-
レジャー 2012年05月19日 17時59分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(5/20) オークス 他4鞍
☆東京11R「オークス」(芝2400メートル) 優勝の最短距離に立つのは、ヴィルシーナ。桜花賞は0秒1差2着と惜敗、長蛇を逸したがここでリベンジだ。 2400メートルは(全18頭が)未知の領域だが、完成度の高さと、能力でカバーすると確信する。<3110>と、センスの良さは抜群でこれはアドバンテージ。ロスなくレースを運べ、能力を最大限に発揮できるからだ。枠順も5枠9番と理想的といえる。距離も2000メートルまでは克服済みだ。コース実績(クイーンC優勝)もあり普通に走ってくれば結果は付いてくるだろう。 相手は、桜花賞馬ジェンティルドンナ。ヴィルシーナと同じディープインパクト産駒で、こちらも完成度は高い。初コースに戸惑わなければ好勝負必至。穴は、意外性を秘めたトーセンベニザクラ。持続力のある末脚は魅力で、一角崩しがあっていい。◎9ヴィルシーナ○14ジェンティルドンナ▲17トーセンベニザクラ△1アイムユアーズ、8ミッドサマーフェア☆東京10R「フリーウェイS」(芝1400メートル) 実績、実力ともシルクウェッジが一歩リード。前走の晩春S2着も内容は負けて強し。3着は2馬身差突き放しており、最後は久々の分。1度使われた効果は大きく、今度こそだ。◎15シルクウェッジ○5プランスデトワール▲17メーヴェ△2トウショウフォアゴ、9カグニザント☆新潟11R「駿風ステークス」(芝1000メートル) 休み明けを1度使って、別馬の如く変貌を遂げたラルティスタが狙い目。その前走も0秒6差(14着)だから、悲観することはない。2勝を挙げている直千競馬でベストパフォーマンスを披露する。◎12ラルティスタ○7ハノハノ▲6アポロノカンザシ△5ヤサカシャイニー、10アフォード☆京都11R「深草ステークス」(ダ1200メートル) 休み明け2戦目で走り頃の、トラバントをイチ押し。 クラスも2度目でプラスアルファが見込めるし、前走の内容(0秒5差4着)からチャンスは十分ある。◎8トラバント○10サダムグランジュテ▲2スノードラゴン△5メイショウツチヤマ、12タンジブルアセット☆京都10R「昇竜ステークス」(ダ1400メートル) 適鞍を得た、キズマが本領を発揮する。 初ダートの「ポインセチア賞」で、人気のレッドクラウディアを0秒4差突き放して圧勝。巧者ぶりを見せつけている。好走条件の整ったここは、起死回生の一発がありそう。◎6キズマ○9レッドクラウディア▲13タイセイシュバリエ△3サトノジョリー、15マコトリヴァーサル※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
-
レジャー 2012年05月19日 17時59分
オークス(GI、東京芝2400メートル、20日)藤川京子のクロスカウンター予想!
東京11R、オークスは◎アイムユアーズが樫の女王に輝きます。 デビューから3着以下がないという超堅実な馬。1400メートルのファンタジーSとフィリーズRの2重賞を勝っていて、どちらも鮮やかな勝ちっぷりでした。前走の桜花賞は、中団からの競馬でスムーズに運び、直線では2着馬に迫る見せ場タップリの内容で3着確保。前々につけられて折り合いもつき、レース上手。阪神JF2着も光り、常に一線級レベルで善戦してきました。 相当な能力の持ち主だし、血統面からも距離延長に不安はありません。1番枠でソツなく運べそうなのもよく、かなりの粘り腰を使えますので、前に行って強いタイプは特にオークスの舞台で期待が高まります。絶好調ウィリアムズ騎手が、GIホースに導きます。(1)アイムユアーズ(9)ヴィルシーナ(14)ジェンティルドンナ(16)キャトルフィーユ(8)ミッドサマーフェア(15)サンキューアスク(2)マイネエポナ馬単 (1)(9) (1)(14) (1)(16)3連単 (1)-(9)(14)(16)(8)(15)(2)アイムユアーズ 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
-
レジャー 2012年05月19日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(5/20オークス)
