大久保博元
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スポーツ 2022年06月26日 11時00分
ヤクルト・高津監督、敵選手をわざと骨折させた?「選手生命潰された」の指摘も、大久保氏が現役時代の不可解死球を明かす
野球解説者・高橋慶彦氏(元広島他)が22日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、同・大久保博元氏(元楽天監督)が登場。ヤクルト・高津臣吾監督にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で両名はお互いに手掛けている飲食店の話や、現役時代にサインを積極的に書くようになったきっかけなどを話した。その中で、動画スタッフから「あと一つ、デーブさんの気になった成績で、(現役時代に)盗塁1個だけされてるじゃないですか?」と話を振られた大久保氏は、盗塁を決めた試合で現役・ヤクルト時代の高津監督から報復死球を受けたことを明かした。 >>ヤクルト・山田、審判への態度に「ブチ切れてる」驚きの声 左手を上げ厳しい表情で凝視、退場レベルの行動と指摘も<< 大久保氏が生涯唯一の盗塁を決めたのは現役・巨人時代、1993年5月27日のヤクルト戦。「8番・捕手」で先発した大久保氏はヤクルト・石井一久(現楽天監督)からヒットを放ち一塁に出塁したが、石井は大久保氏がそれまで盗塁0だったこともあってか、牽制やクイックなどのそぶりを全く見せず。すると、ヤクルト一塁手・広澤克実(現野球解説者)が「おいデーブ、なめられてんな。全然(一塁)見ないから走っちゃえよ」とささやいてきたという。 これを受け大久保氏は一塁コーチャーの中畑清コーチ(元DeNA監督)に確認をとったところ、中畑コーチも「走っちゃえ!」とGOサインを出したため、大久保氏は二盗を敢行し悠々と二塁を陥れることに成功。ところが、「でも次の打席に高津から死球食らって(左手首)骨折、(全治)3か月」と、次打席に高津監督から長期離脱につながる死球を受けてしまったという。 「(盗塁は)もう二度としないって決めました。そりゃバッテリーも怒るだろうと。『お前は走っちゃいけないんだ』って」という大久保氏。それまで盗塁ゼロだったことを逆手にとったと捉えられ報復死球を受けたのだと考え、これ以降盗塁を狙うことはなくなったと振り返った。 プロ初盗塁が招いた悲劇を知り、ネット上のファンからは「どう考えても無警戒なヤクルト側が悪いのに死球ぶつけるのは理不尽すぎる」などと驚きの声が寄せられた大久保氏。中には、この他にも複数ある理不尽エピソードを引き合いに出しながら同情するコメントも少なからず見られた。 「大久保氏は打力を買われ西武にドラ1で入団したばかりの1985年新人合同自主トレで、特に説明もなく守備・走塁練習ばかりやらせてきた西武・伊原春樹コーチ(当時)に抗議したところ、顔中に縫い目の跡がつくほど硬球でボコボコに殴打されています。また、巨人時代の1993年には心当たりがないのに同僚・桑田真澄(現一軍投手チーフコーチ)からバッテリーを拒否された上、1995年には山倉和博コーチ(当時)から何ひとつ具体的な説明のないまま二軍降格を告げられたことで確執が生じ、これを理由に同年限りで引退を決断するに至っています。今回動画内で明かした話も含め、全て大久保氏が明確な理由なく不利益を被っているということもあり、かわいそうだと同情しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 西武(1985-1992)、巨人(1992-1995)でプレーした現役生活に、わずか28歳の若さで別れを告げている大久保氏。一部からは「訳の分からん冷遇やアクシデントに選手生命を潰された大久保のような選手は二度と出てきてほしくない」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋慶彦氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC0OskCvXSgVsle9WVLbO9lA
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スポーツ 2022年06月17日 20時30分
西武・辻監督に選手が激怒「てめえこの野郎!」 ロッカーでのトラブルを球界OBが明かす、別人のような態度に驚きの声
