山本由伸
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スポーツ 2020年09月30日 19時30分
オリックス・山本が捕手の“金的”に爆笑! お立ち台で思い出し笑い、インスタライブで真相を明かす
29日に行われたオリックス対西武の一戦。試合は「3-0」でオリックスが勝利したが、同戦でオリックス・山本由伸が見せた表情がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 同戦に先発した山本は、「8回無失点・被安打4・四球2・14奪三振」の好投を見せ今シーズン7勝目をマーク。その投球中の5回表、8回表にそれぞれ、西武・金子侑司が放ったファールが捕手・伏見寅威の股間に直撃する珍事が起こった。 話題となっているのは、8回表に起こった2度目の直撃後に山本が見せた表情。2打席連続で金子の打球を受けた伏見は「痛っ!」と声を挙げながら直撃箇所をさすったが、この様子を見た山本はそれまでの真剣な表情から一変。右腕で口元を隠しながらも満面の笑みを浮かべていた。 さらに、山本は試合後に伏見と共に臨んだヒーローインタビューで、「今日の投球を振り返っていかがでしたか?」という質問に答えている最中、直撃の瞬間を思い出したのか「ピンチの場面もあったんですけど、何とか寅威さんのリードで…へへっ」と吹き出す場面も。この様子を隣で見ていた伏見も、“金的”のことで笑っていると察したのかニヤリとしていた。 >>オリックス・山岡、早期降板は計算通り? 他球団も追随か、中嶋監督代行が仕掛けた“ピギーバック”とは<< 同戦で山本が見せた表情に、ネット上からは「山本何笑ってんだw」、「腕で隠しきれないくらいニコニコしてて面白い」、「2打席連続だったから『またかよ!』って感じになって笑っちゃったのかな」、「お立ち台でも思い出し笑いしてて草、そんなにツボだったのか」といった反応が多数寄せられている。 「山本と伏見は共に翌30日に球団公式ユーチューブチャンネルが行った生配信に登場し、当時の心境を語っています。山本によると、直撃後の伏見は立ち上がった後『おい~』というような表情を浮かべながら金子の方に1歩近寄ったといい、この様子が面白くて吹き出してしまったとのこと。また、伏見は直撃箇所にあざができるほど痛かったということや、もともと自身と仲が良いという金子も直撃後に少し笑っていたと明かしています」(野球ライター) 予想外の珍アクシデントに見舞われた伏見だが、幸いにも特に負傷はしなかった上に「3打数2安打・1本塁打」と結果を残している。同戦はいろいろな意味で大当たりの試合になったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月04日 11時00分
オリックス、日本ハムに大敗で再び後退!ロッテ戦は由伸からリベンジへ
前週、仙台での東北楽天6連戦では4勝1敗1分と好成績を収め、5位に浮上したオリックスだったが、北海道・札幌ドームで行われた北海道日本ハム5連戦では1勝4敗と大敗を喫し、再び最下位に転落。借金も「7」に逆戻りしてしまった。<オリックス戦績 7.28〜8.1>対北海道日本ハム 北海道・札幌ドーム▽7月28日●オリックス(アルバース)1-5(上沢)北海道日本ハム○▽7月29日●オリックス(鈴木優)2-6(マルティネス)北海道日本ハム○▽7月30日●オリックス(山崎福)3-7(杉浦)北海道日本ハム○▽7月31日○オリックス(榊原)7-2(有原)北海道日本ハム●▽8月1日●オリックス(田嶋)1-3(バーヘイゲン)北海道日本ハム○※オリックス1勝4敗。通算戦績38試合14勝21敗3け。首位ソフトバンクと7ゲーム差。カッコ内は先発。 7月31日の試合では、好リリーフを見せた高卒6年目で地元北海道出身の左腕、齋藤綱記に嬉しいプロ初勝利がついたが、1日の田嶋大樹以外は、先発投手が踏ん張れず、試合を立て直すために出てきた中継ぎ陣も期待に応えられなかった。最下位だった日本ハムとのゲーム差を突き放し、4ゲーム差まで迫っていた首位との差も縮め、借金も返済するプランで臨んだだけに、日本ハムにひっくり返された上、2.5ゲーム差をつけられたのは痛い。 野手陣はチャンスを作るものの、「あと1本」が出ない。仙台では終盤に得点を出し、7月31日の試合も7回をビッグイニングにして勝利を収めているが、先発投手に勝ち星をつけるためには、もっと早い回での仕掛けが必要だろう。福田周平が復帰し、結果を残しているのは明るい材料だ。4日からは本拠地、大阪・京セラドーム大阪に戻り、千葉で6連敗を食らった千葉ロッテとリベンジの6連戦が行われる。 日本ハム戦が5連戦だったことにより、エースの山本由伸が火曜日にスライド。アルバースが登録を抹消されたため、気になるのは9日の先発投手だが、アルバースが再調整して再昇格することが濃厚。2日にファームで、離脱中だったもう一人のエース、山岡泰輔が復活登板をしており、59球を投じていることから、11日から福岡・福岡PayPayドームで行われる福岡ソフトバンクとの6連戦で復帰となれば、ローテーションが再編されるだろう。今後の経緯を見守っていきたい。 野手ではファームで、オープン戦では開幕スタメン当確だった宜保翔が実戦復帰しており、こちらも一軍での活躍が待たれるところである。(どら増田)
