山本由伸
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スポーツ 2021年12月20日 15時30分
中日・立浪新監督の発言に疑問の声「やる前から決めつけるのは違う」 オリ・山本に新球習得は不要? “無双ぶり”から賛成も
中日・立浪和義新監督が19日放送の『S-PARK』(フジテレビ系)に生出演。オリックスのプロ5年目・23歳の山本由伸に対しての発言がネット上で物議を醸している。 >>中日球団代表、京田ダウン査定への発言に「過小評価し過ぎ」の声も 規定クリア継続は評価対象外? 今季の低調から納得も<< 今放送ではプロ野球選手100人がすごいと思う他選手の打撃・投球に投票し、各部門のスペシャリストを選出するオフの恒例企画「プロ野球選手が選ぶ2021年100人分の1位」の変化球部門の結果を発表。今年はフォーク(18票/1位)、カーブ(9票/2位)、スライダー(6票/5位タイ)、カットボール(5票/7位タイ)、シュート(3票/10位タイ)と、持ち球全てがトップ10にランクインした山本がNO.1投手に選ばれた。 問題となっているのは、投票結果後に紹介された山本の今後に対する立浪新監督の発言。番組では山本がライブ配信アプリ『17LIVE』が11日に生配信した『山本由伸の17LIVE』に出演した際、今オフ新たにチェンジアップを習得する意向を語ったことが紹介される。ただ、これについて話を振られた立浪新監督は「一つの球種を覚えることによって、例えばスライダーが曲がりにくくなるとかそういったこともあるので。今(のまま)で十分だと思いますけどね」とコメント。新球種の習得には他球種の質を落とすリスクがあるとして否定的な見解を示した。 立浪新監督の発言を受け、ネット上には「やる前からリスクあるぞ、変える必要ないぞって決めつけるのは違うと思う」、「現時点で持ち球全てをハイレベルに兼ね備えてる山本が、新球種習得で投球崩すのはちょっと考えにくい」、「全5球種がトップ10入りしたのはそれだけ指先が起用な証でもあるだろうから、新球挑戦にそこまで悪影響は無いのでは」と疑問の声が寄せられている。 一方、「無理に球種増やす必要ないっていう主張は分かる、現時点でも球界最高峰の投手なわけだし」、「投票結果にも反映されてるが、今年の山本は現変化球ほぼ打たれてないしな」、「今年不振だったらまだ分かるけど、これ以上無いくらいの結果残してるから自分もそのままで良くないかとは思う」と同調する声も多数挙がった。 今季の山本は「26登板・18勝5敗・防御率1.39・206奪三振」といった成績を残し沢村賞、リーグMVP、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率(.783)といったタイトルを獲得した投手で、変化球被打率も「.158」と1割台の数字をマーク。打者に的を絞らせない投球で数々のタイトルを総なめにしていることもあってか、ここからもう一つ球種を増やす必要性はないと考えているファンも少なからずいるようだ。 「山本は圧巻の数字を残した今季の活躍ぶりなどから、将来的な獲得に向け熱視線を注いでいるメジャー球団も少なくないと言われている投手。ただ、本人は11月下旬の沢村賞発表後会見で『今のレベルでは(メジャーで)通用するとはまったく思わない』と、自身の実力には満足していないという旨を語ったことが伝えられています。今オフの新球習得への挑戦もよりよい投球をしたいという向上心の表れと思われますが、現状でも既に球界トップクラスの実力を有していることから、『これ以上進化する必要はあるのか』といった意見も多くなっているようです」(野球ライター) 来季から新たに立浪新監督が率いる中日は、今年6月の山本との対戦で「7回1失点・被安打4・9奪三振」と好投され敗れている。このこともあり、一部からは「立浪新監督はこれ以上レベルアップされたらお手上げって思いもあって異議を唱えたのでは」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月15日 10時50分