野球解説者・高橋慶彦氏(元広島他)が16日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、同・大久保博元氏(元楽天監督)が登場。西武・辻発彦監督にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で大久保氏は現役・西武時代(1985-1992)の思い出をテーマにトーク。新人時代にコーチから受けた理不尽な指導や、一軍でプレーし始めた当初に先輩選手から受けた洗礼などを話した。 >>清原和博氏を西武コーチが殴打!「八重歯が唇を貫通した」“鬼軍曹”の逆鱗に触れた怠慢エピソードを明かす<< その中で、大久保氏は辻監督が現役・西武時代(1984-1995)に味方批判をし、同僚・山根和夫氏(元日本ハムコーチ)を激怒させたという話を明かす。具体的な時期は不明だが、山根氏が広島から西武にトレード加入して間もない1987年シーズンのある日、大久保氏は選手ロッカーで山根氏ら先輩投手陣と過ごしていた。すると、その場に現れた辻監督が突然「投手が1点も取られなきゃ負けねえんだよ!」と投手陣をどなりつけたという。 すると、これを聞いた山根氏は「てめえこの野郎!」と激高し、辻監督の胸ぐらをつかんで壁にドンっと押し付けた。さらに、その後も「言ってはいけないこといっぱいあるだろうがぁ!」と辻監督にほえたという。 「怒ったの見たことなかったですから!」と、初めて見る山根氏の怒りの形相に驚愕したという大久保氏。山根氏と広島時代に一緒にプレーした経験を持つ高橋氏も「そうなんだ!? そんな山根さん知らん俺」と驚きの表情を浮かべていた。 大久保氏が明かした辻監督のエピソードを受け、ネット上には「状況からすると投手が崩れての敗戦後っぽいけど、喧嘩売った方も売られた方も殺伐としすぎだろ」といった驚きの声と共に、「監督時代の辻さんしか知らないから想像つかない」、「今は優しいおじいちゃんって感じの辻監督も選手時代は血気盛んだったのか」と現在と比較するコメントも多数見られた。 「辻監督は2017年から現在まで西武を率いていますが、頭ごなしには叱らない、多少不振でも我慢強く起用するなど選手に寄り添った指導でチームをリーグ2連覇(2018-2019)に導いた監督。また、プライベートでは大の愛犬家であることも広く知られています。近年はグラウンド内外で“好々爺”というようなイメージが定着していることもあり、味方批判で内紛劇を引き起こしたという今回のエピソードをにわかには信じがたいと感じたファンも少なからずいたようです」(野球ライター) 西武では二塁の絶対的レギュラーとして、リーグ優勝9回・日本一6回を達成したチームの黄金期を支えた辻監督。性格に難がある選手だったとは特に伝えられていないが、今回大久保氏が明かした味方批判はそれだけ勝利への執念が強かったことの表れともいえそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋慶彦氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC0OskCvXSgVsle9WVLbO9lA
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スポーツ 2022年01月09日 11時00分
巨人・阿部コーチが後輩に激怒! 林氏が試合中の信じられない行動暴露、「見えないならタイム取れよ」ドン引きの声も
野球解説者・大久保博元氏(元楽天監督)が4日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、同・林昌範氏(元巨人他)がゲスト出演。巨人・阿部慎之助一軍作戦兼ディフェンスチーフコーチにまつわる発言がネット上で話題となっている。 >>巨人・阿部二軍監督が井納に激怒「全てぶっ壊した」 試合後インタビューでの酷評が物議、炎上KOにファンも嘆き「このままだと2億円がドブ」<< 今回の動画で林氏は当時プロ2年目・19歳の2003年に訪れた一軍デビュー戦の舞台裏や、同戦を含め何度もバッテリーを組んだ阿部コーチとの思い出話をテーマにトーク。一軍デビュー戦に至るまでの経緯や、同戦前に阿部コーチから受けたアドバイスなどを語った。 その中で、林氏は阿部コーチとバッテリーを組んだ試合ではよくサインミスを犯していたという話を暴露。林氏は2003年の一軍デビュー当初は先発、2005年以降はリリーフとして主に起用されているが、「甲子園と東京ドームの時が全然(配球)サインが見えなかったです。僕も目悪かったので」と、自身の視力や照明の関係もあり両球場ではサイン確認に苦戦していたという。 中でも人差し指、中指の2本を使うフォークのサインと、親指を加え3本指を用いるストレートのサインは判別が難しかったという林氏。ただ、具体的な理由には触れなかったが「そこで(一旦プレートを)外せばいいんですけど、『多分こっちだな』と思って結構投げちゃうんです」と、当てずっぽうで投げてサインミスを犯すこともしばしばあったという。 阿部コーチからは最初の方こそ「見えねーとかねえからお前! こんな時に!」、「1点差で8回投げて、何が見えねえだ!」と、サインミスを犯すたびにマウンド上で怒鳴っていたという。ところが、時が経つにつれ「もう慣れてるわ。ノーサインで取れる」と怒られる頻度は減っていったと林氏は語った。 林氏の発言を受け、ネット上には「勘で投げるのはヤバ過ぎる、サイン見えないならタイム取れよ」、「最終的に阿部を根負けさせるのもビックリ」と驚く声が続出。「澤村みたいにしばかれなくて良かったな」、「澤村のように頭叩かれてもおかしくなかったぞ」と元巨人・澤村拓一(現ボストン・レッドソックス)の名を絡めたコメントも多かった。 