-
スポーツ 2009年10月21日 15時00分
K-1MAX 武田26日に長渕と“タッグ”
K-1MAX年内最終興行(26日、横浜アリーナ)のワンマッチを最後にKのリングを去る武田幸三が、長渕剛との強力タッグで有終の美を飾る。22日には埼玉県下の治政館で公開練習。ラストサムライらしく「やるかやられるかの闘い」と決死の覚悟を示した。 初代王者アルバート・クラウスとのラストマッチ。この日は必殺のローキックを蹴り込み「俺には右のパンチとローしかない。それをどう当てるかだけ。」と、静かな闘志をたぎらせる。 最終決戦に向けて準備も万全。持ち前の”超合筋”にも磨きがかかっており「試合までには体脂肪率もひとケタ前半にもっていける」と準備にぬかりなし。さらに長渕ソング「STAY DREAM」を使用して入場することも決まった。 「今回のために長渕さんが歌を入れ直して下さった。車で聞いていて、号泣しながら絶叫してる。すごい力になります」。長渕の後押しを力に、ラストサムライはやるかやられるかの大一番に臨む。
-
スポーツ 2009年10月21日 15時00分
サッカーW杯まであと8か月 元川悦子の緊急マル秘ルポ W杯に縁遠い男俊輔が甦るとき岡田ジャパンが躍る
岡田ジャパンの大黒柱・中村俊輔(エスパニョール)をめぐる雲行きがにわかに怪しくなっている。今月の香港戦(清水)とトーゴ戦(宮城)では見せ場が少なく、岡崎慎司(清水)や森本貴幸(カターニャ)ら若手に比べると存在感が薄かった。南アW杯1年前のスペイン挑戦も、現時点では、必ずしもプラスに作用したとは言い切れないようだ。「俊輔はもともとW杯に縁遠い選手。このままでは本番が心配」という声も関係各所から聞こえてくるのだが…。 南アW杯に挑む日本代表で、岡田監督から絶対的な信頼を得る背番号10の俊輔。14日のトーゴ戦の際には「スルーパスばっかり狙って得点やアシストした方が目立つかもしれないけど、それじゃチームの先がない。自分が動いてハードワークして周りをサポートしないとダメだから」とリーダーの自覚をしっかりと示した。 最近はこのような一歩引いた発言が目立つ。それも「代表への強いこだわり」があるからだ。 少年のころからW杯にあこがれ続けてきた彼だが、その大舞台で活躍する夢はいまだにかなっていない。最初のチャンスは1998年フランス大会。41歳の岡田監督は非凡なパスセンスを持つ18歳の俊輔を代表候補に抜てきした。しかし同年のJリーグで衝撃的デビューを飾った1つ年下の小野伸二(ボーフム)との競争に破れ、メンバー入りを逃す。「俊輔と伸二を比較した場合、短期決戦では伸二の方が使える可能性が高い」という岡田発言は、若き俊輔の心に突き刺さったことだろう。 ゆえに、次の02年日韓大会は絶対に出るという強い意気込みを持っていた。ところが次の指揮官フィリップ・トルシエは大のスター嫌い。メディアに祭り上げられる俊輔にいつも辛く当たった。 しかも中田英寿、小野伸二が同じチームにいて、彼は左サイドで使われた。当時の彼は「自分こそ司令塔だ」という意識が非常に強く、左に回される不満を公言していた。こうした事情から最終的には落選を突きつけられた。トルシエは「中村はケガをしていたから」と理由を語ったが、根深い確執が影響したのは間違いない。 屈辱を胸に02年夏、イタリア・レッジーナへ移籍。05年にはセルティックへ飛躍した。4年間の海外経験を02年秋に代表監督に就任したジーコも認め、中田英と並んで特別視した。 そして06年ドイツ大会出場がついに実現する。が、今度は精神的重圧からか、原因不明の発熱が続く。気温30度を超えたクロアチア戦の後、分厚い上着を着て、青白い顔で取材ゾーンに現れた姿が実に痛々しかった。 本人は「魔物にとりつかれた」と語っているという。結局、日本は惨敗。彼は10番としての責任を果たせなかった。 そんな苦い過去があるからこそ、南アW杯に懸ける気持ちは人一倍強い。「欧州では『代表はどうでもいい』という選手が多いけど、オレはそうじゃない。代表あっての自分だから」と口癖のように言っている。