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社会 2012年03月17日 17時59分
中日新聞課長が妻とケンカして下着泥棒
世の中では、理解不能なおかしな事件が起きるものである。 愛知県警緑署は3月15日、自宅近くの民家から女性の下着を盗んだとして窃盗の疑いで、中日新聞社技術局印刷部課長・米山慎悟容疑者(58=名古屋市緑区)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午後9時20分頃、同区内のパート女性(33)宅の軒先に干してあった下着2枚(1000円相当)を盗んだ疑い。 同署によると、帰宅した被害女性の夫(34)が敷地内で同容疑者を発見。逃走したが追い掛けて、約50メートル離れた場所で取り押さえた。「干していたものを取った」と話したため、110番通報した。逃走中に下着を投げ捨てていた。 同容疑者は容疑を認め、「妻と口ゲンカして、むしゃくしゃしていたのでやった」と供述しているという。 同容疑者の上司に当たる中日新聞社技術局の森卓三郎局長は、「誠に遺憾であり、被害者には申し訳なく思います。事実関係を確認の上、厳正に対処します」とのコメントを発表した。 それにしても、ワケが分からない事件である。妻と口論して、むしゃくしゃしたら、なぜ下着泥棒になってしまうのか。 もともと、下着ドロに興味があったのか。それとも、この自宅近くの被害女性にもともと好意を寄せていて、この女性の下着がほしかったのか。少なくとも、妻とケンカしたことと、下着泥棒との関連性はないと思われるのだが…。 58歳の社会的な立場もあるいい大人が、どうしてこんなつまらない事件を起こしてしまうのか、凡人の筆者には理解できない。(蔵元英二)
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トレンド 2012年03月17日 17時59分
噂の深層 芸能界 “うわ! やっぱりそうだったのか!?”トリビア
巷を駆け抜ける芸能ニュースの深層には、(え? やっぱりそうだったのか…)と思わせるものもある。早速、具体的な例を挙げていこう。 まずは、いわずと知れた、A様(仮称)の映画記者会見「Bに…」発言の話題から。 巷では、撮影中カットがかかると一人の世界に入り込むA様の共演者に対する態度に主演男優がキレた、という噂もあるが…。 「例の『Bに…』発言の前の発言が、『彼は珍しいタイプの役者』『彼はアーティスティック』『そこにいるだけで絵になる』といったような主演俳優に対する上から目線発言。数日前に行われた試写会でも、機嫌はいいながらもあくまで監督と対等な関係であることをアピールしていました」(芸能ライター) この記者会見に主演男優はいなかったようである。巷では、2人は共演NGになったというウワサまであるので、会見直前に何かあったのか。そのVTRを見ると、共演の大物女優もA様の不機嫌を知ってか、はじめから(Aちゃん大丈夫かな…)という感じで横をちらちら気にしている様子も窺われる。 「なので、ひょっとしたらA様は単に機嫌が悪かっただけで、発言自体は普通というか本音を言っただけだったのかもしれません(笑)」(同) やっぱり、大物は大物ということなのだろうか? 但し、そのほうがいかにも女優という感じがして、いいかもしれないが。深層はいまだ藪の中である。 次に、某アイドルB(仮称)の「わたしよりかわいいのは○○○りんだけ」発言とそんなキャラ設定の噂について。 辛い貧乏生活をする番組では、「芸能界でのアイドル戦争が厳しくなる中、所属グループの活動のために、私が頑張っている姿を見せたい」、との旨をベッドで涙ながらに語る彼女と、プロデューサーの「毒舌キャラでやっているようだけど、本当は田舎の素朴な子で、夜になるとみんなに嫌われていないか気にして、胃薬を飲んでいる」というような応援コメントに、もらい泣きした視聴者も多いかもしれない。実際はどうなのだろうか。 「彼女は普段から自分はかわいい発言を言うことがあるせいで、某グループに入った直後から周囲の多くのアイドルたちに嫌われていた、ということを聞いたことがある」(元・アイドル担当の編集者)という噂も。あの涙が、さながらテツ&トモの新ギャグのように、♪ぜんぶ嘘なのよ〜、だったりしたら…。 最後は、某男性アイドル事務所についての、コアな噂。 「テレビに並んで映った時にその某事務所のアイドルが見劣りがすることがないように、イケメン俳優とのドラマ共演などがNGという噂があるんです」(週刊誌記者)だそうだ。 この噂については、「先日の震災復興がテーマの歌番組では、某事務所のドル箱スターがフィーチャーされた内容だったので、某超イケメン歌手はVTR出演だったのかもしれない」(女性ライター)などという意見もある。 あまたの共演NGの噂の中でも、(やっぱりそうだったのか!?)と思わせる味わい深さがあるだろうか…。 いずれの話題も、深層は謎のままだ。