パ・リーグベストナイン初選出のオリックス山本由伸「一年を通してプレーしてきた部分を評価していただいた」
日本プロ野球機構(NPB)は14日、ベストナインを発表した。全国の新聞、通信、放送各社に所属し、プロ野球取材経験5年以上の記者投票により選出された。パ・リーグの球団別では、前年最下位からリーグ優勝を果たしたオリックスから最多の4人が選出された。5人が初選出となった。パ・リーグは有効投票総数282で、最多得票は山本由伸投手(オリックス)の279票だった。▼パ・リーグ選出選手投手山本由伸(オリックス)初捕手森友哉(西武)2年ぶり3度目一塁手レアード(ロッテ)初(2016年に三塁手部門で選出)二塁手中村奨吾(ロッテ)初三塁手宗佑磨(オリックス)初遊撃手源田壮亮(西武)4年連続4度目外野手杉本裕太郎(オリックス)初吉田正尚(オリックス)4年連続4度目柳田悠岐(ソフトバンク)2年連続6度目DH近藤健介(日本ハム)3年ぶり2度目(2020年に外野手部門で選出)▼オリックス選出選手のコメント山本由伸 「ベストナインに選んでいただいて、とても光栄です。一年を通してプレーしてきた部分を評価していただいたと思いますので、本当に嬉しいです。またこの賞をいただけるように、来シーズンもしっかりと頑張りたいと思います」宗佑磨 「このような賞をいただける日が来るとは想像していなかったのでとても光栄に思います。人生で経験したことのないプレッシャーの中で野球ができたことが僕の人生でとてもいい経験になったので、またこのような経験ができるようにたくさん練習して、来年もまた選出してもらえるような成績を残したいと思います。そしてリーグ連覇、来年こそ日本一、その一つのピースになれるように頑張ります!」吉田正尚 「4年連続で選んでいただき、大変光栄です。チームとしては優勝して、大舞台も経験できましたし、とても有意義なシーズンだったと思いますが、個人としては、まだまだできたことがあったと思いますので、悔しい部分も多いです。来年も引き続き選んでいただけるように、一つでも多くの打撃タイトル獲得をめざして頑張ります!」杉本裕太郎 「シーズンが始まる前は、まさか自分がベストナインに選んでいただけるとは思っていなかったので、本当にうれしく思います。打撃でも守備でも、まだまだレベルアップしないといけないことは多いですが、今シーズンここまで出来た事を自信にして、また来シーズン、この賞に選んでいただける活躍ができるように頑張ります!」▼ロッテ選出選手のコメントレアード 「ベストナインに選出いただきとても光栄に思います。過去にもベストナインには選出していただきましたが、また違うポジションでもこの賞を獲得することができて本当にうれしく思います。来シーズンはよりベストなパフォーマンスをファンにお見せできるように頑張ります。そしてマリーンズにとってもベストなシーズンとなるように勝利に貢献したいと思います。幕張スシ!サイGO!」中村奨吾 「ずっと獲りたいと思っていたこのベストナインを受賞することができ、とてもうれしく思っています。来シーズンも選んでいただけるように、そしてチームの勝利に貢献できるように精一杯頑張っていきたいと思います」▼日本ハム選出選手のコメント近藤健介 「今シーズン、なかなか思うような結果がついて来ない時期もありましたが、昨年に続いてベストナインに選ばれたことをうれしく思います。チームは5位に終わってしまい、個人的にも悔しい1年だったので、来シーズンは新監督の下、今年以上の成績を残して、最後に笑って終えられるようにしたいです」 15日に発表されるMVPはオリックスの山本由伸が、最優秀新人賞もオリックスの宮城大弥が有力視されているが、どうなるのか注目されるところだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年12月06日 11時30分
オリックス宗佑磨がゴールデン・グラブ初受賞「まさか自分が選ばれるとは最後の最後まで思っていなかった」