オークスはシンプルに「2400mを走り切るスタミナがありそうなのはどの馬か」という観点で軸を選んでみようと思います。スタミナの有無の基準とするのは距離実績。では、前走2000mのフローラSを勝ったミッドサマーフェアか? う〜ん、僕的には2番手評価で。というのも、順調に行っている馬ほど最初の1冠を手にすべく桜花賞を目標にするのが普通。フローラSを使う時点でクラシック戦線においてやや遅れをとっているといってもいいのでは。しかし、今年の桜花賞は14頭が1秒差以内にひしめく激戦。現状では圧倒的に抜けた馬がいない混戦模様とも見ることもでき、桜花賞上位馬が抜けていると言いきれない部分も。ならば「桜花賞を好走しながら、長い距離でも実績のある馬」を選ぶべし! そこで、浮上するのがヴィルシーナ。デビュー2戦目の黄菊賞(京都1800m)では牡馬に混じりながら3着。3戦目も混合戦のエリカ賞(阪神2000m)で1着。そして桜花賞は2着。「桜花賞を好走しながら、長い距離でも実績のある馬」に唯一合致。しかも、クイーンCでは輸送をクリアしながら勝っている点も評価したいと思います。 他には距離実績から東京1800m勝ちのあるメイショウスザンナ、忘れな草賞(阪神2000m)を勝ったキャトルフィーユ。また、距離実績は度外視してでも買いたいのは、重賞で牡馬を負かし桜花賞を勝っているジェンティルドンナ(馬券のことを除けばそろそろ大好きな川田騎手のG1勝ちが見たいところですが…)、好調のウィリアムズ騎手鞍上というだけでも魅力十分のアイムユアーズ。 ということで、勝負馬券は…。3連複1頭軸流し10点(9)-(8)(14)(1)(5)(16) 配分は(8)(9)(14)と(1)(8)(9)は300円、(1)(9)(14)は200円、その他は100円ずつ。いつも通り合計1500円で勝負です!〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。応援宜しくお願いします! Twitterで競馬ネタをつぶやいているのでチェックして頂けたら嬉しいです! アカウントは「@minoru1202」。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
-
-
レジャー 2012年05月19日 17時59分
桜井聖良のむぅむぅ予想! 5・20 〜オークス(優駿牝馬)〜
私の本命はこちら!◎ミッドサマーフェア 10月のデビューから今回で9戦目とそろそろ疲れも出てきそうですが、追い切りの走りを見る限りは大丈夫そうです。 走りやすい馬場状態だったとはいえ圧巻の調教時計。 本番前にオーバーワークではないかと心配される声もありますが、ラストに軽く仕掛けただけで決して無理をした調教でもなく、逆に今はよほど調子が良いのではないでしょうか。 今回は確固たる逃げ馬がいなくペースが落ち着きそうですが、ここ2戦は全く違う馬場と展開でも問題なく勝ち上がってるように、どんな展開にも左右されず瞬発力もあるこのお馬さんに期待出来ます。 勝ったレースでも直線でヨレる素振りを見せていましたが、鞍上も引き続き蛯名騎手ですし、そう心配はないかとも思います。○ヴィルシーナ 早くからこのレースを目標にローテーションを組んできたこのお馬さんも侮れません。 距離は違いますが東京コースも経験済みですし輸送も初めてではなく、何よりも先行脚質で終いにも脚を使えるのは最大の武器です。 今の東京コースはなかなか前が止まらないほど馬場が良いですし、先行して競馬の出来るこのお馬さんには大きな強みになるでしょう。 馬体が減り続いてる不安はありますが調教後の馬体重は増えてるようですし、当日に極端に減っていなければ好勝負かと思います。▲ジェンティルドンナ 強い競馬で勝利した桜花賞馬ですが克服しなければならない材料が多く、評価を下げてしまいました。 先ずはどのお馬さんも未知の距離とはいえマイルしか経験がなく、いきなりの800mの距離延長に不安があります。 長距離輸送も初めての上に馬体がどれくらい維持出来ているのか、川田騎手も悪いとは言いませんが急な騎手変更のテン乗りにも不安です。 ただ能力があるのは間違いないので無視は出来ませんでした。△メイショウスザンナ 差し馬の印象もありますが自在性のある脚質で、枠も内寄りですから今回は前目で競馬をしそうです。 東京コースで牡馬相手に逃げて勝っていますしスタミナもありそうで、早目に抜け出すような競馬が出来れば面白い存在かと思います。△ダイワズーム 相手なりに走れて成績も安定していて東京コースも得意としていますし、力を付けているのも間違いなく、ここに入っても好勝負が出来るかと思います。 牝馬のクラシック第2弾! 意外に混戦模様で目が離せません。買い方はこの中からお好きな買い方でどうぞ!3連単なら(8)(9)-(8)(9)(14)-(5)(7)(8)(9)(14)の12点買い。馬単なら(8)-(9)、(9)-(8)、(8)-(14)、(9)-(14)、の4点買い。馬連・3連復ならボックスで10点買い。(ウマドル 桜井聖良)※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
-
レジャー 2012年05月19日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(5/20) オークス