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スポーツ 2012年03月17日 17時59分
邪道大仁田大暴れ! 「オレとタイガーの電流爆破マッチを見たいか」
16日東京・後楽園ホールでリアルジャパンプロレスが行われ、邪道大仁田厚が初代タイガーマスクと対戦した。 大仁田厚はメインで矢口壹琅と組み初代タイガーマスク、ザ・グレート・サスケ組と激突した。 大仁田は“邪道”のぼりの中ファンを引き連れ登場。皮ジャンにジーパン、イスにくわえたばこの邪道スタイルでリングインすると歓声と弩号が飛び交った。ゴングが鳴った瞬間に大仁田は初代タイガーに飛びかかり場外戦を繰り広げた。リングに戻った初代タイガーはワキ固めで締めあげる猛攻。やっとロープに逃げた大仁田は一瞬の隙をつき初代タイガーの顔面めがけ毒霧噴射を見舞うと形勢逆転し、サスケを捕らえ矢口と合体パワーボムの連発で追い込んだ。羽がい締めされたサスケは大仁田のイス攻撃を寸前でかわし誤爆を誘った。怒り心頭でタッチした初代タイガーは矢口にソバット、ハイキックをぶち込み、タイガードライバーの連発で矢口の脳天を叩きつけると最後はタイガースープレックスで3カウントを奪った。 試合後大仁田はリングを占拠し大仁田劇場の始まり。水吹きパフォーマンス、リングのマットを叩くなどやりたい放題。ファンに「オレとタイガーの電流爆破マッチを見たいか?」と吠えまくった。大仁田の執念が実るか注目される。(アミーゴ・タケ)
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スポーツ 2012年03月17日 17時59分
やはり国内移籍!? メジャー入り目指した前横浜DeNA・真田が巨人復帰も
メジャー入りを目指していた前横浜DeNAの真田裕貴投手(28)が、古巣・巨人に復帰する可能性が出てきた。 真田は昨オフにポスティングシステム(入札制度)を利用して、メジャー移籍を目指したが入札球団はなかった。それでも、あくまでもメジャーにこだわった真田は、昨年12月16日に横浜DeNAを自由契約となりフリーの身となった。 渡米した真田は2月10日(日本時間11日)、ロサンゼルスでトライアウトを受験。3月1日(同2日)には最終選考まで残ったドジャースのトライアウトを受けたが、不合格となっていた。 メジャー入りがかなわなかった真田には、すでに中継ぎ強化をもくろむ巨人が接触を図っているとみられ、合意すれば4年ぶりの古巣復帰となる。 もともと、真田のメジャー挑戦には疑問符が付いていた。そもそも、ポスティングで入札球団がなかった真田に、獲得を希望する球団が出る可能性は低かった。結果的にどこからもオファーはなく、国内移籍の道を選択するしかなかった。 スポーツジャーナリストのA氏は、「真田がメジャーにこだわって自由契約になった時点で、こうなることは予想がつきました。マイナーならともかく、真田クラスの選手でメジャー移籍はむずかしいです。巨人に戻るのであれば、結果オーライではないでしょうか」と語る。 真田は01年ドラフト1巡目指名で巨人に入団。1年目(02年)には6勝を挙げたが、その後、伸び悩み、08年シーズン途中に鶴岡一成捕手との交換トレードで横浜(当時)に移籍。09年からは中継ぎ専門で、3年連続で50試合以上に登板している。トレード相手の鶴岡はこのオフにFA権を行使して横浜DeNAに復帰しており、真田の巨人復帰が実現すれば、4年ぶりに両者とも元のさやに戻ることになる。(落合一郎)
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スポーツ 2012年03月17日 17時59分
ボクシング世界王者・西岡利晃が日本人初の名誉王者に認定されるも世界王座乱立の危惧も
プロボクシングWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(35=帝拳)が、日本人初の名誉王者に認定されたことが、3月16日(日本時間17日)にWBCが発表した。 正規王者は通常、少なくとも年に1度はWBCが指名する挑戦者と防衛戦を行う義務があるが、名誉王者に昇格すると、そうした制限がなくなり、好きな時に好きな相手と対戦できる特権が与えられる。 西岡は今後の対戦相手として、WBO同級王者で世界4階級制覇王者のノニト・ドネア(29=フィリピン)に絞っているが、ドネアとの交渉が長引いても、期限を気にせず、じっくり交渉に臨むことができ、無理に他の相手と防衛戦を組む必要がない。 名誉王者に明確な認定基準はないが、WBCが03年に創設。王者としての実績などが評価されて認定される。これまでに、元3団体統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)、元4団体統一世界ヘビー級王者レノックス・ルイス(英国)、世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr.(米国)らが認定を受けた。西岡は14人目で日本人としては初の快挙。 西岡は08年9月15日にナパーポン・キャッティサクチョーチャイ(タイ)との王座決定戦を制し、同級暫定王座を奪取。その後、正規王者に認定された。昨年10月1日(日本時間2日)には米ラスベガスで、元2階級制覇王者のラファエル・マルケス(メキシコ)を退けV7。日本人として、初めて本場米国での世界王座防衛を果たした。西岡が残した実績は誰にも文句を付けられるものではなく、わずか14人目という名誉王者認定も称賛されるものだ。 しかし、それに伴う弊害があるのも事実。西岡の昇格によって、4月21日(日本時間22日)、米テキサスでの前IBF世界バンタム級王者アブネル・マレス(メキシコ)vs元WBO世界バンタム級暫定王者エリック・モレル(プエルトリコ)は、WBC世界スーパーバンタム級王座決定戦になることに決まった。つまり、これによって、同級には2人の世界王者が存在することになる。 一方のWBAは01年からスーパー王者を認定しており、現在7人のスーパー王者が存在する。元来、WBAは暫定王座を乱立してきたため、階級によっては3人の世界王者がいる現状だ。 誰がどう考えても、本来、世界王者は1人でなくてはならないはず。WBCは暫定王座の乱立はしておらず、現役の名誉王者も西岡1人ではあるが、同じ階級に2人の世界王者がいるのは不自然。これは、王座乱立につながりかねず、“名誉”を与えるのは現役引退後でいいのではなかろうか。(落合一郎)
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スポーツ 2012年03月17日 17時59分
阪神「年間予約席が売れない!」の悲鳴!
阪神が予告先発制に反対しなかったのは、このためだったのか…。3月14日、阪神は定例・オーナー報告会を行い、坂井信也オーナー(64)は集まった記者団に衝撃的な事実を明かした。タイガースの年間予約席の売れ行きが芳しくなく、「予算割れしている」という。同オーナーは開幕戦を半月後に控え、「これから(セールス面で)追い込んでいく」としていたが、新生タイガースの不人気に関する「原因究明も始める」と伝えていた。 セ・リーグが『予告先発制』を導入した経緯について、球界の要人がこう説明する。 「実は数年前にも、予告先発制を導入すべきかどうか、議論されたんです。当時、阪神と中日は導入に否定的でした。中日は落合博満監督(当時)が予告先発制に大反対でした。公の場でもそういった発言をしてきたので、球団として意見統一できず、反対しました。当時は先発投手を事前公表することで『観客動員数のアップが期待できる』という意見に対し、阪神も首を傾げていましたが…」 今季から導入が決まった背景には「先発投手を事前公表することで、観客動員数を増やしたい」という期待もあった。今回、阪神は導入を承認する実行委員会、オーナー会議では中立的な立場を取り、経営面で追い詰められている一部球団の切実な声と、議論の流れを見て『賛成票』を入れている。 阪神タイガースは健全・黒字経営を続けてきた球団でもあるだけに、今回の年間予約席の不人気は信じがたい事態でもあったはず。