プロ野球守備のベストナインこと2021年度第50回「三井ゴールデン・グラブ賞」が発表された。初受賞はオリックスの山本由伸投手、宗佑磨三塁手ら6選手。【セ・リーグ】投手 柳裕也(中日)初受賞捕手 中村悠平(ヤクルト)6年ぶり2回目一塁手 ビシエド(中日)2年連続2回目二塁手 菊池涼介(広島)9年連続9回目遊撃手 坂本勇人(巨人)3年連続5回目三塁手 岡本和真(巨人)初受賞外野手 鈴木誠也(広島)3年連続5回目外野手 近本光司(阪神)初受賞外野手 大島洋平(中日)4年連続9回目【パ・リーグ】投手 山本由伸(オリックス)初受賞 捕手 甲斐拓也(ソフトバンク)5年連続5回目 一塁手 中村晃(ソフトバンク)2年連続2回目二塁手 中村奨吾(ロッテ)3年ぶり2回目遊撃手 源田壮亮(西武)4年連続4回目三塁手 宗佑磨(オリックス)初受賞外野手 荻野貴司(ロッテ)2年ぶり2回目外野手 辰己涼介(楽天)初受賞外野手 柳田悠岐(ソフトバンク)2年連続6回目▼東京ヤクルト中村悠平 ゴールデン・グラブ賞を選出していただきありがとうございます。私一人で取れた賞ではないと思いますし、投手、野手とが協力してくれて受賞できたと思いますので本当に嬉しく思います。これからも頑張ります。▼オリックス山本由伸 自分も小学生の時から知っているような、みんなが憧れる賞に選んでいただき、とても光栄です。受賞できたということを一つの自信にして、これからもレベルアップしていけるように日々精進していきたいと思います。宗佑磨 歴史のある特別な賞に選んでいただき、大変光栄です。サードをするまでは全く想像もできませんでしたが、レギュラーとしてサードを守らせてもらっていましたし、取れたらいいなとは思っていました。しかし、まさか自分が選ばれるとは最後の最後まで思っていなかったので、素直に嬉しく思います。まだまだ実力不足だということを自分自身痛感していますので、また来年も取ることができるように守備を磨いていきたいと思います。▼千葉ロッテ中村奨吾 前回、受賞させていただいた時からこの賞の事を毎年、意識してプレーをしていました。3年ぶりに受賞出来て凄く嬉しいです。今年は森脇コーチにキャンプの時から一から熱心に指導をしていただき、そのおかげでレベルアップすることが出来ました。アドバイスをいただいた皆様、手伝ってくださったスタッフ、そして信頼し合いながらお互いカバーしながらプレーをさせてもらったチームメート。皆様に感謝です。本当に一人で取れた賞ではありません。周りの皆様に感謝しかありません。ありがとうございました。荻野貴司 2年前、受賞させていただいた時は全試合出場ではありませんでしたが、今年は全試合に出場して取れたことに充実感があります。一年間、怪我をすることなく試合に出続けた中でこういう賞を取れたことを本当に嬉しく思います。日ごろから練習を見てくれているコーチ、手伝ってくれるスタッフ、そして体のケアをしてくださった皆様に感謝をして、受賞したことを報告したいです。今年の結果に満足せず、チームから信頼をしてもらえるような守備が出来るように、来年はもっともっと頑張りたいと思います。これからもそのために精進していきますので宜しくお願いします。▼東北楽天辰己涼介 今回、目標の一つであったゴールデン・グラブ賞に選んでいただき、大変嬉しく思います。いつも応援していただき、大きな力をくださるファンの皆さん、また、日々支えてくださる、監督、コーチ、球団スタッフの皆さんには感謝しかありません。来シーズンも皆さんの期待に応え、感動を与えられるようなプレーができるよう、精進していきたいと思います。 投票は記者投票で行われた。MVP、最優秀新人賞、ベストナインは後日発表される。(どら増田)
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スポーツ 2021年10月26日 18時45分
オリックス山本由伸の完封劇で公式戦終了!最短27日にV、隠れマジック1でロッテの結果を待つ