その姿勢を岡田監督も高く評価し、大黒柱に据えている。 だが、「4度目の正直」を前に不安材料が増大している。まず今夏移籍したエスパニョールで微妙な立場に置かれていることだ。出場時間もまだ短く、代表3連戦直後の18日のテネリフェ戦も出番なし。セルティック時代ならどんな過密日程でも全試合に出ていた。それだけ位置づけがハッキリしていない。 日本代表でも本来の鋭い動きが減っている。トーゴ戦でもミスパスが多かった。本田圭佑(VVVフェンロ)の急成長を脅威に感じているのかもしれない。8カ月後は本当に大丈夫なのか。まさか「外れるのは俊、中村俊」などと、98年のカズ(三浦知良=横浜FC)落選の再現だけはないだろうが…。俊輔の復調、4度目の挑戦となる大舞台での活躍を祈りたいものだ。 俊輔はカズとよく比較される。俊輔は8日の香港戦で代表90試合出場とカズを超えたが、「内容も存在感もカズさんが上。オレは足元にも呼ばない」と至って謙虚だった。カズが89試合目を記録した時は31歳。俊輔も全く同い年である。 そのカズも「W杯に縁のない男」だった。93年の「ドーハの悲劇」はあまりに有名だ。その後、ファルカン、加茂周監督時代の代表をけん引したが、97年フランスW杯最終予選で負った尾てい骨骨折の影響から急激に調子を落とす。城彰二(現解説者)の台頭にも押され、最後の最後でフランスW杯に行けなかった。 俊輔の場合も30歳を過ぎてからケガが絶えない。両足つけ根痛を頻発させ、9月の欧州遠征では左足首ねんざと体調万全な時が少ない。加えて本田という若きライバルが出てきた。この構図はカズと全く一緒だ。 この奇妙な因縁が今後の俊輔にどう影響するのか。大いに気になる。
-
スポーツ 2009年10月21日 15時00分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元メジャーリーガーマック鈴木
マック鈴木(鈴木誠)は、日本でのプロ野球を経験せずにメジャーリーグ入りを目指した初の選手。そして村上雅則(元南海)、野茂英雄(元近鉄)に次いで日本人で3人目のメジャーリーガーだ。 鈴木は、兵庫県の滝川二高在学中に校内でトラブルを起こし中退。その後、知人の紹介で現楽天の野村克也監督の継子・団野村から「米国への野球留学を勧められ、渡米した」という。 92年、渡米した鈴木は団野村が関与していたチーム「サリナス」に練習生として参加。93年にはマリナーズと契約し、傘下の1A、2Aを経験。力をつけていった。そして95年にマリナーズに昇格したが、登板はなく3Aに降格。96年7月7日に日本人3人目のメジャーリーガーとなると、98年にマリナーズに再昇格して初勝利を挙げ、1勝2敗でシーズンを終えた。99年6月にメッツにトレード後、すぐにロイヤルズに移籍した。00年には先発投手として8勝をマーク。翌年6月にはロッキーズに移籍したが、1カ月もしないうちにブリュワーズに移り、02年にはロイヤルズに復帰したが、1勝もできずに解雇された。 02年に帰国し、その年のドラフトでオリックスに入団。03年から05年まで在籍したが、全く首脳陣の期待に応えられず、05年のオフに戦力外通告を受けて退団、再び渡米した。06年4月にはメキシカンリーグでオールスターに選ばれたが、シーズンでは思ったほどの成績が残せず、再びシカゴ・カブスの3Aに。そして台湾球界へと渡った。 再び帰国して07年に楽天の入団テストを受けたが、野村監督にヒゲなどの身だしなみで注意を受けて不合格となった。08年にはベネズエラ、メキシコ、米国などのウインターリーグや独立リーグで活躍。09年もドミニカや米国の独立リーグでプレーしている。 「野球ができるところならどこでもいい」と、鈴木は世界各地の独立リーグなどで好きな野球を楽しんでいる。 日本人初のメジャーリーガーとなった村上雅則は、法政二高時代の60年夏と61年春の甲子園で優勝、夏春連覇を成し遂げた。その活躍が南海監督の鶴岡一人の目に止まった。62年、高校在学のまま南海と契約。