この先、販売状況が回復する可能性も高いが、同オーナーは「大型補強を見送ったことにより、ファンへのアピールは足らなかったのではないか…」とも語っていた。 昨季の阪神の観客動員数は289万8432人。12球団トップである。 「阪神が観客動員数を落とせば、球界全体の死活問題にも発展しかねません。関東圏の阪神戦でも、三塁側の阪神応援席からお客さんが埋まっており、巨人戦よりも阪神戦の方が儲かると見ています」(前出・同) キャンプ、オープン戦を見る限り、和田豊監督は犠打や右方向への打撃などを徹底させるなど、精度の高い野球をやろうとしていた。地元のファンも同監督への期待は大きいと聞いている。 「開幕ダッシュに失敗すれば、フロントは『現有戦力の底上げ』を掲げた和田監督の考えを否定するかもしれません。補強の必要性を営業面から訴えることになるかも」(関西メディア陣の1人) 坂井オーナーは『年間予約席の売上げ』をどれだけ予定していたのか、具体的な数値は明かしていない。温厚で見識もある同オーナーが、わざわざ和田体制に水をさすような発言をしたということは、売れ行きはそんなにも悪かったのだろうか。チームを愛するゆえの言動ではあるが、経営面における焦りが現場にも影響を与えるかもしれない。
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レジャー 2012年03月17日 17時15分
フラワーカップ オメガハートランド直線鋭い伸び脚発揮 差し切り優勝
競馬の「フラワーカップ」(GIII・芝1800メートル、17日中山・16頭、重馬場)は、後方から進出した単勝6番人気のオメガハートランド(石橋 脩騎手)が最後の直線で馬群の外から鋭い伸び脚を発揮して、1番人気メイショウスザンナ(武 豊騎手)の追撃を1馬身4分の3差抑えて優勝。悲願の初重賞制覇を達成した。3着サンキューアスク(10番人気、内田 博幸騎手)。勝ちタイムは1分53秒3。 オメガハートランドは父アグネスタキオン、母オメガアイランドの牝3歳馬(鹿毛)。戦績=6戦3勝。主な勝ち鞍=重賞初勝利。石橋修騎手、堀 宣行調教師ともフラワーC初勝利。「配当」単勝(13)1020円複勝(13)310円(7)170円(9)710円ワイド(7)(13)880円(9)(13)4450円(7)(9)1790円枠連(4)(7)610円馬連(7)(13)2190円馬単(13)(7)5510円3連複(7)(9)(13)21570円3連単(13)(7)(9)114060円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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その他 2012年03月17日 12時00分
“なが〜い友達”でありたい髪の毛 薄毛治療の最前線はここまで来た!(1)
髪が薄くなるのは、男女を問わず寂しいもの。妻に「あなたの髪の毛、ずいぶん薄くなったわね。地肌が見えるわよ」と言われて、単に寄る年波という理由だけでは済まされない複雑な気持ちがある。日本人男性のAGA(男性型脱毛症)発症頻度は約30%。人口に換算して、約1260万人にのぼると推計されている。今回は、そのAGAを含めた薄毛治療の最前線を取り上げてみた。 AGAは、なにも男性ばかりとは限らない。女性でも、AGAになる場合がある。遺伝や男性ホルモンの影響などで額の生え際が後退したり、頭頂部が禿げ上がる症状がそれだ。口さがない人だと、頭頂部のハゲを指して、“お月さん”と呼んだりもする。 こんなコマーシャルを、ご存知だろうか。 《朝、食卓で新聞を読んでいる男に、食後のコーヒーを出そうとする女。女は、男の頭を見て思わず愕然とし、運んできたコーヒーをこぼしそうになったところでクローズアップされる男の薄毛…》 '07年、このコマーシャルによってAGAという言葉が知られ、薄毛は病院に行けば治るかもしれないという期待が広まった。飲むタイプの脱毛治療薬フィナステリド(商品名プロペシア)の登場だ。 もともとフィナステリドは前立腺肥大症の治療薬だったが、抜け毛の進行を止める効果が発見され、脱毛治療薬としても使われるようになった。AGAの原因の一つである男性ホルモンの一種DHT(5α-ジヒドロテストステロン)が大きく関与していることが解明され、そのDHTの働きを阻害する作用がフィナステリドにはあったのだ。 