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トレンド 2010年02月09日 15時30分
TOYOTA・プリウスにまつわる都市伝説
TOYOTAが2010年の業績V字回復の目玉にする予定であったメイン商品が、ハイブリット車のプリウスであった。ところが、アメリカから始まったリコール問題によって、営業業績の回復どころか、大幅な業績悪化の可能性も出てきた。 プリウスを運転中、ブレーキを踏んだ際に、まったくブレーキが利かなく時間があるということで、リコール問題が発生しているのだ。その原因は、ハイブリット車特有の2系統あるブレーキシステムにあるという。ブレーキシステムが走行状況によって切り替わる際に、1秒だけまったく制御が出来なくなることがあり、それが問題視されているのだ。現在では、その空白の時間を短縮する制御プログラムが新たに配布され、問題が解決されつつあるが、今回のトラブルには深い背景があるといわれている。 巷では、プリウスにまつわる陰謀論も発生しているのだ。世界のTOYOTAの復活を拒むアメリカの自動車メーカーが、今回のリコールを仕掛けたという陰謀論である。確かに、アメリカの自動車メーカーも業績は悪く、先行きがまったく見えない。逆に昨年秋から奇跡的な回復を見せるTOYOTAに脅威を抱いても不思議はない。だが、一方で陰謀を仕掛けたとされるアメリカの自動車メーカーのハイブリット車でも同じリコール問題が発生しており、すでに説得力を失っている。 また、石油産業の陰謀という声も挙がっている。TOYOTAのプリウスによって、ハイブリット車の普及が世界的に進む今、石油産業からするとハイブリット車は自らの存在を危うくする商品となりつつある。ゆえに今回のリコール問題を意図的に引き起こし、「ハイブリット車は危ない」という認識を世界に広げたというのだ。 都市伝説や陰謀論は居酒屋での戯れ事で済むのだが、TOYOTAの今後の頑張りがハイブリット車の未来を左右するのは間違いない。
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社会 2010年02月09日 15時00分
男と女の官能事件簿 無関係の男性を「レイプ未遂犯」にした身勝手な人妻(2)
身に覚えにない「女性に対するわいせつ行為」によって、ある朝いきなり逮捕された青木善正さん(63)。検察によって不起訴処分となったものの、その逮捕の影響はあまりに大きかった。 まず、逮捕された際、すでに県内で新聞に実名で事件が報道されてしまっていた。そのことによって、青木さんは事実無根の「わいせつ犯」という目で見られてしまう。 しかし、そうした事実無根の風評は、精神的な屈辱とどまらず、「実害」として現実のものとなって現われた。 青木さんは妻と息子の3人で1977年から建材会社を経営していたが、事件直後から「ハレンチな事件を起こすヤツとつき合いはできない」とばかりに、取引の打ち切りが相次いだ。県内に200社はあった取引先は、事件後には5分の1以下に激減した。 さらに、銀行などの金融機関までも、青木さんが警察沙汰になったとの理由から取引を停止されてしまう。 そこで青木さんは、釈放後の同年10月、「虚偽の被害届によって逮捕され、社会的な信用が著しく損なわれた」として、諒子を相手取り、300万円の損害賠償を求める訴訟を地裁会津若松支部に起こした。 しかし、訴訟の結果が出るまでにはかなり時間がかかる。その間、青木さんの会社の経営状況は急激に悪化していった。そして、事件から1年後の2001年8月、ついに廃業を余儀なくされる。事実上の倒産だった。 それまでは、まじめにコツコツと働いて普通に生活していた青木さん夫婦と息子は、生活にも困るようになっていった。 廃業時、気がつけば数千万円の借金ができてしまっていた。廃業した社屋の一部を貸店舗にしたものの、家賃収入は13万円程度。それに受給した年金を合わせても、銀行への返済ですべて消えてしまう。廃業後に青木さんは、慣れないアルバイトをして生活費の足しにしている。それでも、暮らしは非常に厳しい。 さらに、青木さんの息子も失業状態となり、その後離婚してしまった。 一方、青木さんが起こした民事訴訟の口頭弁論では、諒子は真っ向から争う姿勢をみせた。 「たしかに青木さんからわいせつ行為を受けた」 「被害届は本当。私はウソなんてついていない」 あくまで青木さんからの「わいせつ行為」を主張し続けたのである。 そして、2001年11月に、福島地裁会津若松支部判決で言い渡された。(つづく)
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スポーツ 2010年02月09日 14時30分
プロ野球お財布事情 ドラフト&新戦力の偵察も経費節減へ!
