはほかに高山修氏(53=共産)が出馬している。
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トレンド 2009年08月19日 15時00分
高橋四丁目の居酒屋万歩計「やまだや」
東京メトロ日比谷線、築地駅から徒歩860歩。 世襲制の是非をめぐって、かまびすしい政治の世界である。是に決まっているので、躊躇(ちゅうちょ)なく寿(ことほ)ぎ祝う歌舞伎の世界である。少し前になるが、「週刊現代」誌に好評連載中の「その人 独身?」の酒井順子さん(エッセイスト)がうまい。麻生太郎氏は「母方の大名跡『三代目 吉田茂』」を名乗ればよいし、安倍晋三氏は「『三代目 安倍寛』と言われてもあまりピンとこないでしょうから、母方の祖父の名前を襲名して『三代目 岸信介』ではどうか」と、世襲制賛否のボールを外野にきれいに打ち返してうならせる。この方は、小中高の12年間を立教女学院というプロテスタント系の女子学園で過ごし、高校時代から文才を買われて、早くから「オリーブ」などのコラムニストとして活躍したお人。立教大学在学中に「お年頃 -乙女の開花前線-」(主婦の友社刊)なるものも上梓している。赤とピンクに彩られた、この本の初版を持っているわたしは、いっかな衰えをみせない、どころか最近冴えに冴え渡るその筆致に拍手を惜しまないものであります。 さて、取材時、まだ梅雨のころ、歌舞伎座の呼び物は、四代目松本金太郎初舞台である高麗屋三代揃い踏みの「門出祝寿連獅子(かどんでいおうことぶきれんじし)」。歌舞伎の観劇体験を「歴」と称する。「70歳 歴65年」と自己紹介して「歌舞伎座掌本」に投稿している国分寺市のK子さんは5歳から観続けているわけで、高麗屋でいえば曽祖父白鴎、祖父幸四郎、父染五郎、金太郎と、もしかすれば自分の家族よりも完璧な家族を目撃していらっしゃったのかもしれない。幸四郎丈の「金太郎が一人前になるまで、どうかお客様にもがんばっていただき」という笑いをとるはずの口上に、おばさまがたがまんざらでもない表情でうなずいていらしたのが、男のわたしには理解不能だったのではあるが。 しのつく雨の夜、その歌舞伎座をあとに東銀座から勝鬨橋方向へ、橋を渡らずに左折すればお目当ての灯が見えてくる。築地本願寺裏に「やまだや」ありと、客が引きも切らない店に育てたのは、築地育ちの若きご亭主「やまだ」さん。家は代々つづく中卸らしいが、「やまだや」は初代。食いしん坊向け居酒屋として、女性たちが目を向けないはずがなく、連れがいるばあいは予約をしなければ、いまのところ無理かもしれない。この初代、あなどるべからずと、酒「歴40年」の四丁目はおもいましたが、お歴々はいかなご感想をお持ちになることでしょうか。予算3500円東京都中央区築地7-16-3クラウン築地102
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芸能 2009年08月19日 15時00分
高城&沢尻夫妻 奄美大島で警察騒動
先月、鹿児島・奄美大島で皆既日食を観測するために帰国した女優の沢尻エリカ(23)と夫でハイパーメディアクリエイターの高城剛氏(44)。沢尻が乗り回していたフル電動自転車が道交法違反にあたるとして現地の警察から事情聴取を受けるなど、相変わらずのお騒がせぶりだったが、実は高城氏も報道陣とひと悶着起こしていたという。 「もともと、あのフル電動自転車は高城氏が持ち込んだもので、高城氏が『取材してもいい』とゴーサインを出したから、それを乗り回している沢尻を報道陣が追い掛け回していた」(ワイドショー関係者) 先月、皆既日食を観測できる同島には沢尻・高城夫妻以外にも大勢の観光客が集まったが、同島には2人の取材で報道陣が集結した。 「当然、空港からホテルまでべた張り。高城氏もそれを予測していたため、ある意図があってフル電動自転車を持ち込んだ」(芸能記者) これまでNIKEの「エアマックス」らブームの仕掛け人としても知られる高城氏だが、フル電動自転車をどうする気だったのだろうか? 