◆東京11R オークス◎ヴィルシーナ○ミッドサマーフェア▲トーセンベニザクラ△メイショウヅザンナ△ジェンティルドンナ△アイムユアーズ 桜花賞組vs新興勢力の構図は毎年のこと。地力に勝る桜花賞組が優勢なのは昔からの話だが、昨年は新興勢力に軍配があがっておりそろそろ考え方を改めないといけない時代に突入したのかもしれない。折衷的な予想になるが、桜花賞組からヴィルシーナと新興勢力からミッドサマーフェアの2頭を主軸に推したい。前者は桜花賞2着ながら、早くからオークス向きとの評価だった馬。後者は君子蘭賞→TR連勝と全くの新興。両馬が手合せしたのは2月のクイーンCだけだが、この時はヴィルが0.6秒差をつけて優勝している。完敗の形だったミッドもその後のレースでは次元の違う走りをみせており、現況での力量差はほとんどないと思われる。この2頭を軸に相手探しをするのがベターなレースではないか。 桜花賞組から距離不安の囁かれるジェンティルドンナ、アイムユアーズの2頭と逃げて活路を見出す可能性のあるメイショウスザンナ。ほぼこの5頭で決まりそうな気配だが、“ゴールド”シップ、ビート“ブラック”、カレン“ブラック”ヒルとカラー馬名の強い今春のGIだけにトーセン“ベニ”ザクラもおさえておきたい。【馬連】流し(9)軸(1)(4)(8)(10)(14)(18)【3連単】2頭軸マルチ(8)(9)→(1)(4)(10)(14)(18)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
-
-
ミステリー 2012年05月19日 17時59分
異説「六部殺し」〜猿害の恐怖! 旅人を襲った野猿
怪談「六部殺し」とは、金品を奪うために旅の途中の「六部」を殺した農夫が、それを元手にして財を成すが、誕生した息子は、殺された六部の生まれ変わりとなり、悔いた農夫は犯行を断罪するという話である。「六部」は、江戸時代に全国66州の霊場へ六十六回写経した法華経を一部ずつ納めて歩く勧進の巡礼者のことで、「六十六部回国聖」ともいう。六部は行く先々の民家や寺堂に泊まり歩いた。また、旅の途中で、六部は金品目的で盗賊に殺害されることが多く、「六部殺し」、「こんな晩」などの怪談・民話として日本各地に伝わっている。 愛知県豊田市吉原町にあるトヨタ車体(株)・吉原工場の北側に小さな霊園がある。その中に「六部の墓」がひっそりと立っている。墓標には、「浅野五ヱ門 岡崎出身」とある。六部の名は浅野五ヱ門といい、その名前から武士と判断される。だが、いかなる理由で故郷を捨て、巡礼者になったのか、その理由は不明である。さらに「寛文3年4月3日、野猿のため終焉」と刻まれている。すなわち、この六部の死因は野猿によるものであった。 近年、ニホンザルが農作物を食い散らかし、住民へ危害を加えるなどの「猿害」は山間部に近い地域で深刻な問題になっている。サルの行動域が市街地に広がってきて、 被害が拡大してきているのだ。しかし、野猿による殺人は例がない。どのようにして野猿は六部を殺害したのであろうか? 寛文3(1663)年4月、一人の六部が、吉原(愛知県豊田市)から岡崎に向って急いでいた。日も暮れかかり、辺りは薄暗くなり、だんだんと心細くなってきた。行く道はは木々が欝蒼とした雑木林の小道である。引き返して宿に泊まるのも面倒くさいし、野宿にはまだ寒い、半時も歩けば岡崎に辿り着く。六部はそう決心し、急いで歩き出した。六部の足音に驚いた鳥が飛び立ち、枯葉を踏みしめる足音が前・後ろに音が続き、夜道には六部が叩く鐘の音が響き渡っていた。 「早く、雑木林をぬけなければ」と、六部が足を速めた時、一匹の野猿が目の前に飛び出してきて、六部目がけて飛び付いてきた。そして、腋の下や背中など体中コチョコチョと擽り始めた。 「アハハハ、アハハハ、やめてくれ!」六部はしがみついてくる野猿を振り払えずにいた。そのうちに、六部は笑い過ぎて、胸がドキドキし、腹も痛くなってきた。着物も手甲も脚絆も破られてしまった。「アハハハ、アハハハ、苦しいもうやめてくれ!助けてくれ!」遂に、笑いながら六部は息絶えてしまった。 六部の死後、山内茂七と野場長衛という者が六部を哀れんで墓を建てた。人々は六部の墓として、懇ろに弔ったという。(写真:「吉原町南墓地」)(皆月 斜 山口敏太郎事務所)
-
レジャー 2012年05月19日 17時59分
『ミス龍が如く5を探せ!』ファイナリスト・桐生さくら
東京地区代表桐生 さくら(きりゅう さくら)年齢:23歳職業:セクシータレントキャッチコピー:名前は憧れの「桐生一馬」から命名。超有名セクシータレント●全国5大都市オーディション『ミス龍が如く5を探せ!』Web一般投票投票方法:『ミス龍が如く5を探せ!』オーディションサイトよりhttp://ryu-ga-gotoku.com/audition(PC、ケータイ共通)※ケータイからはインタビュー動画は見られません。※投票は一日一回限りとさせていただきます。※選考内容及び選考結果に関するお問い合わせの回答は一切行っておりません。投票期間:6月29日(金)まで
-
社会 2012年05月19日 17時59分
喫煙で電車止めた大阪市営地下鉄助役に停職3カ月の厳重処分!