プロ野球各チームのスカウトマンが『悲鳴』を挙げている。視察先で「メシを食う相手」がいないからである。 「これも、経費節減の一環なんでしょうけど…」 某スカウトは溜息混じりにそう言う。 なぜ、「一緒にメシを食う相手がいない」ことが『悲鳴』なのかと言えば、球団側から厳しいお達しが出たからである。 これから、センバツ大会が始まる。スカウトたちにすれば、ドラフト候補選手の目星はすでに付けているが、見落とした『金の卵』がいるかもしれない。その意味では甲子園入りは重要な任務であり、『関係者』との会食は情報収集に欠かせないものとなる。しかし、ガセネタを掴まされることはもちろん、一緒に食事をしたからと言って、お目当ての選手を一本釣りできるとは限らないのが実状だ。 ある意味、スカウトの仕事とは『無駄の積み重ね』が重要とも言えるが、ドラフト指名に直接結びつかない会食は、「今後、一切認めない」というお達しが出されたのだ。 「ここだけの話、情報収集を大義名分に『食事代の経費』で息抜きをさせてもらっていたこともありました。これからは場末のビジネスホテルでサービスメニューを食べるか、ドラフト候補選手に直結する学校関係者と会食するかの2つに1つしかない…」(某スカウトマン) 念のために断っておくが、学生野球憲章ではプロ野球関係者との食事は禁止されている。スカウトの言う学校関係者とは、例え話にすぎない。前述の「メシの相手を探す」発言は、そうでもしないと、旨い郷土料理も食べられないという意味だ。 「一般論として、スカウトの経費というのは説明しにくいものが多いんです。オープンにすれば、他球団にその動きを教えることにもなりかねないし、逆指名制による裏金がはびこっていた時代なんか、一般企業では考えられないような金額が『使途不明金』として処理されていました」(同) 言い換えれば、スカウト活動に掛かる会社経費(球団)は、税務署に目をつけられないということである。 某メディア陣によれば、某球団が菊池雄星の偵察にあたって、宮崎空港から西武キャンプ地・南郷町までの「レンタカーの相乗りを相談された」という。こんな調子だから、センバツ大会の偵察も、気苦労が耐えないだろう。今回、会食費のカットを通告したのはどこの球団か? かつては金満体質も指摘された強〜いチームである。(スポーツライター・飯山満)
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芸能 2010年02月09日 14時00分
【ドラマの見どころ!】 “野村沙知代”化する深キョンに学ぶ、タカリの極意 『まっすぐな男』
今回の【ドラマの見どころ!】は、佐藤隆太主演『まっすぐな男』(フジテレビ系)。チャッピーが今クール一番面白いと思っているドラマなんだけど、まわりを見渡すとこのドラマの佐藤隆太演じる主人公の「まっすぐぶり」にイライラしている人ばっかり。みんなどこ見てるのよ! このドラマは、佐藤クンの「まっすぐさ」なんてどうでもよくて、W主演と言って過言でない、ドロンジョ様・深田恭子の(実生活とかぶる)ワガママぶりを見るドラマなの。 建設会社で営業マンとして働いている松嶋健一郎(佐藤隆太)は、曲がった事が大嫌い。仕事ではお客の為に最善を尽くし、友達思いで、ぜんぜん知らない人にも優しい。でも肝心なところがわかってないという、鬱陶しいやつ。でもこれがドラマの肝で、タイトルこそ「まっすぐな男」と佐藤を持ち上げているけど、健一郎の“まっすぐな部分”はちっともカッコよくない。彼の方向違いのまっすぐさと、対照的に投入された怠惰なヒロイン・栗田鳴海(深田恭子)の巻き起こす騒動によって、バラバラだったパズルのピースが揃うように物語が展開していく、わりと高等テクニックをつかったドラマなの。 第4話のお話は、明るくしっかり者の町田佳乃(貫地谷しほり)の、家に新しく居候させてもらう事になった鳴海(深田恭子)は、佳乃のバイクを壊したり、猫を拾ってきたりやりたい放題。でも、ずっと自分を抑えて「いい子」を演じてきた佳乃は内に溜めるしか出来なかった。そして仲間うちで鍋を囲んでいた時、ささいな事が原因で佳乃の抑えていた健一郎(佐藤)への感情が、爆発してしまう。 自由奔放な鳴海の深キョン、いいわあ。