「高城氏は、東京五輪の招致活動についての仕掛けを依頼されており、移動手段としてフル電動自転車を使って“エコな五輪”になることをアピールしようとしていた。そこで、テレビ各局に、自転車の性能をしっかり紹介することを条件に、沢尻が乗り回しているところの撮影を許可した」(同) しかし、テレビ各局にとって、フル電動自転車を紹介するメリットは何もなく、各局横並びで、高城氏とのバカンスをラブラブで楽しむ沢尻の姿を紹介した。 「それを見て、『あの自転車は原付扱いなのに、なんで公道を走ってるんだ』という苦情が住民から地元警察に寄せられ、沢尻と高城氏は地元警察に事情聴取を受けた」(同) 高城氏は見事にメンツを潰された格好となり、さっそくテレビ各局にクレームをつけたという。 「現地に残っているあるクルーに『お前、オンエアみたか? なんだ、あれは?』と詰め寄ったり、直接、東京のワイドショーの責任者に電話し、『冗談じゃないぞ!』と怒りをあらわにした。また、ある局には、『オレは、そちらの局の番組審議委員だ』とすごんだものの、実はその局のCSの審議委員だった」(週刊誌記者) しかし、高城氏も時間が経つと怒りが収まり、きちんと話し合いのもとに解決したという。 「高城氏は、今や、沢尻の事務所にお構いなしに沢尻のマネージメントをしようとしている。そこで、今後の沢尻と各局の関係を考え“手打ち”した」(同) 高城氏とのバカンス三昧の沢尻だが、仕事復帰するのはいつの日か?
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その他 2009年08月19日 15時00分
幻覚ナビ
左から1・2・3・4
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スポーツ 2009年08月19日 15時00分
新型インフル力士直撃 秋場所ピンチ!?
さあ、秋場所(9月13日初日、両国国技館)は大丈夫か。ついに大相撲界が恐れていた事態が発生した。 東北、北海道を回る夏巡業前半の最後となる15日の岩手県八幡平市で、体調不良を訴えていた十両の光龍と幕下力士、マゲを結う床山の3人が病院で検査を受けた結果、新型インフルエンザに感染していることが判明。 これ以外にも、関脇の鶴竜、幕内の猛虎浪らも、数日前から感染を疑うような発熱、咳などのインフルエンザの症状を見せ、宿舎での休養を指示されている。 沖縄で国内初の死者が出たことから、関係機関は「日本中、どこでも感染する危険がある」と警戒を呼び掛けたが、これまで「団体生活、団体行動をしているだけに、1人でも感染者が出たら危ない」と心配されていた大相撲界も、いよいよ大量発生の可能性が出てきたのだ。 戦々恐々の協会首脳は、さっそく巡業会場で入場者全員に無料でマスクを配り、入口に消毒液を用意するなどの措置を取り、関取とファンとの握手会なども中止になったが、これ以上、力士たちに感染が広がれば、この程度で済むはずがない。 大島巡業部長(元大関旭国)は「まだそういう声は出ていない」と否定したものの、場合によっては埼玉県本庄市などを回る後半の夏巡業が中止になる可能性が出てきた。いや、それどころか、大事な来月の秋場所にも赤ランプがつくことが十分考えられるのだ。 まさに天から降ってきたような大災難。すでに大相撲界はこういう事態を避けるため、5月の夏場所から、力士など協会員全員に1万5千枚ものマスクを配布。同時に、手洗い、うがいなどの励行も呼び掛けてきた。 また、名古屋場所前の力士会では、「万一、新型インフルエンザに感染して休場を余儀なくされた場合、成績はどうなる。ケガや病気の場合と同じように自己責任だと決めつけられ、番付を下げられてはたまらない。これは死活問題だ」と協会に対応を求める声が力士たちの間から相次いだ。 