プロ2年目の64年に大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツの1Aに野球留学として派遣されたが、南海からの帰還要請がなく、そのままチームに在籍した。 64年当時、南海はジョー・スタンカ、杉浦忠という2本柱の投手と野村克也、広瀬叔功の強打者がいて、日本一になるなど戦力は充実しており、補充の必要がなかったのだろう。 村上のメジャー昇格は突然だった。同年8月31日にニューヨーク行きを命じられ、翌9月1日のメッツ戦で日本人初のメジャー登板を果たした。そして、9月29日にコルト45S(現・アストロズ)戦の9回同点で登板、11回まで無失点に抑え、11回にチームがサヨナラ勝ちをしたため、初の日本人メジャー勝利投手となった。
-
-
トレンド 2009年10月21日 15時00分
アキバ面アイドル評論家・堀越日出夫連載「私、テレビの味方です」吉高由里子はナチュラル爆弾娘
先週金曜日早朝、一日のうちでもっとも力を入れている作業である「ラ・テ欄チェック」を行なっていると、「さんまのまんまスペシャル2009」(フジテレビ系)のところで「吉高由里子さんまにケンカ売る」という文言を発見。これは見ないと、職場の話題に乗り遅れてしまう。 その前に、期待の若手女優・吉高由里子(21)がどんな人かを説明しておこう。2006年、映画「紀子の食卓」で高く評価され、昨年公開の映画「蛇にピアス」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。映画畑で育った人である。同作では、完全ヌードを公開し話題を呼んだ。一般的には、彼女は「映画で脱いで、いまの月9に出てる人ね」程度の認識だろう。 その認識は間違いではないが、全然足りていない。私が得た地獄耳芸能情報によれば、吉高由里子は非常に危なっかしい人で、何をやらかすか予測不能で、ナチュラルに爆弾発言をしてしまう人らしいのだ。 得心したのは数カ月前に彼女が「おもいッきりDON!」(日本テレビ)に出演した時のことだ。鳥居みゆき(28)がリポーターを務めるコーナーだったのだが、超ハイテンションにしてイレギュラーな鳥居のリポートに負けていないテンションを発揮したのである。通常の女優なら、鳥居の不規則発言に押されて「なんだったんだ、アレは…」的なポカン顔で終了するコーナーなのに、それについていくとは! 噂は本当だと確信した。 そこで今回の「さんまのまんま」である。緊張していたこともあったとはいえ、あの明石家さんま(54)に臆することなく、「もうちょっと(私に)謝ってほしいです」と言ってのけたり、さんまが話をしている途中で、「もうよろしいですか?」と話を止めたり、「幸せになれない」と言われると、「嫌な人〜!」と率直に感想を漏らしたり。そこらの女優なら、完全にさんまにペースを持って行かれるのに、陣地取りにおいてナチュラルに負けていないのだ。これはなかなか真似のできないことだ。 ラ・テ欄にあった「ケンカ売る」シーンはあまりにしょっぱくて、ここに書き起こすまでもなかったのだが、そんなことよりも吉高由里子が今後ドラマとトークの荒くれ二丁拳銃を武器にしていくと、これはちょっと面白い存在になるのではないか、という予感だけはビンビンしたのである。
-
トレンド 2009年10月21日 15時00分
「高橋四丁目の居酒屋万歩計」 力士もごひいき 阿佐谷にある安・近・ウマい焼きとり屋
JR中央線・地下鉄東西線、阿佐ヶ谷駅北口から徒歩170歩 「鳥久」の戸をからからと開けると、中にお相撲さんがふたりいて、こちらを振り返ったので目と目が合った。なるほど、ここは焼き鳥屋。牛や豚の四肢動物は、手をついて負ける姿の連想から、縁起をかつぐ相撲界からは嫌われて、食事であるちゃんこも魚肉や鳥肉が多いと聞く。ここにいてもなんら不思議ではない。しかるべき出世をとげれば、贔屓(ひいき)からのお呼ばれもあって舌も肥える。なるほど、おぬしたちは阿佐ヶ谷の「鳥久」へ、旨(うま)いと知って入っておるな。