勤務中の喫煙に対して、厳しい処分が下された。 大阪市営地下鉄四つ橋線の本町駅で4月に、男性助役(54)が駅構内で喫煙して火災報知機が作動、電車の運行に支障が出た問題で、市交通局は5月16日、この助役を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。 橋下徹市長は懲戒免職の検討を指示していたが、顧問弁護士と法的な妥当性を検証。「免職は解雇権の乱用にあたる恐れがある」との指摘を受け、停職とした。 交通局によると、4月3日午前7時45分頃、本町駅の自動火災報知器が作動。駅員が確認したところ、駅長室内にある給湯室で助役がたばこを吸っていた。報知器作動を知らせる自動放送がホームにも流れ、電車4本の出発を一時見合わせたが、火災でないことが判明したため、約1分後に運転を再開。約1000人に影響した。 市営地下鉄では2月10日に全駅構内禁煙が通達されたが、同22日に御堂筋線・梅田駅で清掃作業員のたばこの不始末が原因とみられる火災が発生し、禁煙徹底を通達していたばかりとあって、この一件は橋下市長を激怒させていた。 交通局は「極めて重大な事案」と判断。免職は断念したが、たばこ1本で異例の厳重処分となった。 助役は「この日以外に駅構内で喫煙したことはない」と話しているという。交通局は、監督責任で上司の運輸部長(50)も厳重注意とした。 橋下市長は「これまでは注意で終わりだった。もう、そういう態度ではいけない」と述べ、今後、勤務中の喫煙を厳しく処分する考えを示した。(蔵元英二)
-
スポーツ 2012年05月19日 17時59分
左ヒジ手術のオリオールズ和田に「先発失格」の怪情報
和田毅(31=オリオールズ)に、さらに追い打ちをかけるようなニュースが飛び込んできた。メジャーのマウンドで1球も投げないうちに、左ヒジを故障…。トミー・ジョン手術を受け、再起を目指すことになったのは既報通りだが、オ軍のバック・ショウルダー監督は「焦っても仕方がない」とし、多くを語ろうとはしなかった。 現地特派員の1人がこう言う。 「ショウルダー監督が上機嫌な理由? 今季はチームの調子がいいですからね。ア・リーグ東地区でレイズと首位争いを繰り広げており、それと、和田と同時獲得したチェン・ウエインが絶好調なので」 チェンは確かにスゴイ。6試合に登板して3勝0敗(5月11日時点)、防御率2.68。防御率の数字だけなら、ダルビッシュとほとんど変わらない。ショウルダー監督が「和田離脱」でもご機嫌なのも分かるが、「焦っても…」のコメントには、復帰後の構想も隠されていた。和田をリリーバーにコンバートさせるつもりだという…。 「いや、ショウルダー監督はそのつもりだったようなんです。米国ではあまり評価が高くなかった和田を『使える!』と言ったのも同監督ですし、セットアッパーの構想を温めていたそうです」(前出・同) 同監督が和田にホレ込んだポイントは、チェンジアップの変化球だった。「(打者の)左右に関係なく空振りが取れる」と−−。 今回のトミー・ジョン手術によって、和田のセットアッパー転向は確実なものとなりそうだ。トミー・ジョン手術と言えば、松坂大輔(レッドソックス)、田澤純一(同)、07年まで遡れば、大塚晶則も受けている。但し、術後暫くは医師の指示に従い、投球数やイニング数にも厳しい制限が加えられ、早期の完全復帰はかなわない。『先発投手・和田』にとっては、来季2013年もつらいシーズンになるかもしれない。 「いや、投球制限を逆手に取るんですよ。短いイニングしか投げられないのなら、むしろ、セットアッパー転向の話もしやすくなります。和田も早くメジャーのマウンドに上がりたいだろうし、そういう打診があれば受け入れるのではないだろうか」(前出・同) 空振りが取れる投球。和田はそのチェンジアップの変化を評価されてのメジャー契約だった。チェンは『先発』としてその期待に応えたが、左ヒジの故障で出遅れた和田を戦力として“活用”するなら、まだ人員の不足しているセットアッパーにと考えるのは自然な流れかもしれない。ホークス時代、和田は210試合に登壇しているが、リリーバーとしてマウンドに上がったのは「3試合」しかない。ショウルダー監督は早くも「2013年・セットアッパー・和田」の構想を描いているようだが…。