千葉ロッテとパ・リーグの優勝争いを演じているオリックスが25日、楽天生命パーク宮城で東北楽天と、今シーズン公式戦最終戦を戦い4-0で勝利した。 先発はオリックスがエース山本由伸、楽天は田中将大というゴールドメダリスト対決になったこの試合。山本、田中ともに素晴らしいピッチングを披露する。オリックスは5回、2死二塁から紅林弘太郎が、「打ったのはスプリットです。追い込まれていましたし、形というよりもなんとか食らいついていこうと思って、気持ちで打ちました!当たりはよくなかったんですが、いいところに飛んでくれてよかったです!」と三遊間を破るレフト前へ先制タイムリーを放つ。紅林は7回にも2死一、三塁から「打ったのは真っすぐです。前の打席もそうでしたが、いいところに飛んでくれました!由伸さんが頑張って投げていたので、なんとか追加点を取れてよかったです!」とライト前にポツンと落ちるタイムリーで2点をリード。9回には2番手のブセニッツを捕まえて、1死二、三塁から安達了一が2ランスクイズを決めて、山本に4点をプレゼントした。 投げては山本が、紅林や後藤駿太の守備にも助けられ、9回を122球、被安打4、奪三振7の内容で、今シーズン最後の登板を完封で締めている。球団新記録の15連勝となった山本は18勝目。最多勝、最多完封、最高勝率は確定。最優秀防御率、最多奪三振のタイトルにも当確ランプが点灯した。ヒーローインタビューで山本は「試合前のブルペンからボールがけっこう走っていたので自信を持って腕を振れた。いろんな方にサポートしていただいて、(投手5冠は)自分の実力以上の数字。結果待ちという形にはなりましたけど、最後は信じて僕も待とうと思います」と語ると、最後に「また、ここから熱い戦いをしようと思います」とポストシーズンを見据えていた。 オリックスは70勝55敗18分、勝率.560でシーズンを終了。この日はロッテがソフトバンクに敗れたため、首位に返り咲いたが、ロッテの優勝マジックは3のまま。ロッテは27日に楽天戦(楽天生命パーク)、29、30日に北海道日本ハム戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)と3試合残しており、2勝1分以上ならロッテが優勝、1敗でもすればオリックスが優勝となる。隠れマジック1のオリックスだが、このマジックを減らすためには、ロッテが敗れるのが最低条件だ。最短で27日にオリックスの優勝が決まる。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年09月22日 17時30分
オリックス“負けない”エース山本由伸「今は2位ですけど、絶対に越すという気持ちで戦っていく」
2位のオリックス。先週は連敗を脱して3連勝したが、首位のロッテがなかなか負けず、ゲーム差は3.5に。22日の試合でオリックスが敗れ、ロッテが勝利した場合、ロッテに優勝マジック「22」が点灯してしまう。つまり、オリックスの自力優勝がなくなる可能性が迫っているのだ。【オリックス 9.14〜20戦績】対 東北楽天楽天生命パーク宮城9月14日●オリックス(宮城)1-4(早川)東北楽天○15日●オリックス(山崎颯)0-7(瀧中)東北楽天○16日○オリックス(田嶋)3-1(則本昂)東北楽天●対 埼玉西武京セラドーム大阪18日○オリックス(山本)4-0(今井)埼玉西武●19日○オリックス(山崎福)4-1(渡邉)埼玉西武○20日●オリックス(本田)4-6(高橋光)埼玉西武○※カッコ内は先発投手※21日現在、117試合55勝47敗15分のパ・リーグ2位。首位の千葉ロッテと3.5ゲーム差。残り26試合。 現在首位打者の吉田正尚の不在は痛いが、紅林弘太郎を3番に据えるなど、中嶋聡監督は現状のメンバーでやりくりしている。怪我人や疲れが出てきた選手が多い中、エース山本由伸は、開幕から離脱することなく、オリンピックにもエースとして出場し、日本の金メダル獲得に貢献。シーズン後半も負け知らずで、現在11連勝中。防御率1.46、14勝、奪三振数165はいずれもトップ。このままいけばピッチャーにとって名誉な沢村賞の獲得も濃厚だ。 