こういう人いるのよね、ずうずうしくって人に迷惑をかけるんだけど破壊力があって、結局は周りの人の人生を好転させちゃう人。サッチーこと野村沙知代がこのタイプ。浅香光代とモメて、結果、ミッチーが若者に浸透したり、デブブス呼ばわりされた元フィギュア女王の渡部絵美が憤慨してダイエットしたり。なんかふに落ちないけど、嵐の後に何も無くなって部屋がキレイになったみたいな気分にさせてくれる人なのね。鳴海は。 年齢的に今の深キョンじゃないと出来ない役かもしれないし、大飯食らいで大酒飲みの私生活を想像してしまうぐらいピッタリと鳴海にはまっている彼女。ちゃんと、やさしい部分も残しているし、なにより見た目の迫力は他の女優の比じゃない。演技はそう上手くないけど何だかんだいってもキャリアが長いから安心して見られるのよ。この手のタイプの女優はいそうでいないからオカマにも大人気よ。 健一郎と出会って、濃かった化粧がだんだん薄くなり「素顔」に近づいていく鳴海。ますます彼女から目が離せないわね。(チャッピー)
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スポーツ 2010年02月09日 13時30分
朝青龍 プロ格闘家転身はありえない!?
引退した横綱朝青龍が格闘家へ転身するのでは? との噂が絶えない。日刊スポーツには“ハードルは低くない”との表現ながらも4月に引退する吉田秀彦の最後の対戦相手に浮上しているのではと報道している。確かに朝青龍は亀田一家をはじめ相撲界以外にも親交のある格闘家は多いのは事実。「多くのオファーは必ず来るでしょうね」と語るのはスポーツライター。しかし、「まずあり得ないでしょう」と続けた。 まず第一に金銭面での折り合いがつかないという。「威勢のいい言葉が並ぶ格闘界ですが、それは口だけ。どこもジリ貧です。年間1億円程度を稼いできた朝青龍に見合う金額を用意することは絶対無理でしょう。外国人力士は、言い方が悪いかもしれませんが日本に“出稼ぎ”にきているという面もあります。だから金銭的な判断が大きなウェイトを占めるのは仕方のないことです。もちろんそのハングリー精神が日本人力士を圧倒する結果につながっていることは間違いないことですがね」。また、朝青龍自身のモチベーションも高くないと推測する。「将来のモンゴル大統領候補なんて言われ方もしますからね。格闘技が好きではないとは言いませんが、はやく日本から足を洗いたいってのが本心ではないでしょうか」。 ただ1度や2度の興業なら参加する可能性もあると語るのは相撲ジャーナリスト。「朝青龍というのはああ見えて人付き合いはいいですからね。頼まれれば一回くらいはと思うかもしれません。ただそんな腰かけのつもりで出場するなら出ない方がいいでしょう。その程度のモチベーションだと“茶番劇”になるはずです。実力を認めている多数のファンまでもガッカリさせることになるかもしれませんからね」。 果たして、朝青龍の今後は? 引退してもその後の動向に注目が集まる朝青龍。やはりただものではない。
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芸能 2010年02月09日 13時00分
NHKがジャニーズを重宝する理由
NHKが4月の改編で積極的にジャニーズタレントを起用することになった。 まず、3月29日にスタートするNHK総合の朝の情報番組「あさイチ」のキャスターをV6の井ノ原快彦がつとめることが発表され、同日NHK教育でスタートする「テストの花道」の司会をTOKIOの城島茂がつとめることが発表された。 「『あさイチ』は民放のワイドショー的な番組で、井ノ原とともに司会をつとめるのはニューヨーク支局帰りの有働由美子アナ。4月からは朝の連続テレビ小説の放送時間を早めて、その後に『あさイチ』。改編で最も力を入れている番組。『テストの花道』は『考える力』をテーマに現役高校生をサポートする番組で、城島と所ジョージが司会をつとめる」(放送担当記者) 井ノ原と城島が起用された背景だが、実は、昨年おおみそかの紅白歌合戦の歌手選考が大きく関係していたというのだ。 「昨年の紅白はジャニーズから4組が出場したが、嵐の出場をめぐって、NHKがジャニーズの要求をほぼ全て受け入れて実現した。紅白へのNYC boysの白組での出場と企画コーナーへの『スノープリンス合唱団』の出場と合わせて、ちゃっかり井ノ原と城島の起用も条件に入っていた。来年の紅白はまたまたジャニーズ頼みか?」(芸能プロ関係者) そこまでして出場させた嵐だが、歌手別視聴率は43.2%でSMAPの48.7%に及ばなかったが、紅白で交わした“密約”で井ノ原と城島が起用されたのだ。 あまり視聴率が話題にならない教育はともかく、井ノ原が司会をつとめる「あさイチ」は民放各局のワイドショーと張り合うことができるだろうか?