阿部コーチは2012年10月28日の日本シリーズ第2戦・日本ハム戦1回表2死一、二塁の場面で、牽制サインを見落とした澤村の頭を右手で一発たたいたことで話題に。当時の報道では「やるべきことをやってなかったから」と、澤村のサインミスを怠慢プレーと捉え一喝したことが伝えられている。 その澤村とは違いサインミスを何度も繰り返していながら、阿部コーチからは怒鳴られるにとどまっている林氏。一部からは「阿部からみて林は同じ千葉県出身の後輩で自主トレも一緒にやってた間柄だから、その辺の関係もあって多少のミスは大目に見られてたんだろうか」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2021年12月18日 11時00分
元西武・G.G.佐藤氏、松坂のせいでキャリアが狂った?「お前いい加減にしろ!」監督も激怒、プロ入り直後の大誤算を明かす
野球解説者の大久保博元氏(元楽天監督)が14日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者で地盤調査会社『トラバース』副社長のG.G.佐藤氏(元西武他)がゲスト出演。今季限りで現役を引退した西武・松坂大輔が原因という挫折経験を明かした。 今回の動画で佐藤氏は西武(2004-2011)、ロッテ(2013-2014)で過ごした現役時代の内、西武時代の思い出をテーマにトーク。その中で、当時プロ1年目・25歳だった2004年春季キャンプにおいて、同6年目・23歳だった松坂のスライダーを捕れなかったことから捕手を断念したというエピソードを語った。 >>元横浜・斎藤氏、松坂プロ入りへの本音明かし驚きの声「当時言ってたらバッシング確実」 自軍の獲得失敗に内心喜んでいた?<< 2003年に受けた西武の入団テストで当時の伊東勤監督(前中日一軍ヘッドコーチ)に見いだされ、同年ドラフトで7位指名を受けた佐藤氏。伊東監督は佐藤氏が当時捕手を守っていた点を決め手として指名を決断したという。 ただ、佐藤氏は迎えた翌2004年の春季キャンプで捕手としてブルペンに入るも、相手を務めた松坂のスライダーを全く捕球できず。「立ち投げ(の時点)で捕れなかったです」、「『スライダー行くよ』って言われた瞬間、嫌な予感したんですよ。(その直後に)高速Vスライダーです。(捕れずに)『かぁ~』ってなっちゃって」と、肩慣らしの段階でスライダーにはほとんど対応できなかったという。 このことに「普通に捕れるとは思ったんですけど…」と相当なショックを受けたという佐藤氏は、キャンプ4日目に伊東監督に「伊東さん、僕捕手やめたいです」と直訴。これを聞いた伊東監督は「お前いいかげんにしろ! (捕手)できるから獲ったのにできねえのか!」と激怒した後、「じゃあお前どこ守るんだ?」と質問。これに佐藤氏が「三塁なら…」と答えたことから、即座に捕手から三塁へのコンバートが決まったという。 佐藤氏の発言を受け、ネット上には「GGのコンバートの原因が松坂なのは知らなかった」、「捕手できるって触れ込みで入団したのに、キャンプイン早々『捕手辞めたいです』はヤバすぎる」、「なんだかんだ言ってコンバート認めた伊東監督優しすぎだろ、こんなの一瞬で干されてもおかしくないぞ」と驚きの声が寄せられている。 一方、「松坂のスライダーは名だたる打者が対応に苦労してたから捕れないのも仕方ない」、「あのイチローですら初見では打てなかったほどの球だからなあ」、「GGに泣きつかれた伊東監督自身も変化量にビックリしたって昔言ってた気がする」と同情するコメントも数多く挙がった。 松坂は1999年のプロ入り当初から150キロ超の直球とともに、大きく曲がる高速スライダーで他球団の強打者を封じてきた投手。中でも、同年5月に初対決したイチロー氏(当時オリックス/現シアトル・マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)からスライダーで2三振を奪った投球は今もファンの語り草となっている。 また、伊東監督も現役時代の1999年春季キャンプで松坂のスライダーを受けた際、「18歳のボールではなかった。オーバーに言うと、スライダーがベース2つ分曲がっていた」と変化量に驚愕したと過去に語っている。捕手歴代最多のゴールデングラブ賞11回を誇る伊東監督ですら手を焼いただけに、佐藤氏が捕手の道を諦めるに至ったのも無理はなかったと考えているファンも少ないようだ。 なお、捕手断念後の佐藤氏は三塁、一塁、外野とコンバートを繰り返した結果、強打の外野手として一軍に定着し、2008年には「.302・21本・62打点」の好成績でチームのリーグ優勝・日本一に大きく貢献している。このこともあってか、一部ファンからは「結果的に打力が花開いたんだから捕手断念は大正解だったのでは」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2021年10月24日 11時00分
巨人・長嶋監督に練習中の選手がブチ切れ「一緒に走ってみろ!」 篠塚氏が若手時代の造反劇を明かす、中畑氏の思惑通りの展開に?