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スポーツ 2020年07月11日 11時00分
西武捕手がロッテ助っ人に投げられ肩脱臼! 予想外の処分に不満も? 相次ぐ死球が呼んだ前代未聞の暴力騒動
7月5日に行われたオリックス対西武の一戦。試合は「8-5」でオリックスが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがオリックス・山本由伸の死球連発だった。 同戦に先発した山本は7回2失点と好投した一方で、6回裏に山川穂高、中村剛也、木村文紀、7回裏には再び山川にそれぞれ死球を当ててしまう。1イニング3死球を含む計4死球に、西武ベンチからは「何やっとんじゃコラァ!ボケェ!」とヤジが飛ぶなど非常にピリついた雰囲気が漂った。 >>元巨人・上原氏「当てようとして投げてるわけではない!」西武ベンチの暴言に苦言、死球続出にファンからは賛否<< ネット上にも「死球覚悟でいかないと打たれるから仕方ない」、「わざとじゃないにしても当てすぎ」と様々な反応が寄せられる中、「乱闘にならなくてよかった」という安堵の声も見受けられた同戦での死球禍。今から12年前には、相次ぐ死球が暴力騒動につながってしまった試合がある。 2008年9月24日、西武ドーム(現メットライフドーム)で行われた西武対ロッテの一戦。西武は勝てば2004年以来4年ぶりとなるリーグ優勝が決まる状況だったが、先発を任された涌井秀章が4回にいきなり3失点。なおも2死満塁のピンチでロッテ・里崎智也に押し出し死球を与えたところで降板となった。 その後、涌井に代わって出てきた三井浩二がズレータに、さらに三井の後を受けた許銘傑もベニーに死球を与えてしまう。3つ目の死球を当てられたベニーが怒りの表情でマウンドに向かおうとしたため、西武捕手・細川亨はすぐに制止に入った。 すると、ベニーは怒りの矛先を変え細川につかみかかると、首投げのような形で地面に投げ倒してしまう。その直後に両軍選手がその場に殺到しベニーと細川を引き離したが、ベニーは取り囲まれてもなお西武選手を突き飛ばすなど大荒れだった。 騒ぎが鎮静化した後、起き上がった細川は左腕をこわ張らせながらベンチに下がりそのまま負傷交代。ベニーも暴力行為により退場となったため、一気に2名の選手がグラウンドを去る形に。試合はその後「9-1」でロッテが勝利したが、両軍どちらも後味の悪い試合となった。 同戦後、細川は左肩を脱臼していることが判明し、3試合の欠場を強いられることに。一方、ベニーは「制裁金5万円+厳重注意」とリーグからの処分が軽かったため納得のいかないファンも少なくなかったというが、その後当人同士が和解したことでこの件は完全に手打ちとなっている。 今シーズンは6月2~16日にかけ行われた練習試合で、全68試合で計44個もの死球が続出。同月19日の開幕後も7月5日までの全88試合で計62個の死球が記録されており、巨人・小林誠司が6月21日・対阪神戦で死球を受け左尺骨を骨折するなど重傷者も出ている。今回取り上げたような騒動が起きないよう、今後の試合で死球が減ることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月06日 15時35分
元巨人・上原氏「当てようとして投げてるわけではない!」 西武ベンチの暴言に苦言、死球続出にファンからは賛否
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が6日、自身の公式ツイッターに投稿。5日の西武対オリックス戦での西武ベンチの態度に苦言を呈した。 >>広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ<< 西武は「5-8」で敗れた同日のオリックス戦で、オリックス先発・山本由伸から計4個の死球を受けた。西武ベンチは3個目の死球の際に「何やっとんじゃコラァ!ボケェ!」、4個目の直後には「デッドボールかゴラァ!」とヤジを飛ばすなど、相次ぐ死球に相当ピリついた態度を見せていた。 これに対し、上原氏は6日に自身のツイッターに投稿。「当てようとして投げてるわけではない!」