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スポーツ 2010年02月09日 12時30分
春のジャンボ・宝くじの新外国人選手
春のプロ野球キャンプは、新外国人選手の当たり、外れに一喜一憂する、球界版スプリング・ジャンボ宝くじの季節でもある。 阪神・真弓監督が早くも「キャンプ第1クールで目立ったのは、マートンだろう。予想とは違っていた」と、新外国人選手・マートン外野手に合格点を出している。外れ外国人選手が続く阪神だけに、うれしい誤算を思わず口にしたのだ。広島、阪神で勝負強い打撃を披露して活躍したシーツ二世の期待をされているが、まずは順調なデビューといえる。 昨年、ポスト・ウッズとして年俸3000万円にも満たない、ドミニカ出身のブランコという掘り出し物を当てた中日は、今年はメキシカンリーグ出身のセサルを売り出そうとしている。系列のスポーツ紙が「立浪氏も太鼓判」「外野の一角決まり!」と1面で取り上げた。 守護神を期待される楽天のモリーヨは、マイナー時代に167キロを計時したというスピード記録がセールス・ポイントになっている。巨人・クルーンの持つ162キロの日本プロ野球界最速記録超えが話題になっているからだ。実際に、久米島キャンプで「田中超えのスピードボール」と取り上げられている。 このモリーヨ、実は「阪神が獲得」と虎党を看板にするスポーツ紙が大々的に報道。その後、楽天入りが決まった経緯がある。阪神球団、ファンとしても無関心ではいられないだろう。モリーヨが大活躍すれば、「逃がした魚は大きい」ということになるからだ。 ソフトバンクのイ・ボムホは松田、オーティズとのポジション争いなるが、三塁守備で早くも自信喪失気味とか。通訳が「守備の話は聞かないで下さい」と担当記者にお願いしているというから、よほど神経質になっているのだろう。 が、キャンプでの新外国人選手のスプリング・ジャンボ宝くじの結果は必ずしもシーズンに結びつかない。「ペナントレースになると、ガラリとひょう変する選手がいるからだ。1年間、ジックリ見た上でないと、最終的な結論は出せない」というのが、球界の定説だ。 1997年、セ・リーグの本塁打王になったヤクルト・ホージーなどその典型だった。キャンプ、オープン戦の間中、まともに打球が前へ飛ばず、ヤクルト・野村監督は「こんな外国人選手、誰が取ってきたんや。すぐクビにして新しい選手を取ってこい」と、大騒ぎ、フロント批判を繰り返したが、シーズンに入れば、ひょう変して本塁打王獲得だ。 「外国人選手は宝くじのようなもの。実際に来てみてプレーしなければ分からない。日本の野球に対する適応能力という重要な問題もあるからね」。現場の監督たちもこう口を揃えている。 日米球界経済格差で、富めるメジャーリーガーが日本に来るケースはなくなり、マイナーリーグ出身の選手を獲得するしかなくなった今、よけいに外国人選手は、宝くじ化している。一発当てれば大きい。中日・ブランコ以上だったのが昨年の巨人・ゴンザレスだ。ヤクルトを解雇され、大きな期待も持たずに拾ったら大化けだ。エースになって、巨人にリーグ3連覇、7年ぶりの日本一をもたらしたのだから、3億円ジャンボ宝くじの当選券並みの効果だろう。さて、今年の第二のゴンザレス、ブランコは誰か。それを探すのも楽しいだろう。
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芸能 2010年02月09日 12時00分
朝ドラ惨敗女優・多部未華子を待ち受ける、初主演舞台『農業少女』の“アクの強い”共演者たち!