よそごとながら、この両名がいったん食べ始めたら、はんぱな量ではすまないだろうと心配になるが、純正焼き鳥の基本部位がすべて120円なので、ひとり100本ずつ平らげても2万4000円也。5万円ほどの散財で谷町(贔屓筋)気分を味わえるのを、高いとみるか安いとみるか。お相撲さんが出入りする飲食店に、まず間違いはない。まして大銀杏(おおいちょう)を結える十両以上の力士がマズい物を食するわけがない。そうして、値がお安ければ、それはそれで、手銭のときにでも足が向こうというもの。かつてわたしは、まだ髷(まげ)もゆえないようなザンバラ髪が、浅草の高名な洋食屋「大宮」で、小匙にしか見えない普通サイズの匙(さじ)を太い指で器用にあやつり、高価なシチュウをすすっていたのを目撃したことがある。前相撲や序ノ口の舌もなかなかのものなのでしょう。 とまれ浴衣姿の関取がそこにいるだけで、店内は時代劇の様相を呈してくる。仲代達矢主演のNHKドラマ「清佐衛門残日録」(藤沢周平原作「三屋清佐衛門残日録」)は良かった。そうこうするうちにだんだん、かたせ梨乃演じる女将の居酒屋「湧井」で飲んでいる気分になってきた。そういえばここの戸の外観も、どことなく「湧井」のそれと似ていないこともない。大相撲は本場所六場所のうち1月、5月、9月は東京で開催される。3月が大阪府立体育館、7月が愛知県体育館、11月が福岡国際センター。6場所のうち3場所が開催される国技館が、東京東部の墨田区両国にあるので、しぜん多くの部屋は周辺の足立区・江戸川区・江東区などに看板をかかげることとなり、西部に部屋を構えているところは少ない。おふたりの四股名(しこな)を存じあげなくて申し訳ないが、おそらく阿佐ヶ谷南にある元魁傑の放駒部屋か、高井戸東の元大乃国(いまスイーツ評論家としても名高い)の芝田山部屋か、中野区本町にある貴乃花部屋の関取とみた。“よっ、関取。旨いところは、よく知ってるねえ。ちゃんと出世しなよ”と声をかけて、肩でもぽんと叩きたくなる、気持ちを抑える。それにしても日本中で、出世という言葉に手垢がついていないのは、あんたたちだけになっちゃったねえ。予算2500円。 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-22
-
-
トレンド 2009年10月21日 15時00分
書評 「大作家“ろくでなし”列伝 名作99篇で読む大人の痛みと歓び」福田和也著、ワニプラス
ドストエフスキー、川端康成、志賀直哉といえば教科書にも載る偉大な作家。実際に作品を読んだ人も少なくないだろう。本書は、奇異で破天荒な作家の人生から学ぶ「大人のための文学案内」だ。 誰でも名前を聞いたことのある24人の作家が取り上げられている。たとえば川端康成については「伊豆の旅館で『伊豆の踊り子』を執筆中、まだ作家でもなかったのに宿賃を払わないまま一番よい部屋を占領し続けた」などと常識ばなれしたエピソードが披露されている。 その“ろくでなし”具合には驚かされるばかりだが、文芸評論家である著者は、そうしたパーソナリティーがあったからこそ名作は生まれたと援護する。 作品からはうかがい知ることのできない大作家の本性。読後にぐっと親近感が増すほか、明日の自分にも自信が持てるはずだ。(税別800円)
-
トレンド 2009年10月21日 15時00分
書評「いつでも夢を 52日連続フルマラソン世界記録達成」楠田昭徳著、角川書店
この顔を覚えているだろうか? 著者は65歳にして52日間連続フルマラソンに挑み、東京マラソンで見事ギネス世界記録を達成してみせた。 白髪の“オジイチャン”が何故、52日間走り続けたのか。そにこは知られざる不遇な過去と、マラソンを愛し続けた一人の男の人生があった。 「40代後半にいたって、順調な人生から失敗の連続が始まった。職を転々とし、自殺を考えたこともあった。そして、60歳をすぎ、やり直すことはできないが、これから何ができるかを考えた。65歳で新たな世界記録に挑戦。想いは少しずつ高まり、強くなっていった」 人生という名の長距離走、そのほとんどを走り続けてきた著者が、いま初めて立ち止まって自らの人生を振り返る。男の生き様に、ラストは思わず涙がポロリ。(税別1400円)