-
-
社会 2012年05月19日 15時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 世界潮流に逆らうフランス
4月22日、フランスのサルコジ大統領の任期満了に伴う大統領選挙の第1回投票が行われ、社会党のオランド候補が28.6%の得票を獲得し、27.1%だった現職のサルコジ大統領とともに5月6日の決戦投票に駒を進めることになった。 しかし、4月末時点で決戦投票でのサルコジ大統領の敗戦は確実だと見られている。国民の多くが、サルコジ大統領の実績に否定的だからだ。 サルコジ大統領は、「もっと働き、もっと稼ごう」というキャッチフレーズで、大統領になった。基本的に親米派であり、民間活力を優先する姿勢が、当時の国民の支持を集めた。しかし、就任後、失業率はむしろ上昇し格差が拡大した。にもかかわらず、今回の選挙には、財政再建を優先する厳しい姿勢で臨んだ。 一方、トップに立った社会党のオランド候補は、週35時間労働の堅持、6万人の教職員増員、原発依存度の引き下げ、子ども手当25%増額など、いかにも社会党らしい社会民主主義を復活させる政策を掲げた。 実は、第一回目の投票で3位の極右・国民戦線のルペン党首は18.5%、4位の左翼党メランション党首は11.7%と、意外に多くの支持を集めている。 ルペン党首は、失業の原因は移民だとして、移民排斥の持論を繰り返した。そして、メランション党首は、金融取引で高所得を得ている富裕層に批判を集中させた。どちらも、サルコジ大統領の格差拡大政策を批判した点で、オランド候補と同じだ。つまり、フランス国民はすでに反サルコジ政策を選んだことになる。 今年は、アメリカ、ロシア、台湾、北朝鮮など、多くの国や地域のリーダーが任期を迎えて、世界情勢が大きく変わる年だといわれてきた。しかし、これまでのところ大きな波乱はない。その中で、フランスだけが、社会民主主義の復権という新しい道を歩もうとしている。 これは大きな社会実験だ。サルコジ大統領は、「メルコジ」と揶揄されるほど、ドイツのメルケル首相と緊密なタッグを組んで、財政緊縮策によって欧州を債務危機から救おうと努めてきた。しかし、今後フランスは、財政拡張という逆方向に舵を切っていく。 悲観的な見方をするエコノミストは、今後フランスの財政赤字が拡大して、債務危機に陥るだけではなく、欧州全体の債務危機が再燃して、ドイツ・フランスのツートップが牽引してきたEU自体が崩壊に向かうだろうと予測している。 実は、フランス大統領選で議論されてきたことは、日本の政治で議論されてきたことと同じだ。いまの民主党執行部や谷垣自民党が行おうとしている政策は、消費税引き上げ等の緊縮策による財政再建路線であり、消費税反対派の多くが唱えているのが、分厚い社会保障による安定成長だ。反消費税派が唱える経済政策は、実現可能性がないと消費税推進派は批判をするが、それができるかどうかを、今後のフランスが実証していくことになるのだ。 社会民主主義を強めるフランスが今後経済を強めていけるのかどうかは、やってみないとわからない。しかし、私は弱肉強食化政策よりも、ずっとうまく行くのではないかと考えている。社会的安定は、成長の基本条件だからだ。 サルコジ政権が揺らいでも、いまのところユーロの暴落といった事態は起きていない。