京セラドーム大阪にあいさつ回りに訪れた侍ジャパンの稲葉篤紀監督は「オリンピックの疲れが出なければいいなと心配してたんですけど、今は勝ってくれてるので、こういう経験が今後彼に生きてくればいいと思うし頑張ってほしい。もともと彼は精神的にも非常に素晴らしいものを持っていますし、切り替えもできる。大人の対応もしますし、人の話を聞く耳も持ちますし悪いところ、ないんじゃないですか。それぐらい素晴らしい選手。日本のエース。ホントに球界ナンバーワンの選手と言っても過言じゃないと思いますし、野球界を引っ張っていってもらいたい」と期待を寄せている。 18日の西武戦では球団最速となる500奪三振を達成した。山本は「ひとつひとつ積み重ねて、また大きな記録を達成できればいい」と次なる目標に向けて突き進んでいく考えだ。「今は2位ですけど、絶対に越すという気持ちで戦っていく」と力強く語ったエースが金メダルの次に狙いを定めているのは、言うまでもなくチームの優勝である。“負けない”エースがいる限り、オリックスはチャレンジャーとして、逆転優勝を諦めず走り続けていく。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年08月31日 11時30分
オリックス山本由伸、宮城大弥が並ぶ表ローテでソフトバンクに2勝1分け!今週末も同一ローテで再戦
オリックスがパ・リーグ首位を堅守し続けている。2位との差は前週より0.5ゲーム詰められているが、表ローテの強さがチームの連敗を防いでいるのは大きい。【オリックス 8.24〜29戦績】対 東北楽天宮城・楽天生命パーク宮城8月24日オリックス(雨天中止)東北楽天25日△オリックス(田嶋)2-2(早川)東北楽天△26日●オリックス(山崎颯一郎)6-7(則本昂大)東北楽天○対 福岡ソフトバンク大阪・京セラドーム大阪27日○オリックス(山本)2-0(マルティネス)福岡ソフトバンク●28日△オリックス(宮城)2-2(石川)福岡ソフトバンク△29日○オリックス(スパークマン)6-3(和田)福岡ソフトバンク●※30日現在、99試合49勝37敗13分のパ・リーグ首位。2位の千葉ロッテと2.5ゲーム差。残り44試合。 仙台では6点差を1点差まで追い込んだが惜敗。移動日なしで疲れが見えるチームを救ったのはソフトバンク戦の初戦を任せられたエース山本由伸だった。由伸は3回と7回にピンチを招くが、これを凌いで、最速157キロのストレートを軸に9回を106球、被安打4、奪三振9、無四球、無失点の完封でこの2点を守り、11勝目。山本は前半戦から続いている連勝を「8」に伸ばしている。「ホッとしている気持ち。嬉しい」と安堵の表情を浮かべると、完封については「4回ぐらいに球数が少ないのを確認して、完封出来るのかなと思った」という。連勝が続いていることに関しては「テンポよく(先週から)2試合投げられたので、疲れを取りながらやっていきたい。今日は長打に気をつけて、丁寧にストライクゾーンで勝負出来た。とにかくチームがいい順位なので、チャレンジャーの気持ちでやっています」と首位でも挑戦者の気持ちを忘れずに勝ち星を重ねていくとファンにも呼びかけた。 2戦目は1敗しかしていない宮城大弥が先発。11勝を挙げる一方で、ソフトバンクにはまだ勝てていない。何とかソフトバンクから勝ち星を奪いたいところだったが、6回を106球、被安打7、奪三振5、四死球2、失点1の内容でマウンドを降りた。降板後、宮城は「野手陣の好守備に助けてもらっていましたが、追い込んでからのヒットも多かったですし、いい打球(捉えられた打球)の打たれ方が多かったと思います。ボール球を投げる時はしっかりとボールに投げ切るなど、もっと対応しないといけない部分が多かったと思います」と反省しきりだったが、チームは最終回、吉田正尚がワンポイントで起用された嘉弥真新也から四球を選ぶと、交代した板東湧梧から杉本がセンター前へ。無死一、二塁から安達了一は三振に倒れるが、中川圭太の代打、ジョーンズがレフトへライナー制の適時打を放ち同点に。だが、続く来田涼斗、伏見寅威の代打、西野真弘が三振に倒れ、2戦目は2対2の引き分けに終わっている。 