これに対して武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「専門家の意見を聞き、しっかり対応したい」と険しい表情で答えたが、まだ最終結論は出ていない。 力士たちは相撲部屋に住み、団体生活を送っているだけに、患者が出ると蔓延するスピードは早い。この予想を上回る事態発生に大慌ての相撲協会、力士たちは15日の巡業終了後、いったん帰京したが、感染した3人や、鶴竜、猛虎浪ら、感染の疑いのある者はそのまま現地に居残り、体調が回復するまで宿舎で静養させることを決めた。 また、「体調を崩した者は速やかに検査し、感染者は隔離する」ことも合わせて決めている。 果たして秋場所はやれるのか。心配顔なのは右肩痛再発で思うような稽古が出来ない朝青龍だけではない。 今後の成り行き次第では大相撲界に前代未聞の“大事件”が起こることにもなりかねない。
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スポーツ 2009年08月19日 15時00分
全日8・30両国大会緊急特報 船木 新日参戦へ
船木誠勝が古巣・新日本プロレスに参戦する可能性が強まった。 船木は18日、サムライTVの対談番組で獣神サンダー・ライガーと再会した。新日本入門はライガーが1年早く、船木は後輩にあたるが、昔から気の合う2人は気兼ねなく話せる間柄。約20年前のヤングライオン時代のこと、一緒にサーキットをしたイギリス遠征時代のエピソードなど、当時の思い出を語り合った(放送は24日23時〜24時)。 興味深い話としては、船木はイギリス遠征後に新日本からUWFに移籍(1989年4月)しているが、実は遠征前に高田延彦、山崎一夫が開いてくれた送別会で勧誘を受けていたことを告白。その時、イギリス遠征後にUWFに入る約束を交わしたことを明かした。 ライガーは船木が全日本プロレス8・30両国大会でプロレス復帰することについては「すべてに期待する。話題性もあるし、センスもある。船木の復帰は温故知新という側面もあって、一度振り向いて、将来のプロレスがどう進むべきかを見つめ直すタイミングなのかもしれない」と大歓迎の姿勢。 船木は両国大会に向けて、調整は順調に進んでおり「15歳で始めた仕事なので、細胞が覚えていて体が勝手に動く。リングに上がることができれば生きていける」という。 さらにライガーは、船木との再会に運命を感じ、新日本への参戦を要望。「棚橋、中邑、後藤とやってほしい。面白い試合になる。みんな見てみたいはず」とラブコールを送り、自身もライバルであった船木との対戦を希望した。 船木は現在、両国大会に全神経を集中させているが、8月30日以降については「復帰してからは制限をしていない。可能性は広めていきたい」と古巣への参戦に前向きな姿勢をみせた。新日本のいまの選手については、棚橋の試合を見たことがあり「使う技がオリジナルで、けっこう印象に残っている」。船木のプロレス復帰で、マット界は大きく動き出す。
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スポーツ 2009年08月19日 15時00分
全日8・30両国大会緊急特報 西村“長州征伐”へニンジン作戦
全日本プロレスの“無我の哲人”西村修が、アジアタッグ王座獲りに向けて、まな弟子に秘策を伝授した。22日の北海道・札幌テイセンホール大会で行われる鈴木みのる&NOSAWA論外組への王座挑戦を控え、パートナー・征矢学に“無我の心得”を伝承。まな弟子の覚醒に勝利を確信した哲人は、初防衛戦の相手に30日の両国国技館大会で対戦する長州力&越中詩郎を指名した。 7日の後楽園ホール大会で、防衛期限(6カ月)が迫っていた王者組が挑戦者を公募。いの一番に名乗りをあげたのが、かねてより同王座の獲得を狙っていた西村だ。 「プロレス界の歴史と伝統あるベルト。