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スポーツ 2010年12月13日 16時00分
岩隈残留で案の定起こった星野楽天の内乱
楽天・渡辺直人の横浜への金銭トレードに対し、鉄平、草野、嶋が悔し涙を流し、チームリーダーの山崎が球団側へ一言物申す異常事態に陥っている。 「ボクも非常に寂しい。プロだから、トレードは仕方ないが、出すべき選手ではなかったと思う」と明言した山崎は、20日の契約更改交渉の席で「選手が迷うようなことは避けて欲しいとお願いする」という。 選手たちが渡辺の金銭トレードに猛反発しているのは、ポスティングシステム(入札制度)でのアスレチックス入りがご破算に終わったエース・岩隈の残留余波で、犠牲者になったととらえているからだ。岩隈がすんなりとアスレチックス入りしていれば、15億円もの落札金が楽天に入り、星野監督が推進している大補強の資金になるはずだったのだ。 岩村、松井という日本人メジャーリーガーコンビの三遊間誕生も、岩隈マネーをアテにした補強だった。ところが、「4年12億円」という契約条件に不満の岩隈が残留を決断。「岩隈の落札金15億円と来季の岩隈の年俸3億円、合計18億円の補強費が消えたようなものだ。球団側、星野監督はどうするんだ」という、今後の対応を不安視する声がチーム内外から噴出していた。そこへ渡辺の横浜への金銭トレードだ。 「岩村、松井のメジャー帰りコンビを取った後に補強費用が消えてしまったものだから、2人の控えに回る渡辺を出してすこしでも経費削減しようとしているのだろう。金銭トレードだから、入ってくるお金もある」。楽天ナインはこう考え、猛反発しているのだ。 今季年俸6000万円弱の渡辺だし、金銭トレードの額も知れているだろう。それでも消えた大補強資金用の岩隈マネーを少しでも埋めたい球団側は、なりふり構っていられないのだろう。 渡辺の次は誰が犠牲者になるかわからない。楽天ナインの悔し涙の裏には、そういった戦々恐々たる思いもあるはずだ。「星野のやり方は、お金をかけて選手を取ってくるだけや。選手を育てることができんからな。が、阪神では成功しても楽天ではどうかな。疑問やで」。こう真っ向から星野流大補強を否定しているのは、元監督で現在楽天名誉監督の野村克也氏だ。 渡辺は野村監督が育てた選手の1人だけに、星野監督に対する舌鋒はさらに厳しくなるだろう。阪神の時には、3年連続して最下位に終わった野村監督が解任され、後を受けた星野監督がリーグ優勝という間柄だったが、蜜月関係だった。 「ワシが3年かけて土台作りをしたから、阪神は優勝できたんや。赤星など育てたのもワシや」。野村氏がこう自画自賛しても、星野監督は勝者の余裕で「本当にそうやな。ノムさんが土台を作ってくれたことが大きかった」と野村氏礼賛を惜しまなかった。 が、今回はそうはいかない。それでなくとも就任4年目で2位になり、続投に固執していたのに、勇退させられ、名誉監督に棚上げされた野村氏は、今でも球団側に対する恨み辛みがある。しかも、星野監督が成功したら、野村遺産は全否定されてしまう。早くも星野バッシングをしているのも、自らのメンツがかかっているからだ。今回の渡辺放出によるチーム内乱は、野村氏にとって格好の星野攻撃の材料になる。 「まだまだ補強するぞ。これからは投手だ」と大号令を発していた星野監督の方も岩隈マネーが消え、神経をとがらせているだろう。野村毒ガス口撃に過剰反応するのは避けられない。星野監督vs野村名誉監督の全面対決に発展する恐れがある、今回の内乱。今後の成り行きから目を離せない。
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レジャー 2010年12月13日 15時30分
「渋井哲也の気ままに朝帰り」キャバクラ嬢と客の距離感の難しさ
「キャバクラ嬢に振り回されたい」。そんな欲求が私にはあります。なぜそう思うようになったのか。なかなか思い出せませんが、とあるキャバクラ嬢との経験がひとつの要因のような気がしています。 数年前、女子大生のキャバクラ嬢が新宿の中規模の店で働いていました。可愛さは特別ではありませんが、気遣いのスタンスが当時は私には合っていました。営業はそれほどしてきませんし、メールが着てもよくある営業メールでした。しかし、実際に会うと、そっけないメールとは違って、友達感覚、ときには疑似恋愛の相手にふさわしい振る舞いをしてくれました。ボデイータッチもしすぎず、ガッついていません。 一年くらいその嬢を指名していたためか、その嬢がどの大学に通っているのか、どこに住んでいるのかを知っていました。さすがに実際には確かめたことはないですが、事実だろうという確信をもてるような会話があったことを記憶しています。 