NHK朝の連続テレビ小説・80作目「つばさ」に主演していた多部未華子。現在放送中の「不毛地帯」(フジテレビ系)にも出演中だが、子供の頃ミュージカル「アニー」を観劇し、女優を志した彼女が、念願の舞台作品に挑戦する。 3月から東京芸術劇場で上演される野田秀樹作、松尾スズキ演出の『農業少女』は、“アクの強い”共演者たちに囲まれ、今度こそ多部の真の演技力が試される。前売りチケット完売で期待度が高い『農業少女』で、彼女は「朝ドラ惨敗女優」の汚名返上なるか。 池袋にある東京芸術劇場は、唯一都が運営する劇場。2008年4月、野田秀樹が芸術監督に就任した事によって、衰退ぎみの現代演劇界に新風を送り込む大改革が行われている。多部が主演する『農業少女』は小ホール1という、昨年大盛況だった大竹しのぶ主演「ザ・ダイバー」(野田秀樹作、演出)も上演された“せまい劇場”で行われ、観客は役者の表情や動きが手に取るように分かる。一般のチケットは6,500円と高額だが、25歳以下1,000円というオドロキの値段設定は、演劇離れが進む若い世代へのアピール。それは大事な事かもしれないが、ずっと野田や松尾の作品を応援してきたアラフォー世代には痛い出費だ。 多部が初の平成生まれのヒロインにして、全都道府県ラストの埼玉県(川越市)が舞台となり話題になった連続テレビ小説「つばさ」。しかしスタートするやいなや、西城秀樹が引き連れるサンバ隊や、古い町並みの商店街以外さして目玉のないご当地ぶりがアダとなり、平均視聴率は14%前後。宮崎あおい主演の「純情きらり」が20%前後、石原さとみ主演の「てるてる家族」が最高22%を記録した事を指摘され、多部未華子は「朝ドラ惨敗女優」の仲間入りをしてしまった。実際のところ、彼女の演技力や魅力はまだまだ未知の部分が多い。 多部未華子は中学生の頃スカウトされてヒラタオフィスに所属。宮崎あおいも所属するここには他に工藤夕貴などがいるが、今現在この二人が事務所のドル箱女優だ。数々の映画に出演し、「山田太郎ものがたり」(TBS系)で連続ドラマ初出演以降、「鹿男あをによし」(フジテレビ系)、「ヤスコとケンジ」(日本テレビ系)、「つばさ」(NHK総合)、「不毛地帯」(フジテレビ系)と、各局まんべんなくドラマに出演。色気は無いが、老若男女、誰からも愛されるキャラクターでCM人気も高い。 そんなアイドル的な要素の高い多部が挑戦する『農業少女』は、一筋縄ではいかない演劇だ。 ただでさえ難解な野田作品を、現在現代劇ではトップの人気を誇る劇団「大人計画」の松尾スズキが演出。共演に、個性的な脇役俳優の山崎一、「毛皮族」の江本純子、そして陰湿でダークな役どころが定番の吹越満が登場。多部以外は皆大人で、演技に至っては“オオカミの様な野心”を持つ面々である。この中に放たれる“無防備な羊”の多部未華子。持ち前ののびのびした個性を発揮できるか。(コアラみどり)写真 東京芸術劇場『農業少女』宣伝チラシより
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トレンド 2010年02月09日 10時00分
本当は怖いポニョの都市伝説?