野球解説者の大久保博元氏(元楽天監督)が19日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、同・篠塚和典氏(元巨人)がゲスト出演。現役時代に巨人・長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)に歯向かった話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で篠塚氏は当時プロ4年目・22歳の1979年シーズン終了後に参加した巨人の秋季キャンプ、いわゆる“地獄の伊東キャンプ”の思い出をテーマにトーク。ノック練習中に募らせていた不満や、猛練習の末に得た収穫などを語った。 >>巨人選手が温泉で溺れかける?「1番しんどかった」鹿取氏、命の危機も感じた“地獄の伊東キャンプ”の壮絶さを明かす<< その中で、篠塚氏は同キャンプ中に長嶋監督に暴言を吐いたという話を明かす。具体的な日時は不明だが、球場近くのランニングコースを走り込む練習メニューに参加していた篠塚氏。その最中、自身と同じくランニングに参加していた当時プロ4年目・25歳の中畑清氏(元DeNA監督)から「おいシノ、ちょっと監督走らせろよ」と怒ったような口調で言葉をかけられたという。 選手たちが走る様子を腕を組んで見ているだけの首脳陣にもともといら立ちを募らせていたという篠塚氏。中畑氏の言葉を受け「優しく言ってもつまんねーし、タメ口じゃないけど『チクショー!』っていうくらいの気持ちで言ってやろう」と、長嶋監督に文句を言うことを決意したという。 その後、練習を見守る首脳陣の近くを通りかかった際に「監督! ボーっと見てないで一緒に走ってみろ!」と長嶋監督を怒鳴った篠塚氏。ただ、内心では「終わったな…」と、その後に大目玉を食らうことを覚悟したという。 しかし、篠塚氏から暴言を吐かれた長嶋監督は「なにぃ~この野郎!」と怒りの表情を浮かべつつも、「よっしゃ!」とすぐさまランニングに参加。これを見た篠塚氏は「それでこれまでの苦しさが吹っ飛んだという、そんな感じがした」と、長嶋監督の懐の深さに感銘を受けたと語った。 篠塚氏の発言を受け、ネット上には「当時の篠塚ってまだ一軍半の選手なのによく刃向かえたな…」、「いくら練習辛かったとはいえ、自分なら絶対そんな煽るようなことは言えない」、「長嶋監督もなんだかんだで走ったあたり、『いい反骨心だ』って感じたのかもしれないんあ」、「選手に走れよっていきなり文句言われてそれに従うって心の広さが凄いな」といった驚きの声が寄せられている。 一方「これ1番悪いのは中畑だわ、長嶋監督が篠塚気に入ってたからわざと言わせただろ」、「自分が言うよりも、目をかけられてる篠塚が言う方がいいって計算はあった気がする」、「長嶋は無理言って篠塚を獲得した立場だから、そう簡単にカミナリを落としにくい面もあったんじゃないか」と、中畑氏が篠塚氏をたきつけた背景を推測するコメントも複数挙がった。 「篠塚氏は1975年ドラフトで巨人から1位指名を受け高卒でプロ入りし、1994年の引退までに『1651試合・.304・92本・628打点・1696安打』といった通算成績を残した巧打者。もともとは高校卒業後に社会人野球に進む予定でしたが、高校時代のプレーを高く評価した長嶋監督がスカウト陣らの反対を押し切りドラフト指名したためプロ入りに至りました。そのため、一部ファンの間では中畑氏がこの入団経緯を踏まえて、お気に入りの篠塚氏が文句を言えば長嶋監督も強く出にくいだろうと計算していたのではという見方もされています」(野球ライター) 篠塚氏は伊東キャンプ翌年の1980年に、プロ入り後初めて100試合以上に出場(115試合)と長嶋監督に積極起用されている。このこともあってか、一部からは「暴言で干されなくて良かったな」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2021年10月16日 11時00分
楽天・安楽、先輩にタメ口をきき荷物も持たせた? 大久保氏が入団当初の素行不良ぶりを明かす、直前の不祥事もメンタルに影響か
野球解説者の大久保博元氏が12日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。楽天のプロ7年目・24歳の安楽智大の態度にまつわる話を明かしネット上で話題となっている。 >>楽天・藤田の戦力外通告、裏事情に驚き「心臓がおかしくなりそう」 大久保氏が本人との電話内容を明かす、軽率な発言と批判も<< 今回の動画で大久保氏は西武コーチ(2008,2010)、楽天コーチ・監督(2012-2015)時代に感じたという各球団のドラフト指名選手の扱い方をテーマにトーク。西武がドラフト指名の際に重視していたポイントや、楽天の球団上層部からしばしば受けた指示などを語った。 その中で、大久保氏は楽天監督時代の2015年に、当時ドラ1ルーキー・18歳だった安楽の態度が悪いと聞かされ驚いたというエピソードを明かす。安楽は愛媛・済美高校時代に、チームを2013年春のセンバツ準優勝に導いた実績を持つ最速157キロ右腕。2014年ドラフトでは楽天、ヤクルトの2球団競合の末に楽天に入団した。 ただ、具体的な時期は不明だが、ある日二軍の球団スタッフが大久保氏に「先輩にタメ口聞いて荷物持たせてる。そういうようなことで今安楽が(チーム内で)浮いてる」と、入団してきた安楽の態度が悪いという旨を報告。