-
その他 2009年10月21日 15時00分
「ヲタク記者は見た!」最新ウィンドウズの深夜発売に参加せよ
マイクロソフト社の最新OS「ウィンドウズ7(セブン)」の発売がついにきょう21日深夜、日付が変わるとともに開始される。恒例の深夜発売イベントは今回も行われる。深夜のアキバがお祭り騒ぎとなった「ウィンドウズ95」のようなフィーバーはあるのか? 前作「ウィンドウズVista(ビスタ)」にバグが多く、動作が逆に重くなったとの批判を受けての最新作。デザインは改良され、設計を見直して流行のネットブックでもサクサク動くようにした。「Vista」発売時には眞鍋かをり、川村ゆきえ、芸人のアントニオ小猪木らが登場。20店舗弱が深夜販売してイベントは大盛り上がりだったが、その後の「Vista」は売れずじまいという皮肉な結果となった。さて「7」は? 今回、最も盛り上がりそうなのがドスパラ秋葉原本店とカフェソラーレ・リナックスカフェ秋葉原店の2店舗。両店には「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイ役の声優・古谷徹に、有名PCライターの高橋敏也氏がゲストとして登場する。「カフェソラーレ」店ではヲタク界で絶大な人気を誇る声優の水樹奈々がビデオレターながら参加。深夜のアキバを熱〜く盛り上げる。 その他、前回より数は減ったものの各PCパーツショップがイベントを行う予定。 イベント内容が前回に比べて寂しげなのは不況ゆえか。しかし、販売店は「予約はVistaを上回る反響」というから期待は高まる。マイクロソフトもドル箱のOS事業に掛ける意気込みは熱い。あの事件以降、何かと元気を失っていたアキバで今回の「7」は起死回生の大イベント。深夜の盛り上がりを期待して、今夜はアキバに行ってみてはいかが?
-
レジャー 2009年10月21日 15時00分
菊花賞追い切り(JpnI、京都芝3000メートル、25日)菊見えた イコピコさらに上昇
秋のGIシリーズも佳境。今週は3冠最終戦「第70回菊花賞」(JpnI、芝3000メートル、25日)が京都競馬場で行われる。ダービー馬不在で混戦ムードが漂うなか、最終追い切りが今朝(21日)行われ、栗東ではトライアルの神戸新聞杯で春の既成勢力を完封したイコピコが絶好の動きを披露。戴冠へ大きく前進した。 ハワイ語で「頂上に」を意味するというイコピコ。神戸新聞杯ではレコードでダービー2着馬リーチザクラウン以下に圧勝し、菊の大輪が見えてきた。 インフルエンザで先週の1週間、自宅療養していた西園調教師。まだ病み上がりの身にもかかわらず、火曜から早々と栗東トレセンに姿を現した。菊花賞ウイークを迎えて、居ても立ってもいられない、そんな指揮官の熱い思いが言葉の端々からも伝わってくる。 「先週のケイコは本当によく動いたね。ウチの中でも攻め駆けするエイシンタイガーを一瞬でちぎった。まだ3歳馬なのにこれだけ走るとは」と指揮官は休養中だった1週前追いを絶賛する。 2001年の菊花賞を制した父マンハッタンカフェは500キロを超す大型馬で、スケールの大きな走りが武器だったが、それに比べると460キロと馬体は小さい。しかし、前走の神戸新聞杯で見せた鬼脚は父親譲り、いやそれ以上だった。西園調教師もTRに対して満点の評価を与える。 「ゴール前では鞍上が抑えたほど。追えばもっと伸びていたんじゃないかな。コンスタントに上がり3F33秒台の脚を使えるのは本当にすごいよ」 切れ味とともに、この馬のもうひとつの長所が鞍上への従順さ、トップクラスの競馬センスだ。3000メートル戦を前に指揮官は折り合い面の良さを強調する。 「最近の菊花賞はスタミナ勝負というより、折り合いをつけての瞬発力勝負になりやすい。そんな中でまったく引っ掛からないのは武器だよ。見習い調教師の時にケイコをつけていたマチカネフクキタル(1997年菊花賞)と似たようなタイプじゃないかな」 鞍上は先週のレッドディザイアで打倒ブエナビスタを成し遂げた四位騎手。