3戦目は新外国人スパークマンが先発。スパークマンは5回を92球、被安打5、奪三振4、与四球2、失点2で降板したスパークマンは「(2度目の登板で)また1歩、次に進めたところは良かったと思う。フォアボールでランナーを出してしまったり、良くない状況を作ってしまったところは修正しないといけないけど、バックの堅い守りで助けてもらっていたし、本当に野手のおかげだよ」と野手に感謝の気持ちを述べた。打線は6回から登板した4番手、新外国人バルガスの好投に応えるべく、7回にオリックス打線が爆発。一死走者なしで山足達也が3番手のスチュワート・ジュニアからピッチャー・セーフティバントを決めると、若月健矢が送り、二死二塁から福田周平がライト前へ運んで二死一、三塁に。ここでソフトバンクは左腕の嘉弥真新也を3連投させるも宗佑磨が「打ったのは内寄りのシュートだと思います。先輩たちがすごい必死につないできていましたし、自分も2安打打てていたので、勢いに乗ってチームになんとかいい雰囲気を持って来れるように、思い切って打ちました!」とライトへタイムリー、さらに正尚、杉本も連続タイムリーが出てこの回、一気に4得点。6対3で勝利を収め、バルガスがNPB初勝利を挙げた。 来週末も同じカードが福岡・PayPayドームで組まれており、由伸、宮城の2人が並ぶ表ローテがソフトバンクと対峙する。今回、ソフトバンクに負けなかったのは首位を独走していく上で重要なポイントになるのかもしれない。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年08月05日 16時30分
東京五輪野球韓国代表イ・ジョンフ「山本からは絶対打ちたかった」侍ジャパン山本由伸から2安打!
東京オリンピック野球の決勝トーナメントであるノックアウトステージ準決勝が4日19時から神奈川・横浜スタジアムで行われ、アメリカとの最強対決を制して準決勝にコマを進めた日本(侍ジャパン)は、国際試合のたびに激戦を繰り広げてきた韓国と対戦したが、韓国チームの中で侍ジャパン先発の山本由伸へ並々ならぬ闘志を剥き出しにしていた選手がいた。 韓国はオリンピック予選も兼ねた2019年のプレミア12では決勝で日本に敗れたが、アメリカやメキシコを倒した上で、準優勝を果たしている。今回はアジア・オセアニア枠の1位としてオリンピック切符を獲得している。 今回も韓国球界に多いサイドスロー投手が複数選出されており、技巧派の先発がある程度試合を作り、サウスポーや速球派リリーフも組み込んだ細かい継投でカバーする形で、準決勝まで上がってきた。一方の野手陣は若いスター選手が次々に台頭しており、中日で活躍したイ・ジョンボムの息子としても知られるイ・ジョンフは高卒1年目から4年連続で3割を記録している巧打の外野手。このイ・ジョンフはプレミア12で山本由伸に抑え込まれており、「山本からは絶対に打ちたい」とリベンジに燃えていた。イ・ジョンフは4日の試合で山本由伸から2安打を放っており、試合には敗れたが、個人的なリベンジを果たした。 韓国では、高卒1年目から29本塁打を放つなどの活躍を見せ、パワーだけでなく高打率を残せる技術も兼ね備えている主砲のカン・ベクホのほか、北京オリンピックを経験しているベテラン捕手のカン・ミンホやMLB経験も持つキム・ヒョンスの両選手も選出されている。若い選手に経験豊かな選手も加わったバランスの良いメンバー構成。パワーヒッタータイプだけでなく巧打者や脚力のあるタイプなど、投手陣と同様にタイプの多彩さという意味でもバランスが取れた人選と言ってもいいだろう。 韓国としてはアメリカに勝利を収めて、再び侍ジャパンと対戦し、北京に続いてメダルを狙いに来るのは必至。WBCではここ2大会早期敗退が続いているが、5日のアメリカ戦を乗り越えて、7日に行われる決勝の舞台に立つつもりだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年08月04日 17時30分
侍ジャパン“エース”山本由伸が準決勝韓国戦先発で、最短の決勝進出決定へ!