これを聞いて「えっそれはないでしょ!?」と仰天した大久保氏は、当時の二軍ディレクターに安楽の態度について「どうなんだよ?」と確認したという。 すると、ディレクターは大久保氏に対し「まあまあ生意気ですけど、それは注意して見ときますけど、まあ仕方ない(面もある)」と、鳴り物入りで入団してきている以上態度が大きくなるのは仕方ない部分もあるのではと回答。これを受けた大久保氏は「さじかげんは、うまいことやってくれよ。押さえつけたってダメだし、必ずそういう奴は打たれるから。ストライク入らないとか出てくるから。それでだんだん(成績が)クシャクシャになっていたら分かるよ」と、今後の登板で挫折して自覚が芽生えることを待つ方針を決めたという。 大久保氏の発言を受け、ネット上には「安楽がそんな偉そうな態度をしてたとは初めて聞いた」、「いくら期待されてるとはいえ態度デカすぎだろ」、「安楽はドラフト前に不祥事に巻き込まれてるけど、もしかしてその影響もあったのかもしれない」、「部内いじめとか色々あっての入団だから最初は荒んでたのかな」と驚きの声が寄せられている。 「安楽が2012~2015年にかけ所属した済美高校野球部は、2年生部員が1年生部員に対しカメムシを食べさせたり、灯油を飲ませようとするなどのいじめを行っていたことが2014年8月に発覚。同野球部には対外試合1年禁止の処分が下りましたが、当時3年生キャプテンでいじめには関与していなかった安楽も、この問題を理由に同年9月の18Uアジア野球選手権大会に臨む日本代表から落選する憂き目に遭いました。こうした騒動を経て楽天入りしたわけですが、一部ファンの間ではプロ入り当初の安楽が、後輩たちの起こした不祥事を引きずり、精神的に不安定な部分もあったのではないかという見方もあります」(野球ライター) プロ入り後は昨季まで「64登板・6勝14敗5ホールド・防御率3.94」と今ひとつの数字だったものの、今季は「55登板・3勝2敗22ホールド2セーブ・防御率1.52」とセットアッパーとして活躍している安楽。プロ入り当初から現在まで素行に問題があるというような情報は特に伝えられていないが、先輩をあごで使っていたという裏話に驚いたファンは多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2021年10月08日 20時35分
楽天・藤田の戦力外通告、裏事情に驚き「心臓がおかしくなりそう」 大久保氏が本人との電話内容を明かす、軽率な発言と批判も
野球解説者の大久保博元氏(元楽天監督)が6日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。4日に球団から戦力外通告が発表された楽天のプロ17年目・39歳の藤田一也についての発言がネット上で物議を醸している。 >>戦力外の楽天・藤田、他球団移籍ならまだ活躍できる? 有力候補は阪神・日本ハムか、代名詞の守備以外にも好材料アリ<< 今回の動画で大久保氏は、楽天コーチ・監督時代(2012-2015)に共に戦った藤田との思い出話をテーマにトーク。2012年6月にトレード加入した藤田に最初に行った指導や、ある試合で藤田が対戦相手のサイン盗みを見抜いたエピソードなどを語った。 その中で、大久保氏は具体的な時期は不明だが、藤田から戦力外になった旨を報告する電話を受けたという話を明かす。報道では楽天は通告と同時に引退を決断した場合は球団内にポストを用意すると打診したが、藤田はこれを固辞して現役続行をめざす意向だと伝えられている。その藤田から連絡をもらった大久保氏は会話の中で「もちろん言えないんだけど、心臓がおかしくなりそうなぐらいのことを一也から聞かされて…『うそでしょ?』って」と、詳細は触れなかったが現役続行をめざす思わぬ理由を聞かされたという。 大久保氏は続けて、「現役にもう1年こだわりたいって理由があるわけ。下の子に野球やってる姿を見せれなかったと。コロナもあるし家庭の事情もあって。だから(最初は本人も)『それなんです』って(言ってた)」と明かし、現在5歳の長男にプレーする姿を見せるためにあと1年現役を続けたいと大久保氏に話したという。藤田は2016年2月に第2子となる長男が生まれたと球団から発表されている。 これを聞いた大久保氏は「そんなの後で振り返ったら、『何であの1年こだわったんだろう』っていう話なんだよ」と、子どもにプレーする姿を見せたいという理由だけで現役にこだわる必要はないのではと藤田に話したという。しかし、「でも事情を聞いたら『いや、それじゃやりてえよなあ…』って(感じた)」と、そこからより詳しく聞くと別の事情があったということを示唆した。 「もう1年現役、(コーチ)兼任でもいいんだよね、プレーできるチャンスを与えてくれるチームがないかなあというのは本当に思ってる」という大久保氏。選手、もしくは選手兼任コーチとして、今後藤田を獲得する球団が現れることを願った。 大久保氏の発言を受け、ネット上には「え? そんな言えないような事情があるの?」、「球団の打診を蹴って現役続行を模索するのに特別な理由があるなんて知らなかった」、「何が裏にあるのかは分からないけど、声をかけてくれるチームが出てきてくれたらいいな」といった驚きの声が寄せられている。 一方、「了解を得てるのかどうか知らないけど、本人が表だって明かしてないようなことをペラペラ喋っていいのか?」