その嬢の誕生日にも、当日は出勤ではないために、一日前にイベントがありましたが、スケジュールを合わせて他の客とできるだけかぶらない時間を聞き、その時間に入店したものです。プレゼンも安いものですが、あげました。高いものだと気を使わせてしまうだろうと思ったからで、ケチったわけではありません(笑)。 ただ、翌日、飲み過ぎてしまったためでしょうか、高熱が出て、二〜三日寝込んでしまいました。熱がさがらなかったので病院に行くと、急性腸炎だったのです。しばらく、お酒が飲めない状態が続きました。 そのとき、この嬢は心配してくれて、喫茶店で何度か御茶をしてくれました。他の店の嬢が「お酒が飲めなくても、お店で烏龍茶があるから、来ればいいじゃん」と営業の誘いをしていたのと比べれば、雲泥の差です。 もちろん、お茶自体が営業だとわかっています。しかし、「営業だとしても、たとえ暇だったとしても、私のために、わざわざプライベートの時間をつくってくれた」と思ってしまうほどです。 ある種の「特別」な感覚を抱くのはこの嬢が始めてではありません。そのため、舞い上がることはありませんでした。しかし、なぜか、この嬢のオーラに引きつけられるかのような感覚を抱き、お金がないときでも、通ってしまったのです。 ところが、ある日、彼女がその店を辞めてしまったのです。「もう会えないのか」。そう思っているときに、「そうだ、家は遠くないのだし、プライベートでもお茶したことあるから、またお茶くらいはできるかもしれない」という考えが頭に浮かびました。 そこでメールをしてみましたが、そっけなく「店を辞めた」くらいしか返事がありませんでした。それでも、気になったのか、彼女に電話をしてみました。電話にでましたが、やはり、そっけない対応に感じました。その反応で、「彼女はキャバクラや客との関係を切ろうとしているのだ」と推測しました。推測できたからこそ、それ以上、彼女と連絡を取るのをやめようと思ったのです。そして、彼女の連絡先をアドレス帳から消したのです。 この嬢とのやりとりは「振り回された」とは言えないかもしれない。しかし、まだキャバクラ遊びに慣れていないころの私にはとってはよい経験だったと思います。 この経験は、「キャバクラ嬢と客との関係は、たとえ、一時は良好な関係であっても、それはあくまでもその時だけ。店を辞めたら、良好な関係を維持したいかどうかは、人によって違う」ということをわからせてくれました。しかも、「良好な関係を維持したくない」という存在だったから、私はその後、キャバクラ嬢とのプライベートな関係を過度に期待しなくなりました。 きっと、多くの客たちは、程度の差はあれ、こうした経験をしているのだろうと思います。読者のみなさんは、どこでどう「学ぶ」のでしょうか。また、その体験を多くの“後輩”たちに伝えていくことで、夜の世界のルールでトラブルを回避できるのでしょう。また、そのルールのなかにあっても、恋人になる人や結婚に至る人たちも出てくるのでしょう。<プロフィール>渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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トレンド 2010年12月13日 15時00分
大作家の伝説
ハイカラ文学の稲垣足穂と野坂昭如さんが酒の席ではあるが超ぶちゅうっとキスしている写真を見たとき、引いた。 でもこれが作家だ。無頼だ。(知らないが。) 孤独な境涯だった永井荷風は、浅草・ロック座の踊り子さんたちを愛し、通った。文化勲章受賞の日もロック座を訪れ、素っ裸の踊り子さん数人と一緒に満面の笑みを浮かべながら写っている新聞写真がある。 エロ系では、檀一雄が白眉だろう。だって関係ないかもしれないが、顔がけっこう普通なのである。それなのに不貞・放蕩を繰り返した作家だ。 吉行淳之介は、愛をテーマとするために娼婦のもとへ通いもした。うーん、無頼。 「生まれる事は屁と同じ」、と言ってはばからなかった深沢七郎は、作家を第一義としないことの実践だけのために、今川焼き屋をやっていた。(笑)元々が今川焼き屋でもなんでもないのにテコでも辞めなかったのである。 なんだかわけわからないながら、なぜかカッコいい気もしてしまうが、いかがだろうか。 美女伝説、というべき伝説もあろう。 有吉佐和子も金井美恵子も美少女。また、誰も彼もというわけにはいかないが、若い頃はやっぱり皆美少女である。笑っていいともを一時間番組ジャックしようとした(?)有吉氏のちゃめっ気は、無頼っぽさ満点のエピソードだろう。 太宰治は、芥川賞がほしくてほしくてしょうがなかったため、選考委員の佐藤春夫にかなりイタめ(?)の手紙を書いている。もう死ぬ直前だし、芥川賞ください、くれたらさらに書くのを頑張ります、的な内容だ…。 総じて、ちょっと意外な話も多い気がする。 最後になるが、性豪伝説は、いろいろすごい話を関係者から聞いたが、書けない。(笑)まあ、女性編集者好きの人は多かったようである。
