綾野剛は今年、中国全土で公開予定の映画『破陣子』で海外映画デビュー。合作ではない中国映画では日本人初主演となる。
同作は中国で660万人を動員した舞台作品を映画化。平安時代の壇ノ浦の戦いで海に飛び込んだ日本の貴族(綾野)が中国の南宋に流れ着く物語で、現地住民から「平安(ピン・アン)」という名前を与えられ、人気女優ソン・ジア演じる南宋の女性と悲恋に落ちるというストーリーだ。
のん(元・能年玲奈)は日本ではテレビに出られない状態が続いているが、昨年9月、中国で化粧品の広告に起用され話題となった。ロート製薬のスキンケアコスメ「肌ラボ」シリーズの広告で、中国、香港、マカオ、台湾と中華圏全土でCMや広告が展開されている。
「中国進出の魅力はギャラが高いこと。昨年、女優ファン・ビンビンが23億円の脱税で罰金146億円の支払いを命じられましたが、それだけ当たればデカいということです。漢字文化圏なので米国よりは進出しやすいのもあるでしょう」(スポーツ紙記者)
中国版ツイッターの微博(ウェイボー)にアカウントを開設している芸能人も多い。前出・綾野もそうだが、他に木村拓哉、山下智久、福山雅治、小栗旬、赤西仁、水原希子、浜崎あゆみ、渡辺直美、本田翼らが開設している。
「特に木村拓哉、山下智久は日本ではSNSを使用していないのにウェイボーは頻繁に更新。フォロワーも木村が約141万人、山下が165万人と人気も高い。現在、日本の出版社には中国から漫画の映画化の権利が欲しいというオファーが多く、提示する金額も高いとか。そんな作品での出演を視野に入れているはずです」(同・記者)
もはやビジネスと中国は切っても切れない関係。芸能界も同様なのだろう。