、「ブログでの報告には気になるようなことは特に何も書かれてなかったけどなあ」、「詳しく話せないなら最初から話さないでほしい、藤田からしても迷惑でしかないのでは」と大久保氏への苦言や批判も複数挙がった。 「藤田は戦力外通告が発表された4日、自身のブログに投稿しファンに戦力外となった旨を報告。この中で藤田は『球団からはチームに残る方向でのお話もいただいてましたが 僕自身、まだ現役でプレイすることへの思いが捨てきれず、その思いを汲んでもらってこのような形となりました』と、報道通りに球団の提案を固辞して現役続行をめざすことにしたと説明していますが、その理由については触れていませんでした。藤田がどのような事情を抱えているのかは不明ですが、仮に特別な事情があったとしても、それを匂わせるような発言をするのはどうなのかと大久保氏に憤っているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 藤田はこれまで横浜・DeNA(2005-2012)、楽天(2012-)で「1407試合・.268・24本・322打点・1019安打」という通算成績を残し、ベストナインを2回(2013-2014/二塁手部門)、ゴールデングラブを3回(2013-2014,2016/同)獲得した経験も持つ選手。実績を考えると他球団が獲得に動く可能性も十分にありそうだが、今後の動向にも注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg藤田一也の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/k-fujita6/
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スポーツ 2021年10月02日 11時00分
星野仙一さんに後輩が「出てこい!」 ヤジが招いた修羅場を平松氏が明かし驚きの声「メンタル強すぎ」
野球解説者の大久保博元氏(元楽天監督)が28日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の平松政次氏(元大洋)がゲスト出演。現役時代に故・星野仙一さん(元中日)を怒鳴りつけたエピソードを明かしネット上で話題となっている。 >>中日・星野監督が落合氏に激怒! 食事をなぎ払い公衆電話を破壊「いつになったら打つんだ!」小松氏が衝撃の光景を暴露<< 今回の動画では大久保氏がこれまで耳にしたという現役時代の平松氏の逸話について、本人が真偽を答える形でトークを展開。ある函館での試合で先輩野手の拙守に激怒しマウンドの砂を蹴り上げた話や、コーチからの苦言に怒りを抑えられずベンチ内で暴れた話などを語った。 その中で、平松氏はある年の札幌・円山球場での中日戦で、試合中に星野さんを怒鳴りつけたというエピソードを明かす。平松氏によると、同戦では星野さんは“あがり”(登板予定がなくベンチ入りメンバー外となった投手を指す俗称)だったというが、試合途中に突然中日ベンチに出現。そこから、具体的な内容は触れなかったがマウンド上の平松氏を「めちゃくちゃ野次っ(てき)た」という。 これを受けた平松氏は「それで俺も頭にきて、『仙出てこい!』って(怒鳴った)」と、マウンド上から星野氏へ怒りの言葉を言い返したという。この話を聞いた大久保氏は、平松氏にとって星野さんは同じ岡山出身で1学年年上の先輩選手であることを引き合いに、「ちょっと待ってください。岡山の大先輩じゃないですか」、「『仙出てこい!』って…いや、(普通は)言えなくないですか」と驚きの言葉を口にした。 ただ、平松氏は「そんなものは戦いの中で、先輩後輩関係ないよ」、「勝負の世界で『先輩だから遠慮する』、『後輩だからたたく』とかっていうんじゃなくて」と、グラウンド内では上下関係は関係ないと持論を展開。これを聞いた大久保氏が「僕はできないですね…」と口にすると、「そうかね?」と首をかしげた。 平松氏の発言を受け、ネット上には「同郷の先輩を怒鳴りつけるってメンタル強すぎだろ」、「テレビで優しげに解説してる姿しか知らないから、昔は血気盛んだったって話は意外だな」、「勝負に先輩後輩は関係ないというのはその通り、プロならみんなこういう気骨を持ってほしい」、「こういう闘志があったから名球会に入れるだけの活躍ができたんじゃないか」といった反応が寄せられている。 「平松氏は1966年の第2次ドラフトで2位指名を受け大洋に入団し、翌1967年~84年までチーム一筋で現役生活を送った先発右腕。“カミソリシュート”とも呼ばれた右打者の内角をえぐるシュートを武器に通算201勝を挙げ、2017年には星野さんや伊東勤氏(中日一軍ヘッドコーチ)らと共に野球殿堂入りも果たしています。74歳となった現在も野球解説者として精力的に活動していますが、温厚な語り口とはかけ離れた現役時代の逸話に驚いたファンも多かったようです」(野球ライター) 現役時代にはプロ野球歴代10位の120与死球を記録してもいる平松氏。これもまた先輩相手に臆せずやり合えるほどの闘志の表れなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2021年09月22日 17時00分
球界OBが梅野の軽率配球を批判も「ケチつけるのはそこじゃない」の声 直前の守備ミスの方が致命的だった?