2008年7月に公開された『崖の上のポニョ』が、2月5日に地上波としては初めて放映された。溢れるような色彩の洪水に圧倒され、存分に楽しんだ視聴者も多いことだろう。しかし、一方で見終わった後、形容しがたい違和感を覚えた方もいたのではないだろうか? それもそのはず。映画公開直後も、ネット上には「あれは何だったんだろう?」と困惑を隠しきれないといった感想が非常に多く見られた。中にはあからさまに「駄作だと」決めつける人がいたり、民俗学的な解釈を加えて「ポニョの背後には“死のイメージ”がつきまとっている」などと小難しく論じる人など、さまざまな議論を巻き起こした。 物語の解釈は人それぞれだし、何が正しく何が間違っているという類のものではない。しかし、制作者の人となりであるとか、作品の製作過程を知ることで理解しやすくなることもある。今回は、その一例を紹介しよう。 以下の内容にはネタバレが含まれるので、映画を未見の方は注意して欲しい。 一部では、洪水後の世界は「あの世」で、実は全員死んでましたという都市伝説のような解釈が存在する。しかし、むしろあれは「赤ちゃんが生まれる前」の世界だったと仮定したらどうだろう。死後の世界よりもわかりやすく、ポジティブな見方ができるのではないだろうか。内容的にも、「生まれてきてよかった」という公開当時のキャッチコピーとも一致する。 公開直後にNHKで放送された『宮崎駿のすべて〜“ポニョ”密着300日』という番組の中で、宮崎駿は壮年期を迎えて次々に親しかった友人が死んでしまう悲しさを語っている。葬儀を終えてもまだ友人が死んだという実感を持てない宮崎駿は、友人が息を引き取った集中治療室へ行き、その魂をクルマの助手席に乗せて友人宅まで送り届けたのだというエピソードを披露する。 そういったいきさつから考えても、『ポニョ』とは、「人はなぜ生まれなぜ死ぬのか」という宮崎駿なりの死生観を納得がいくまで突き詰めた作品だったのかも知れない。 メディアに取りあげられる「死」のイメージは殺人であったり自殺であったり、やたらとネガティブなものばかりだ。しかし普通の人にとっての「死」は、ただ「生まれる前に帰るだけ」であって、怖がったり怯えたりするようなものではないのだ。肩肘張らずに、もっと穏やかに迎え入れることができれば、どんなに幸せなことか。ポニョのノー天気な主題歌やハッピーエンドは、まさにその象徴である。 また、ポニョの制作中にスタジオ・ジブリではスタッフ用の幼稚園が建設された。これについては『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』というポッドキャスティングの2008年7月2日の回で詳しく語られている。 それまでジブリでは、社内結婚をするカップルは多かったものの「今の生活を楽しみたいから子供は作らない」という暗黙の風潮があったという。しかし、入社して間もない若者が、宮崎駿のお気に入りだった女性スタッフに手を出し妊娠させてしまう。いわゆる「デキちゃった結婚」のようなものだ。 アニメ製作の世界は薄給で知られている。世界的に有名なジブリですら、それほど収入は多くないだろう。それまでは将来的な不安もあって、みんな子供が作れなかったという側面もあるだろう。しかし後先考えず出産を決意して育児に専念する二人の姿に感化され、社内に出産ラッシュが巻き起こったのだという。 若さ故の無鉄砲と言ってしまえばそれまでだが、宮崎駿はどうやらそこに、現在の閉塞した社会状況を打破して未来を切り開く活力のようなものを見出したようだ。そして、そんな頼りないけれどエネルギッシュな若い親の世代を応援するために、幼稚園を作ったのである。 どんなに頼りない親でも、子供にとっては唯一無二の存在である。酒やパチンコに溺れて中には育児放棄してしまうような親もいる。そんな駄目な母親のリアルな姿を投影したのが、劇中のリサなのだ。 公開直後、宗助の母親であるリサに対して批判の声が挙がった。