牝と牡の違いはあれ、ともに抜群の切れ味が武器とするだけにイメージはダブる。 「前走の神戸新聞杯でも鞍上にはこれといった指示を出さずにあれだけの完ぺきな騎乗をしてくれた。今回も彼の感性に任せるよ」 今週も四位騎乗のキレ馬が淀を駆ける…男版レッドが天下統一へと一直線だ。 【最終追いVTR】栗東坂路で800メートル52秒1→38秒2→12秒4(G一杯)。先週と同じようにハロー直後の走りやすい馬場で追われた。酒井騎手を背に、ラスト2Fから追い出されると、一気に加速。スピードは最後まで衰えぬままゴール板を駆け抜けた。さらに上昇ムード。
-
-
レジャー 2009年10月21日 15時00分
菊花賞追い切り(JpnI、京都芝3000メートル、25日)春とは違う ナカヤマフェスタがいよいよ本格化
秋初戦のTR・セントライト記念を横綱相撲で完勝したナカヤマフェスタ。伏兵セイクリッドバレーに2分の1馬身差と詰め寄られたが、堀内調教厩務員は愛馬の強さを再確認したという。 「最後はまだ余裕がありましたからね。内容は着差以上に強かったです」 さらに、こう続けた。 「トモに疲れが出て回復に手間取った春とは別馬ですね。馬に実が入り、シンが強くなった証拠でしょう」 セントライト記念の後は10日間ほどリフレッシュ放牧へ。「状態は一段と良くなってますよ」と同調厩員。実りの秋を迎えて、まさに天井知らずという表現がぴったり当てはまる。 15日に行われた1週前の追い切りが、目下の充実ぶりを如実に物語っていた。終始、抜群の手応えで、5F63秒0(ポリトラック)と出色のタイムを叩き出したのだ。 ケイコ役の佐々木助手は「今まで乗った中で、一番いい動きだった。ゴールを過ぎても、どこまでも伸びそうな勢いでした」と満点の評価を与えた。この時点で、ほぼ万全といえる出走態勢が整った。 3000メートルは全馬にとって未知の領域だが、「距離に対する不安はまったくない」と陣営は自信を見せる。「セントライト記念は道中、ズブいぐらいだった。これなら、距離が延びても問題ないよ」と鞍上の蛯名騎手は断言する。 関東圏以外で競馬をするのは菊花賞が初めてだが、堀内さんは意に介していない。「オンとオフの切り替えが上手な馬だから、初めての環境にも適応できるでしょう。これまでも、輸送で苦労したことはないから」 京都の3000メートルは2度の坂越えなど、難コースといわれているが、「十分対応できる」という。 「今のところ心配な点は何ひとつない。普通に走ってくれば、結果はついてくると信じています」 堀内さんは最後の1冠奪取に揺るぎない自信をのぞかせた。 【最終追いVTR】先週の時点で仕上がっていたため、今朝は3頭併せで気合を乗せる程度。ダートコースで5F68秒5→51秒3→37秒7→12秒2を馬なりでマークした。時計は平凡も、動きそのものは活気に満ちており、万全の態勢が整った。
-
レジャー
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
-
レジャー
アイルランドT キンシャサノキセキ断然
2006年10月06日 15時00分
-
芸能
よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
-
芸能
マギー司郎「童貞は舞台に立たせない」
1990年12月15日 12時55分
-
芸能
中居正広がクレカ被害、詐欺師に対し「可哀想」
1990年11月15日 11時21分
-
芸能
a
1980年09月26日 22時06分
-
芸能
a
1970年09月27日 12時20分
-
芸能
a
1970年09月26日 22時43分
-
芸能
a
1970年09月26日 22時28分
-
芸能
a
1970年09月26日 22時10分
特集
-
「19」岡平健治、音楽をやっていなかったら…… 経営者としての信条、明かす
芸能
2025年08月04日 10時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分