野球解説者の大矢明彦氏(元横浜監督)、大久保博元氏(元楽天監督)が、21日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。阪神のプロ8年目・30歳の梅野隆太郎のプレーに苦言を呈した。 >>阪神首脳陣は中野を「教育せなアカン」 金村氏が“ミス上等”のプレー態度に苦言、リーグ最悪の守備にファンもため息<< 今回の番組で大矢氏と大久保氏は、同日に行われ阪神が「3-2」で勝利した阪神対中日の一戦を解説。その中で、「2-0」と阪神2点リードの6回裏に同点に追いつかれた際の梅野のリードを問題視した。 この回の阪神は2番手・小川一平が1死一、三塁とピンチを招いたところで降板すると、3番手としてマウンドに上がった及川雅貴が2死二、三塁から京田陽太にセンター前ヒットを打たれ2失点。及川が打たれた球は初球で内角147キロのストレートだった。 この場面について大矢氏は、「二塁、三塁になっていきなり初球の真っすぐインサイドを使った。若い投手(及川はプロ2年目・20歳)が投げてくるっていう時には、コントロールよりも自分の力で打者に向かっていくんですよね。それが往々にしてこういうコントロールミスにつながる」と発言。及川は力に任せて抑えにいこうとしたことが裏目に出たのではと指摘した。 大矢氏は続けて、「梅野の方が一緒に自分も燃えちゃって、『行け行け!』みたいな真っすぐになっちゃった。とてももったいない点の取られ方だなという感じがした」とコメント。梅野も及川と同じく、力押しの配球で勝負を焦ったように見えたと苦言を呈した。 大矢氏の後に話を振られた大久保氏は「インコースに投げさせた意図はボール球だとは思う」と、梅野は内角速球をボールゾーンに投げさせ打者の腰を引かせる、いわゆる“見せ球”を意図してサインを出したのでは推測。ただ、「僕確率を出したことがあって。インコースの投げ損ないとアウトコールの投げ損ない、どっちが打たれる率高いですかって出したら、インコースの投げ損ないの方がはるかに長打率、安打率が高くなったんです」と、投手が制球を誤ると打たれるリスクが高い選択だったと指摘した。 両氏の発言を受け、ネット上には「確かに初球からインコースのストレートで攻めるのは安直すぎると思った」、「一打同点の場面で相手も打つ気満々なんだから、ボール球の変化球とかから入るべきだったのかな」、「試合自体は勝ったけど、梅野は今日の配球を反省して次戦以降に活かしてほしい」といった反応が寄せられている。 一方、「ケチつけるのはそこじゃないだろ、その前の木浪のプレーの方が梅野より酷かったぞ」、「梅野が内角速球を投げさせたことよりも、直前に木浪が二塁に投げなかった方がよっぽど問題」、「梅野のリードは結果論でまだ仕方ないとは思える、でも木浪の守備については擁護できない」と、この試合に「7番・二塁」で先発していた木浪聖也を絡めたコメントも複数挙がった。 「一部ファンから木浪の名が挙がる背景には、同点打を浴びる直前の6回裏1死一、二塁で飛び出たプレーが関係しているようです。木浪は打席の福留孝介が放ったボテボテの二ゴロを捕球しましたが、この場面は一走・加藤翔平の二塁封殺、あわよくば併殺を狙って二塁ベースカバーに入った遊撃・中野拓夢に送球するのがセオリー。ところが、木浪はなぜか一塁に送球し、福留はアウトにしたものの加藤には二塁進塁を許しました。二塁封殺なら直後の京田のタイムリーは1失点、併殺ならその時点で中日側の攻撃終了だったということもあり、梅野よりも木浪のプレーの方が問題だと憤っているファンも少なくないようです」(野球ライター) 21日の試合は「2-2」のまま迎えた9回裏1死三塁に、木浪が決勝の犠牲フライを放ったことで阪神が勝利。ただ、木浪は試合後に「守備でしょうもないミスをしてしまって」と、6回裏のプレーを猛省したことが伝えられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月20日 11時00分
大久保氏、楽天コーチ時代に敵チームから引き抜きオファー?「契約金も年俸も言いたいだけ言って」好待遇確実も固辞したワケを明かす