プライドとドラディションを受け継ぎ、絶対に無くしてはいけないもの、失われつつあるものを吸収していきたい」と日本プロレス界最古のベルト獲りに乗り出すことを決意した。 22日の札幌大会で挑戦が決定するや、ベルト奪取に向け、まな弟子に念を送り始めた。座禅を組み瞑想にふける征矢に背後から西村が無言で、気を送る。猛暑の中、その儀式は10分、20分…黙々と続いた。 「ベルトに挑戦するということは、それなりに士気を高め、本番に向けて調整していかなければならない。この経験を生かしてスキルアップしていってほしい。征矢は今、砂漠が水を吸収するかのごとく、伸びに伸びています」と、師匠から無我イズムを伝授された征矢は「僕なりの“無我の境地”を発見しました」と覚醒。ベルト奪取に闘志を燃やした。 王者となったあかつきには、初防衛戦の相手に西村は「故(ふる)きを温(たず)ねて、新しきを知る。西洋に対する東洋。陰と陽。長州イズムがなければ、無我イズムも生まれなかった。ベルトを獲って、両国で長州と越中を迎え撃ちたい」と“怨敵”をV1戦の相手に指名した。 まな弟子・征矢との絆をより強固なものにした西村が、日本最古のベルトを手に両国へと乗り込む。
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スポーツ 2009年08月19日 15時00分
ノア 森嶋、佐々木GHCタッグ挑戦
ノアの森嶋猛が佐々木健介(健介オフィス)と組み9・21名古屋大会で王者バイソン・スミス&斉藤彰俊組の保持するGHCタッグベルトに挑戦することが決まった。 森嶋はこの日に行われたSEM有明大会で宮原健斗をバックドロップ一発で貫禄勝ち。試合後、共に戦う佐々木について「年の差はあるが、わだかまりもなく何でも言える仲」と信頼は深い。佐々木も「心友となってノアで暴れまわりたい」と話しているように二人の連携にさらに磨きがかかってくるだろう。 王者斉藤については「バックドロップを封印してるけど、俺は必殺技のバックドロップは使い続ける。いろんな十字架を背負ってると思うけど、俺が気持ちの面ですっきりさせてあげたい」と話した森嶋。ベルト奪取に向け、全力でぶつかっていく。
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スポーツ 2009年08月19日 15時00分
メジャーリーグ極秘情報 レッドソックス・田沢編
史上初の快挙を演じたボストン・レッドソックスの田沢純一は、大先輩・松坂大輔と正反対の日本人メジャーリーガーとして期待されている。 マック鈴木、多田野数人(現日本ハム)といったマイナーからのメジャー昇格と違って、昨年12月、アマ球界からいきなりメジャー契約。この日本人初の事例に加え、今年8月11日のタイガース戦では初先発で初勝利という画期的な記録を残した。16日のレンジャーズ戦こそ10安打4失点で2敗目を喫したが、田沢の評価は下がらない。この田沢の活躍には、今後の日本球界からのメジャー入りの道を変える重大な意味がある。 「苦しかったが、2Aで教えられたように、初球からストレートを投げ込むことなどを実行した」。5回3失点でメジャー初勝利を挙げた田沢はこう語っている。メジャー契約だが、まずは2Aでみっちり英才教育を受け、3Aでの登板も経験。マイナー合計20試合に先発して9勝7敗、防御率2.25の実績をあげてのメジャー昇格が初先発、初勝利に直結したと認めるのだ。 この点にこそ、これまでの日本メジャーリーガーと違った田沢の大きなセールスポイントがある。メジャーリーグ経験者の球界OBがこう明かす。「メジャーに来る日本のトップ投手は、例外なく素晴らしい変化球を持っているが、それに頼りすぎる傾向がある。日本のプロを経験していない田沢は米国流の育成法で成長していく投手だ」と。 「変化球に頼らず、直球を四隅に投げる制球をつけることが、メジャーでも成功する第1条件と考えている。真っすぐが四隅に投げられるようになったら、次はツーシームにしたり、カット気味に投げたりと、ボールを動かしてみる。