東京オリンピック野球の決勝トーナメントであるノックアウトステージ準決勝が、4日19時から神奈川・横浜スタジアムで行われる。アメリカとの最強対決を制して準決勝にコマを進めた日本(侍ジャパン)は、国際試合のたびに激戦を繰り広げてきた韓国と対戦する。 侍ジャパンはオリックスのエースで、東京オリンピックの開幕投手を務めた山本由伸、韓国はコ・ヨンピョが先発をするとそれぞれ発表された。 侍ジャパンは2日に行われたアメリカ戦で、最終回に追いつくと、タイブレークの延長10回に福岡ソフトバンクの甲斐拓也がライトフェンス直撃のサヨナラヒットを放ち、劇的な勝利を掴んでいる。試合後、稲葉篤紀監督は「選手たちが諦めることなく全力で戦ってくれました。(東京オリンピック初登板の福岡ソフトバンクの千賀滉大について)これまで2試合で投げる場面が無く、どこかで起用しようと思っていました。彼らしい投球をしてくれたので次に繋がると思います。(ホームランが出た広島の鈴木誠也について)彼の中でもほっとした部分はあるんじゃないでしょうか。3点を取られた後でしたので、チームとしても元気が出るような一発でした。(10回について)栗林もよく0点に抑えてくれましたし、栗原もよくバントを決めてくれました。(サヨナラ打の場面は)内野5人のシフトでゴロやスクイズを警戒されていたのでヒッティングのサインでした。これからも我々の野球をしていきます」と語り、準決勝の韓国戦も総力戦で勝利を掴みにいく考えだ。 「東京で行われる特別なオリンピックのメンバーに選んでいただき、とても光栄に思います。このような大変な状況の中、ご尽力いただく全ての方への感謝の思いを忘れずに、日本の勝利に貢献するピッチングができるように頑張ります」と東京オリンピックの侍ジャパンに選出された際に話していた山本由伸は、7月28日、福島・福島県営あづま球場で行われた東京オリンピック野球予選ラウンド第1戦、ドミニカ共和国戦で先発。6回を88球、2安打、2四死球、9奪三振、無失点の好投でマウンドを降りている。 降板後には「立ち上がりは緊張しましたが、途中から落ち着いて投げられました。オリンピックの先発投手は、プレミア12での中継ぎの経験とはまた違った役割として、良い経験ができました。ドミニカ共和国の打者はパワーがすごいので、ホームランだけには気を付けて甲斐さんを信じて投げました」とコメントしていたが、韓国戦でも侍ジャパンのエースとして、最短試合で決勝に辿り着くピッチングに期待したい。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年07月28日 18時35分
東京五輪予選初戦で劇的サヨナラ勝利の侍ジャパン山本由伸「ホームランだけには気をつけた」
稲葉篤紀監督率いる五輪野球日本代表、侍ジャパンが28日、福島県営あづま球場でドミニカ共和国との予選ラウンド第1戦に臨んだ。 侍ジャパンはオリックスのエース山本由伸が、ドミニカ共和国は巨人の左腕C.C.メルセデスが先発した。山本は初回、ロドリゲスにセンター前へ運ばれると、続くバティスタに死球を与えてしまいピンチを招くが、フランシスコを併殺打に打ち取り、ピンチをしのぐ。 2回は2三振を奪い三者凡退に打ち取ったが、3回、先頭のバレリオにライト前へ運ばれた。ヌネスは三振に打ち取るが、ボニファシオに四球を与えて再びピンチに。だが、ここからギアが上がったのか、後続をセンターフライ、ライトフライに打ち取ると、4回は2三振、5回は1三振を奪って三者凡退。6回は三者連続三振とパーフェクトピッチング。6回を88球、2安打、2四死球、9奪三振、無失点の好投でマウンドを降りている。 打線は初回、メルセデスから吉田正尚がレフト前に運んだが、その後は6回裏までヒットを打てず。7回表に2番手でマウンドに上がった青柳晃洋が2失点を喫して嫌なムードが漂う中、その裏に浅村栄斗、柳田悠岐が連打を放ち無死二、三塁のチャンスを作ると、1死後に村上宗隆のファーストゴロの間に1点を奪った。 9回には5番手の栗林良吏がさらに1失点したが、その裏に侍ジャパンはドミニカ共和国のクローザー、アセンシオを攻めた。