野球解説者の大久保博元氏が13日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。楽天一軍打撃コーチ時代に受けたソフトバンクからの電撃オファーを明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で大久保氏は野球解説者の攝津正氏(元ソフトバンク)をゲストに迎え、ソフトバンクの待遇面をテーマにトーク。西武一軍打撃コーチ時代(2008)にソフトバンクの本拠地・福岡 Yahoo! JAPANドーム(現福岡PayPayドーム)の室内練習場の設備に驚いた話や、攝津氏が2013年の契約更改で球団から年俸4億円(推定)の提示を受けた舞台裏などについて語った。 >>ソフトB・工藤監督に楽天行きの可能性が? 大久保氏が激怒「男の気持ちを踏みにじるんですか!」 知られざる現役晩年の裏話とは<< その中で、大久保氏は楽天一軍打撃コーチに就任した2012年シーズン中に、ソフトバンク側から一軍ヘッド就任のオファーを受けたという話を明かす。その年2回目となるソフトバンクとのビジター戦(5月4~6日)のある試合前に、具体的な名前は伏せたがソフトバンクの球団幹部に話しかけられたという大久保氏。そこで「デーブ(大久保氏の愛称)さんの(打撃)理論はどうですか?」という質問をされたため、大久保氏は選手への指導方針や取り組みなどを説明したという。 すると、その幹部が突然「実は(一軍)ヘッドコーチで(来季)呼びたいんですけど…」と言ってきたため、大久保氏は「えっ!?」と驚がく。ソフトバンクとは当時の秋山幸二監督が現役・西武時代(1985-1992)の同僚であること以外に特に接点はなかったというが、幹部側からは「(秋山)監督もそういう気持ちなので…」とその秋山監督も就任を望んでいると説明されたという。 また、幹部側は「契約金も年俸も、言いたいだけ言ってください」と、もし受諾するなら大久保氏の言い値で契約を結ぶことも約束。大久保氏はこうしたソフトバンク側の姿勢に「なんじゃこの球団…」とあっけにとられたという。 ただ、大久保氏は2010年に選手への過度な指導で西武二軍打撃コーチの職を解かれた過去があるにもかかわらず、2011年オフにチームに招き入れてくれた楽天に深い恩義を感じていたという。そのため、「最初に声をかけてくれたのは、あれだけの問題を起こしたのに声をかけてくれたのは楽天さんです。(その楽天を)クビになって(ソフトバンクに)行くならいいけど(自分から)蹴っていく(選択はできない)。それだけはしたくない」と、ソフトバンク側のオファーを固辞したと語った。 大久保氏の発言を受け、ネット上には「デーブにソフトバンク行きの可能性があったなんてビックリ」、「シーズン序盤に敵コーチを引き抜こうとするなんて話は聞いたこと無い」、「楽天への不義理を理由に断るなんて熱い男だな」、「それなりに結果出した大久保の指導力に早くから目をつけてたってことか?」といった驚きの声が寄せられている。 「2011年の楽天はチーム打撃成績が『.245・53本・432得点・1140安打』という数字でしたが、大久保氏が就任した2012年は『.252・52本・491得点・1192安打』と打率、得点、安打数でそれぞれ数字を伸ばしています。相応の結果を出した大久保氏の指導力は、敵チーム側から見ても魅力的に映ったのかもしれません。また、2012年のソフトバンクは前年オフに同年19勝のホールトン(→巨人)、同16勝の和田毅(→ボルチモア・オリオールズ)、同8勝の杉内俊哉(→巨人)と先発3枚が一斉に流出した直後のシーズンだったため、投手力の低下をカバーするために打力を高めたいという思惑があった可能性も考えられます」(野球ライター) 楽天ではその後二軍監督(2013-2014)、一軍監督代行(2014)を経て、最終的には一軍監督(2015)も務めた大久保氏。もしソフトバンクのオファーを受けていれば、果たしてどのようなキャリアを歩んでいたのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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