それまでの薄毛対策といえば、気になる薄毛の部分を叩いたり、育毛剤をふりかけたり、植毛するのが定番。いわゆる“叩く・塗る・植える”の育毛3点セットしか方法がなかった。それを思えば、内服薬の登場は格段の進歩だった。 しかし、最近は現代医学の最先端を行く再生医療の分野から、さらに新たな薄毛治療法が開発されている。その一つが、HARG(ハーグ)療法と呼ばれる薄毛治療法。'07年からは臨床も開始されている。 その前年は、再生医療の道を拓いた画期的な年だった。京都大学の山中伸弥教授らが、世界で初めてマウスの皮膚細胞からiPS細胞という万能細胞を作ることに成功する。万能細胞とは、受精卵のように心臓、骨、神経、皮膚など人間の体を構成するさまざまな細胞に分化できる能力を持つ細胞のこと。これが活用できれば、自分の皮膚から万能細胞を作り、自分の体の失われた器官や組織を回復することができるかもしれない。そんな夢のような可能性を秘めているのが、再生医療の分野である。 HARG療法は、その万能細胞の一つであるヒト由来の脂肪幹細胞から抽出されたタンパク質に注目した。 細胞分化の行き着く先は体内の器官や組織だが、細胞が分化するには、細胞をどんどん分裂させ成長させなければならない。その際、細胞に成長を促すタンパク質が分泌される。このタンパク質は、細胞の成長にかかわることから成長因子と呼ばれ、すでに数種類の成長因子をパッケージしたもの(AAPE)が実用化されている。 この成長因子を薄毛の頭皮部分に注入してやれば、成長因子が毛根の根元にある毛母細胞を刺激し、毛髪を再生させることができるのでは、と考えた。
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社会 2012年03月17日 11時00分
グリーンジャンボ史上最高5億円 「庶民の夢」宝くじ利権を貪る黒幕の総務省・みずほ銀行(3)
「宝くじの受託業務から販売、関連業務をすべて取り仕切るのがみずほ銀行で、実際に販売するのは、みずほ銀行から再委託を受けた約1200の販売業者です。全国に約1万7000カ所の売り場がありますが、最大の再委託業者が日本ハーデスグループで、約2000カ所の売り場で約5000億円を売り上げていると言われています。売り場の割合は12%しかないのに、売り上げは5割に達するという化け物会社です」(金融ジャーナリスト) 売上高5000億円といえば、外食産業トップのマクドナルドと双璧。しかも売り場の数2000カ所は、マクドナルド店舗数の3分の2程度だ。 そんなグループ会社が、どういうわけか存在さえも秘密にしたがるのは、一体なぜなのか。 「同社は旧第一勧業銀行時代に、同銀行の全面支援を受けて宝くじ事業を行っていた『日宝販』という会社の末裔です。この会社は、旧一勧、旧富士銀、旧興銀の3行合併が発表された直後の1999年12月1日に一度清算され、銀行との資本関係を解消し、社名を『ニッポーハンです』をもじって日本ハーデスとして設立された。日本ハーデスグループは、宝くじ販売の関連業務を請け負う『機能別子会社』と、全国で宝くじを販売する『地域販社』の2つに大きく分けられ、代表取締役は森信博氏、宮本裕氏(両氏共に、みずほコーポレート銀行元副頭取)、小野正人氏(みずほ銀行元副社長)の3人。いずれもみずほファイナンシャルグループ(FG)の最高幹部を歴任し、退任直後に日本ハーデスの代表取締役に就任しています。しかし、こうした人的交流はあるものの、資本関係はFGとの間に存在しません。ちなみに正確にはハーデス社は、FGというより『旧一勧』の天下り会社です。もっと正確に言えば、旧一勧というより旧第一銀行と旧日本勧業銀行が合併する前の旧勧銀出身者の“牙城”なのです」(全国紙経済部記者) 驚くべきことに、この機能別子会社も地域販社も、すべて旧一勧出身者が代表取締役に就任しているという。この件について、みずほ銀行経営企画部に尋ねると、「弊行一般事業法人のお客様のひとつです。また日本ハーデス様に当FGの幹部が雇用されているという指摘につきましては、『他社の人事採用活動についてはわかりかねます』としかお答えできません」との返答だった。 宝くじ販売事業の過半が、旧一勧OBが運営する企業グループに再委託されているという事実に対し、みずほ銀行は、まるで無関係であるようなコメントを発するのだ。一般社会から隔離され続けているのも納得である。 