柳田、近藤健介、村上の3連打で1点を奪い、甲斐拓也がスクイズを決めて土壇場で同点に追いついた。山田哲人がセンター前に運んだところで、ドミニカ共和国はマリニエスを投入したが、坂本勇人がセンターを抜ける一打を放ち、劇的なサヨナラ勝ち。侍ジャパンは予選ラウンド第1戦を白星で飾った。次戦は31日に横浜スタジアムでメキシコと対戦する。 先発の山本は「立ち上がりは緊張しましたが、途中から落ち着いて投げられました。オリンピックの先発投手は、プレミア12での中継ぎの経験とはまた違った役割として、良い経験ができました。ドミニカ共和国の打者はパワーがすごいので、ホームランだけには気を付けて甲斐さんを信じて投げました」と試合を振り返った。(どら増田 / 写真・Rinco )
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スポーツ 2021年07月28日 11時45分
初戦間近の侍ジャパンにまたしても問題発生? 稲葉監督の意味深コメントで露呈した選手選考のマズさとは
7月26日、東京五輪・野球競技で金メダルをめざす侍ジャパンと稲葉篤紀代表監督が、競技会場となる福島県・あづま球場に入った。28日の初戦の相手は、ドミニカ共和国。オリックス・山本由伸投手が先発マウンドに上がるが、移動前のオンライン会見で、稲葉監督は“意味シンなコメント”も発していた。 「4人には、(先発で起用することを)伝えました」 稲葉監督はサラリと答え、次の質問を待ったが、取材する側は驚いてしまった。 「先発で起用するのは、3人だと聞いていました。NPBや球団職員など複数のスタッフがそう話していたんですが」(プロ野球解説者) >>球界OB、五輪野球には「言うほど興味が湧けへん」発言に共感の声 “金メダルは当然”の風潮には反発も<< 五輪・野球競技だが、参加国6チームをA、Bの2組に分け、2試合を行う。その勝敗により、A、B両組の1位から3位までの順位が決まる。A、B両組で1位通過した2チームは、次ステージのシード権を得る。両組の2、3位の4チームから勝ち上がったチームが1位通過チーム勝者と争うが、侍ジャパンとしては、「全勝で決勝戦に勝ち上がる」という青写真を描いているはずだった。 「2位、3位での通過となった場合に備えるのは、指揮官として当然のこと。しかし、先発投手を務める4人が誰なのか、そこは明言していません。でも、楽天の田中将大投手は間違いなく、先発でしょう」(前出・同) 山本、田中。あと2人は誰なのか? 広島・森下暢仁投手、日本ハム・伊藤大海投手、そして、阪神・青柳晃洋投手、中日・大野雄大投手が予想されている。 「『先発投手が3人』と思われていた根拠は、好調な山本と、経験豊富な田中を2回先発させることができるからです」(在京球団スタッフ) 3人目と4人目の先発役は、敗者復活組に回った場合、そこで投げることになる。1位通過し、次ステージ第1戦も勝った時、4人目の先発役が「決勝4チームによる最終トーナメントで初登板」となるが、それは考えにくい。つまり、4人目の先発投手は、登板のない“捨て石役”か、3試合目まで試合状況を見ながら、リリーフ登板の準備もしなければならない“便利屋”扱いとなるわけだ。 「そのつらい役回りとなる4人目なんですが、どうも、大野が買って出たとの情報も交錯しています。昨季、沢村賞にも選ばれ、日本を代表する好左腕ですが、今季は調子がイマイチ。侍ジャパンは左の救援投手が岩崎優(阪神)しかいません。そういう状況を察して」(球界関係者) もっとも、左の先発投手も大野しかいないのだが…。 巨人の左腕リリーバー・中川皓太投手と右投げの菅野智之投手が代表辞退した時、稲葉監督は左投手を入れなかった。大野が便利屋を買って出たとされるのは、稲葉監督がソフトバンク・千賀滉大、日本ハム・伊藤を追加招集した後、いや、侍ジャパンの強化合宿が始まった7月19日以降だという。 大野の男気はさすがだが、オリックス・宮城大弥、楽天・松井裕樹など、ほかも左投手がいたはず。本番直前だが、選手選考への疑問が再燃しつつある。(スポーツライター・飯山満)
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