と、過剰なヤジを飛ばした西武ベンチに苦言を呈した。 投手が死球を恐れて外角ばかりに投げると、コースを読んだ打者から踏み込んで打たれるリスクが上がるという上原氏。「申し訳ない、って顔で謝ってるのが証拠。打者の皆さん、分かってくださいね」と、投手の内角攻めに理解を求めていた。 上原氏の投稿を受け、ネット上には「内角突けなかったら打たれるから仕方ない、特に西武打線は強打者ばかりだし」、「死球が多くなったのは、それだけ西武の打者が相手に重圧与えてる証でもあるよね」、「コース間違えないようにギリギリのところを攻めてるから、たまにはこういうことも起こり得る」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「4個も死球当てられて文句言うなって方が無理だろ」、「故意じゃなかったら何でも許される訳じゃない」、「西武はリーグ1位の被死球数なんだぞ、それなのに『分かってください』は無いだろ」といった反発も複数見受けられた。 現役時代に巨人(1999-2008,2018-2019)、オリオールズ(2009-2011)、レンジャーズ(2011-2012)、レッドソックス(2013-2016)、カブス(2017)でプレーした45歳の上原氏は、日米通算で計34個しか死球を与えなかった投手。強気の攻めと制球力を両立させた投球で数々のタイトルを手にしただけに、今回の山本の4死球についても臆せずに攻めた結果と考えているようだ。 「2018、2019年とパ・リーグ2連覇中の西武は、2年連続でチーム打率・得点数がリーグトップの数字だった強打のチーム。今シーズンも5日終了時点のチーム打率・得点数はリーグ2位と破壊力は健在なので、死球覚悟で内角を厳しく突いた山本の投球は決して間違ってはいません。ただ、今シーズンの西武はここまでリーグトップとなる9個の死球を食らってもいます。当たり所が悪ければ大怪我の危険性もあるので、相次ぐ死球に西武ベンチが怒ったのも致し方ない面はあるでしょう」(野球ライター) 今年は6月2~16日にかけ行われた練習試合で、全68試合で計44個もの死球が続出。同月19日の開幕後も7月5日までの全88試合で計62個の死球が記録されており、巨人・小林誠司が6月21日・対阪神戦で死球を受け左尺骨を骨折するなど重傷者も出ている。今回の試合では幸いにも怪我人は出なかったが、重大なアクシデントにつながりかねない死球がこれ以上増えないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年06月16日 11時00分
オリックス、スマイルTシャツ決定に山本由伸「笑顔で開幕を迎える」
オリックスは、公式ファンクラブBsCLUBの会員からファン投票を募集していたTシャツのデザインを決定し、発表した。 球団担当者は「『ファンの皆さんといっしょに野球で笑顔になりたい』という選手の想いから、“野球で笑顔に”というテーマのもと、選手とファンの皆さんで作り上げたTシャツです。『野球で笑顔にTシャツ』を着て、待ちに待ったプロ野球2020シーズン開幕の喜びを共に分かち合い、笑顔で一つになりましょう。ご投票いただきました皆さん、ありがとうございました!」とファンに感謝の意を述べている。 このTシャツのデザインの特徴は、笑顔の象徴“スマイルマーク”に、フィジカルディスタンス化したバファローズのロゴを取り入れ、新しい生活様式の中でも“笑顔で”野球ができること、“笑顔で”応援できることの喜びを表現しているという。ライトブルーは、医療に従事されている方々への敬意と感謝の気持ちを表したいという選手たちの想いから、採用された。 13日に行われた練習試合前の練習から、選手、監督、コーチ、スタッフ、球団職員が一斉に着用したところ、関係者の間からも評判が高かった。現在のところ京セラドーム大阪と、神戸三宮にある球団公式グッズショップでは、密になる状況を避けるため販売の予定はなく、オンラインショップのみの扱いになるという。 開幕3戦目で先発が予定されている山本由伸は「さわやかでおしゃれなTシャツになり、とても気に入っています。ライトブルーで表現したとおり、医療従事者の方々のご尽力により、僕たちは今こうして笑顔で開幕を迎えようとしています。ファンの皆さんにもこの気持ちをぜひ共有していただき、6月19日の開幕戦ではこのTシャツを着てテレビの前で応援してください!」とファンに呼び掛けた。 オリックスの“おうち観戦”プロジェクトは、少しでもファンと共有出来ることをやっていくのが大きなテーマとなっており、今後も続けていく意向だ。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月15日 22時30分
オリックス、開幕3連戦に山岡、田嶋、ヨシノブの三本柱登板へ!