自身のことは棚に上げながらも総務省は、宝くじ販売の硬直化と一銀行独占による高コストにつながる弊害を認識しているようで、昨年末、宝くじのジリ貧挽回策を検討してきた同省の「宝くじ活性化検討会」(座長・大森彌東大名誉教授)は、ネット販売などとともに「受託銀行が多数参入することによる競争性確保」のための策を提言している。 みずほ銀行が宝くじの受託を独占しているために、“親密会社”日本ハーデスが既得権化していることを強く問題視しているわけだ。 しかし、前出の金融ジャーナリストはこう喝破する。 「旧一勧が積み重ねた販売ノウハウは、他の金融機関が今更マネしようとしても無理な話です。今後もみずほ銀行の受託→日本ハーデスへの丸投げという構図が瓦解することはないでしょう。同社の抱える売り場は一等地が多く、『西銀座チャンスセンター』もそのひとつです」 1等当選金が跳ね上がったおかげか、売り上げは上々だという今回のグリーンジャンボ宝くじ。しかし、配当に回される割合が変わったわけではない。震災復興支援という名の下にあっても、いつものように巨額の金がムダにされていることだろう。 果たして、宝くじという金城湯池にどっぷり浸かるこれらの存在は許されるものなのだろうか。 5億の夢が散った後に、ぜひ考えてみて欲しい。
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社会 2012年03月17日 11時00分
AIJ投資顧問 闇に消えた年金1853億円!(2)
さらに驚くべきは、AIJで運用の中心にいた松木新平取締役も、これまた野村OBなのである。古参の証券マンが語る。 「彼は高卒のキャリアながら、東大卒が幅を利かせる野村にあって常務まで昇進した異色の経歴を持っています。1997年に起きた、当時の4大証券(野村、大和、日興、山一)を総舐めした総会屋への利益供与事件(損失補填による利益供与)で失脚したものの、今度は後輩に当たる浅川社長とタッグを組んで復活した図式です。オリンパス事件に絡んだ面々を含め、野村人脈はそれだけ横の繋がりが深いのです。その彼らが英知を結集すれば、究極のマネーロンダリングなど朝飯前ということですよ」 金融界を直撃したこの利益供与事件では、第一勧銀の宮崎邦次会長(当時)が首吊り自殺をした。 歴史の皮肉と言うべきか、オリンパス事件においても、インドで医療事業を手掛ける『オリンパスメディカルシステムズインディア』の大森力社長が2月20日、ニューデリー郊外の公園で首吊り自殺しているのが発見された。 大森社長はインドへ単身赴任だったとされ、地元警察は日本語で書かれた家族宛の遺書と「迷惑をおかけして申し訳ありません」と書かれた遺書を発見したが、何に対する“迷惑”なのかは不明。この件に関してオリンパスがコメントを控えていることもあって、1300億円余に及ぶ飛ばしスキャンダルとの関係を詮索する声が渦巻いている。 前出の証券マンが言う。 「オリンパスといい、今回のAIJといい、問題は百戦錬磨の野村OBが用意周到にシナリオを描いて実行に移したこと。これでは第三者が運用実態を把握するのは容易じゃない。現にAIJではケイマン諸島を振り出しにバミューダの投資信託や香港の大手銀行も絡むなど、手法は至って複雑。これを一つずつ炙り出さなければ消えた年金の暗部まで踏み込めない以上、証券等監視委員会や金融庁の苦戦は避けられません。当然、捜査当局の出番が早まるでしょう。あまり考えたくはありませんが、これでキーマンが自殺しようものなら“死人に口なし”となる。そうなった日には目も当てられません」 AIJの問題が厄介なのは給付額が減額されるだけでなく、最悪のケースでは運用を委託した基金が行き詰まった揚げ句、厚生年金そのものに波及しかねないことだ。もし、そんな事態になれば、国民にとって「対岸の火事」では済まなくなる。だからこそ金融庁は大慌てでAIJの実態解明に取り組んでいるのだが、野村とは別の大手証券マンは辛らつだ。 「国内の大手格付け会社はAIJが不正行為に手を染めている疑いが濃厚だと以前から指摘していた。にもかかわらず、金融庁は野放しにしてきたということ。まさに、正義の味方をアピールするためのアリバイ工作に過ぎません」 金融庁が躍起になるのは当然。しかし“悲劇”の歴史が繰り返されるようなことは、あってはならない。
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