ひねる変化球は制球もむずかしく、早いカウントで多投すると、ボールが増え、球数も多くなる」というのが米国メジャー流。 日本プロ野球流を全く知らない田沢だから、素直にメジャー流を一から吸収していく。投げ込みの日本流と球数制限のメジャー流の調整法を巡って大騒動が起こったばかりの松坂のようなことはあり得ない。米国のメディアが「球団批判だ。とんでもない話だろう。松坂はトレードに出されてもおかしくない」と、大騒ぎし、松坂バッシングを展開したのは、何事においてもメジャー流がベストだという強固なプライドがあるからだ。 田沢が今後も勝ち星をあげていくようならば、松坂はますます窮地に追い込まれていくことになるだろう。復帰がスムーズにいかなければ、放出説が再燃する恐れもある。今後、メジャー入りを望んでいる日本のプロ野球選手にも影響が及ぶだろう。ポスティングでの落札金も入れて総額100億円プレーヤーと日米で話題を呼んだ松坂に対し、新日本石油ENEOSから日本プロ野球を経ずにレッドソックス入りした田沢は年俸4000万円にすぎない。 メジャー球団側とすれば、費用対効果、メジャー流への対応など考えれば、日本プロ野球界のトップ選手とアマ球界の逸材のどちらにメリットがあるか一目瞭然だろう。第二の田沢獲得により熱が入るようになるのは、自然の成り行きだ。アマ球界の逸材たちのいきなりのメジャー入りにも拍車がかかる。現に今秋のドラフトの超目玉の花巻東・菊池雄星がメジャーへの関心を示し、プロ球界側は動揺している。
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トレンド 2009年08月19日 15時00分
堀越日出夫の「私、テレビの味方です」 石橋貴明が北川景子をナンパ
「今さらかよ!?」と思われるのを承知で、今回は『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の人気コーナー「新食わず嫌い王決定戦」に若手女優が出演した際の石橋貴明(47)の振る舞いについて、誰も考えようとしないので勝手に考えてみたい。 例えば、今月6日放送分では、北川景子(22)が出演した。この手のキレイどころが登場する時には決まって石橋とコンビを結成し、対戦相手・木梨憲武(47)チームに勝利するという共通目的が生まれる。こうすることで、さらに石橋が本領を発揮しやすい環境が作られる。「本領」とは何か? それは、反則ギリギリのセクハラ&デートに誘う攻撃だ。 それは立場的に石橋ぐらいじゃないと繰り出せない攻撃で、時にそれが「オ○ンチンの先みたい」とアイドル歌手を表現して、猛バッシングを浴びたこともあったが、それが持ち味なのだから仕方ない。 この日も石橋はのっけから北川景子を「ものすごいキレイでしょ?」と持ち上げ、「今もっとも僕がデートしたい女の子」と褒めたたえる。すると、北川景子は嬉しいような困ったような、実に複雑な表情を浮かべた。そう、この表情を引き出すことこそが石橋の役割なのだ。なぜなら、その表情はドラマでも雑誌でも見せない顔だからだ。バラエティに出てくる以上、「女優でござい」というツラをされて出て来られてもこっちは困るわけで、視聴者との利害も一致するのだ。 しかもその表情というのが女としての表情なのだからタマらない。石橋が「男」として攻めるもんだから、ゲストの女優も「女」にならざるを得ないのだ。 ダイエットをしているという北川景子に「いいよ、それくらいの方が!」と言ったり、熱いモノを食べようとする北川景子に「フーフーしてあげようか?」と優しく語りかけたり、最近車の免許を取ったという彼女を「じゃあ、温泉行くか?」とあからさまに誘ったり。北川景子はその都度「女」の表情を見せる。 どちらかというと感情の起伏が乏しく、見た目以外のどこを好きになっていいのか、今ひとつわからなかったのだが、そんなわけで石橋のおかげでちょっとだけ北川景子が好きになった。