オリックスは14日、開幕に向けた練習試合の全日程を終えた。通算戦績は4勝4敗4分けのイーブンだったが、開幕3連戦から先発の三本柱を惜しみなく投入していく。<オリックス練習試合成績>▼6月9日〜11日 福岡・福岡PayPayドームオリックス(村西) 0-2 (高橋礼)ソフトバンクオリックス(アルバース) 7-5 (石川)ソフトバンクオリックス(K-鈴木) 10-5 (ムーア)ソフトバンク▼6月12日〜14日 大阪・京セラドーム大阪オリックス(山岡) 3-3 (西)阪神オリックス(田嶋) 1-1 (岩貞)阪神オリックス(山本) 3-3 (ガルシア)阪神(カッコ)内は先発投手※6試合2勝1敗3分け オリックスにとって大きいのは、練習試合最後の1週間を勝ち越し、山岡泰輔、田嶋大樹、山本由伸の先発三本柱が、いずれも3失点以内と安定のピッチングを見せたことだろう。 西村徳文監督は「(先発は)まだ1人しか言っていないけど…。山岡の後を投げて、山岡にいい結果を出してもらって、それに(田嶋が)続く。それでヨシノブにね。そういう配置にしましたんで」と13日の試合後、開幕3連戦は、山岡、田嶋、ヨシノブの順番で行くことを暗に認めている。 残り3枠は、アルバースと村西がほぼ当確。僅か1枠をK-鈴木を軸に、ファームも含めて最後まで競わせていくことになりそうだ。投手陣ではリリーバーも含めて、練習試合で不安定なピッチングを披露してしまった選手もいるだけに、首脳陣は最後まで頭を悩ませそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年05月13日 17時30分
オリックス山本由伸「何か出来ることはないかと考えていた」高性能マスク約200万円分を寄贈
オリックスは山本由伸投手が、高機能マスク約200万円分を大阪府の医療機関に寄贈する運びとなったと発表した。 高機能マスクは、由伸がアドバイザリー契約をしており、他球団の選手とも契約をしているオンヨネ株式会社製のものだという。オンヨネ株式会社を通じ、6月中旬にマスクを大阪府内の医療機関へ寄贈するとのこと。 由伸は「新型コロナウイルスの影響が様々なところで出ており、皆さま大変な思いをされていることと思います。私はプロ野球選手という立場ですが、医療現場の方々が日々大変な想いで現場で対応にあたられていること、またその現場でマスクなどが不足しているというニュースも見聞きしている中で、何かできることはないかと考えていました。今回、自身がアンダーウェアなどを日々着用しているオンヨネ社が高機能マスクを開発しているとのことで、このマスク200万円相当を医療現場の方々に寄贈したいと思います。また、シーズン終了後には勝利数に応じて、その際に必要な機関に寄贈を行っていきたいと思っています。少しでも早くこの事態が終息し、皆さまの前でプレーをお見せできることを楽しみにしています」とコメント。シーズン中の勝利数に応じて、さらなる寄贈を行う考えも明らかにしている。 今年から背番号が18に変更となり、山岡泰輔とともにダブルエース体制として、シーズンに臨む由伸。東京オリンピックもWBCも延期となってしまったが、SNSで練習の動画をアップするなど、モチベーションはしっかりと保っており、来るべき開幕に向けて問題はなさそうだ。勝ち星を重ねることで、コロナ禍から脱却する光を与えてくれるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月25日 17時30分
史上初の快挙を成し遂げた選手も? 先発転向がハマった元リリーフ投手、楽天・松井も期待大か