クルマの運転が乱暴であったり、子供に自分の名前を呼び捨てにさせたり、食事がインスタントラーメンであったり、父親の帰りが遅いとダダをこねて不機嫌になるなど、情緒不安定で母親失格だというのだ。確かに人生の先輩から見たら、若い父母は頼りなくも見えるだろう。劇中でも、ポニョと宗助の両親はどこか情緒不安定で頼りない。ただひたすら子供たちに翻弄されるばかりだ。 しかし、そんな親たちの世代も含めて温かく見守ってゆこうという優しさが、『崖の上のポニョ』という作品の中には漂っている。 そもそも宮崎アニメに「理想の母親像」を求めるのはお門違いだろう。一般的にはほのぼの路線の好々爺といったイメージの宮崎駿だが、かつてはバリバリの共産党員で「地球のためには人類なんて滅んだ方がいい」という過激発言でもお馴染みだ。もともと人畜無害でお行儀の良いファミリー層向けのアニメを作るような人物ではない。 さらにNHKの番組では、宮崎駿がまだ幼かった頃、母が病気になってしまったエピソードが語られていた。「おんぶして」と近づいていったが、それを拒否されてしまうのだ。しかも母はその直後、病ゆえに子を抱けない自分のふがいなさに涙したという。そんな寂しい記憶が宮崎駿という人物の根底に流れているのだ。 一般的には「母親とは無条件に優しいもの」というイメージがある。そして常に完璧さが求められがちだ。しかし宮崎駿の提示する「母性」とはまるで海のごとく、時に優しく、時に荒々しい、気まぐれで得体の知れないものなのだ。 『崖の上のポニョ』という作品の持つ不気味さとは、決して都市伝説的な「死の恐怖」ではない。むしろ我々が普通に抱いている「母親とは無条件に優しいもの」という前提条件が覆される不気味さなのだ。(犬山秋彦 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年02月08日 18時10分
『団地妻 昼下がりの情事』『後ろから前から』あの名作ロマンポルノが復活だ!
日本映画界の歴史に残る日活ロマンポルノ作品が帰ってきた。スカパーJSAT株式会社(本社・東京都港区)と株式会社スカパー・ブロードキャスティング(本社・東京都港区)が一世を風靡したロマンポルノを現代に再誕生させた「ロマンポルノ・RETURNS」を劇場公開と同時にスカパー!HDでペイ・パー・ビュー放送する。 再誕生した作品は『団地妻 昼下がりの情事』と『後ろから前から』の2本。『団地妻 昼下がりの情事』は主演が高尾祥子、監督が中原俊。1971年に誕生したロマンポルノ第1作を舞台の団地はそのままに、大胆に現代の“団地妻”を切り取る作品に変貌している。「後ろから前から」は主演を元ミニスカポリスの宮内知子、監督は増本庄一郎。タクシーの運転手の笑い満載のドタバタ冒険ロードムービー。主題歌も主演の宮内知子が担当している。 完成報告記者会見で『団地妻 昼下がりの情事』の主演を演じた高尾祥子は「不安もあったのですが、本当にいい経験をさせて頂いたと思っています」と語り、『後ろから前から』の主演を演じた宮内知子は「出演することが新聞にのり、それを見た友達が“事務所に騙されているんじゃないの?”と心配の電話がありました(笑)。その子からしたらロマンポルノという響きがとても衝撃的だったようです」とのエピソードを披露。また記者会見には71年の『団地妻 昼下がりの情事』で主演をつとめた白川和子もかけつけ、二人に次世代への鍵(高尾には団地のものを、宮内にはタクシーのもの)を渡した。 『団地妻 昼下がりの情事』は2月13日(土)〜26日(金)ユーロスペース2週間限定レイトショー。2月13日(土)〜18日(木)スカパー!HD(パーフェクトチョイスHD138/ch138)でPV放送。『後ろから前から』は2月27日(土)〜3月12日(金)ユーロスペース2週間限定レイトショー。2月27日(土)〜3月4日(木)スカパー!HD(パーフェクトチョイスHD138/ch138)でPV放送。(C)2010年ロマンポルノ・リターンズ製作委員会
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