昨年68試合の登板で38セーブを挙げ、パ・リーグ最多セーブのタイトルを獲得した楽天・松井裕樹。その松井がオフの契約更改で表明した今年からの先発転向は、多くのプロ野球ファンに驚きをもたらした。 プロ1年目の2014年に17試合に先発した経験はあるものの、リリーフに転向した翌年から昨年までの先発はわずか2試合となっている松井。報道では自らの意思に加え、若手で柱となれる先発が不足しているというチーム事情も転向の理由とされているが、ブランクの長さを理由にネット上には今回の決断を不安視する声も少なからず見受けられた。 ただ、元リリーフ投手が先発転向で成功を収めたケースは、近年だけを見ても複数存在する。 横浜・DeNA(2006-2016)でプレーした山口俊は、プロ入りから2013年までの8年間で「295登板(先発では9登板)・17勝28敗・111セーブ」をマーク。抑えとしての実績が目立っていたが、開幕から調子が上がらなかった2014年の途中に抑えから先発に転向。転向から約2年後の2016年には2ケタ11勝を挙げるなど活躍を見せた。 その後FAで移籍した巨人(2017-2019)でも先発を務めた山口は、2018年にノーヒットノーラン(7月27日中日戦)を達成し、2019年には「15勝4敗・防御率.2.91・奪三振188」で最多勝、最高勝率(.789)、最多奪三振の投手三冠に輝くなど大活躍。チームの5年ぶりのリーグ優勝を置き土産に、今オフポスティングでトロント・ブルージェイズへ移籍している。 山口と同じく、昨年タイトルを獲得した元リリーフ投手が現在オリックス(2017-)に所属する山本由伸。山本はプロ1年目の2017年に先発として5試合に登板したが、翌2018年はリリーフとして54試合に登板する一方で先発登板はゼロ。しかし、迎えた昨年は自ら直訴して再び先発に転向し「20登板・8勝6敗・防御率1.95・127奪三振」をマークし、最優秀防御率のタイトルを手にした。 山本はシーズン終了後の昨年11月、侍ジャパンの一員としてプレミア12にも出場。大会中は先発ではなくリリーフとして全8試合中5試合で起用されたが、「防御率1.80・6奪三振」と活躍しチームの世界一に貢献している。 先発転向後にプロ野球史上初の快挙を成し遂げたのが、かつてソフトバンク(2009-2018)でプレーした摂津正氏。摂津氏はプロ1年目から2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いていたが、3年目のシーズンとなった2010年に自身の意向と右のエースが欲しいチーム事情が一致し先発転向。そこから現役を引退する2018年まで1試合(2017年10月1日オリックス戦)を除き全て先発として試合に登板し、5年連続2ケタ勝利を含む70勝(通算は79勝)をマークした。 その摂津氏が最も輝いたのが、「27登板・17勝5敗・防御率1.91・153奪三振」といった数字を残し、最多勝、最高勝率(.773/当時の名称は最優秀投手)の2冠を獲得した2012年。同年の摂津氏は投手最高の栄誉とされる沢村賞に選出されているが、同賞と最優秀中継ぎ投手の両タイトル獲得はプロ野球史上初の快挙だった。ちなみに、この年以降から昨シーズンまで、摂津氏の後に続く選手は現れていない。 今回名を挙げた以上3名のうち、山口は本格転向以前に9試合、山本は5試合先発を務めた経験を持っており、山本、摂津氏は自らの意思を持って先発に転じている。このことを考えると、ルーキーイヤーを含めこれまで19試合で先発した経験を持ち、自ら転向を決断した松井も十分期待できるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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