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トレンド 2010年12月13日 14時30分
ニューヨークレポート ニューヨークではすべて自己責任。でないと痛い目に遭う…かも
日本という国を基準にしてニューヨークで行動してはいけないのは当然だが、それをつくづく思い知らされた「事件」が幾つかあった。 それは、何か買っても店員を全面信頼せず自己責任でチェックしなければいけないという事だった。 まずはマグノリア・ベーカリーという、カップケーキで有名な店に「セックス・アンド・ザシティ」のツアーで訪れた時、ツアーを催行しているROAD&SK.INCのガイドのジョー・樋口さんに「Tシャツを買ったらサイズをチェックしてください」と言われて(え? 何でまた)と不思議に思ったが、よく間違うそうなのだ。 極めつけはブロードウェイのディスカウントチケット販売で有名なTKTSでの出来事。今年のトニー賞を受賞した「メンフィス」を購入した際、窓口ではっきりと「メンフィス1枚」と伝え、「これ」とパンフレットまで見せたのだが、1時間ほど経ってから劇場の場所を確認しようと思って封筒から取り出したら「ROCK OF AGES」。(おかしいな)と思いつつ劇場まで出向いたらやっぱり「メンフィス」ではない。慌ててTKTSに戻り返品しようとしたら「販売はファイナルで返金できない」と言うではないか! 「そんな! 販売した人の間違いです、隣のブースの人です」と抗議をしたら「だったらそちらに行ってくれ」と面倒くさそうに言う。隣に行ってクレームをつけ、無事リファンドされたがクレジットカード会社から明細書が来るまではわからない。ブロードウェイミュージカルを楽しむ気分が消し飛んで、チケットは結局その後オンラインで購入した。 案内係に事の顛末を報告したらパンフレットを1枚渡された。そこには「チケットを買ったら必ず確認してください」とある。日本ではまずあり得ない発券間違い。今まで何度もTKTSを利用して問題はなかったので全面的に信頼していたが、これからは必ず確認しようと思う。自己責任とはニューヨーカーがよく言う「誰も信用できない」つまり「人を信用してはいけない」と同義語という気がする。(セリー真坂)
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トレンド 2010年12月13日 14時00分
もちづきる美「ギリギリ☆ガールズ」秘話 セクシーショットの定番は!?
キャ〜っ!! 若いぞ〜、吹き出してしまうくらい自分が若いです。 今でこそ普通にグラビアのセクシーしょっとの定番! 「THE 手ブラ」 スゴく不自然と言うか、ぎこちない手ブラがチョットだけドキドキ感をさそいますなぁ(オヤジ風!?) そしてカメラの位置もこの時代は良く使われていました。 真上から捕らえる。寝転んでいるから顔の幅が大きく見えてしまうんですよ(ToT) 私達には不評のアングルでした! だけどこの写真はメンバー全員、可愛らしいと思いませんか? 初々しさがスパイスとして効いてるからなのかな? これを撮影した場所は私達、Giri Giriにとって思い出の場所です。 六本木スタジオ♪ 略して『六スタ』 5人組結成! 初対面を果たしたスタジオです。 この六スタに来るたび、「あの時さぁ、○○だったよね。」とか振り返ってたわ。 そんなに月日は経ってないんですよ、撮影はホボ毎日だったから週のうち2〜3日はこのスタジオ。 それなのに思い出話をしていたGiri Giriでした。 話の内容は殆んど食べ物の事でしたけど…すぐ、お腹が空いてしまうからツナギのお菓子が大量に用意してもらって。「あのお菓子、美味しかったから次もあるといいね」みたいな話ばっかり。 食いしん坊グループだったと思いますよ。<プロフィール>もちづき る美、1971年10月26日生まれ、蠍座のO型。1992年にギリギリ☆ガールズのメンバーとしてデビュー、セクシーグループでは唯一、歌手として賞レースに参加。新人賞、最優秀新人賞受賞。
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トレンド 2010年12月13日 13時30分
『進撃の巨人』第3巻、驚愕の展開から主人公の内面へ
諌山創が『別冊少年マガジン』(講談社)で連載中の人気マンガ『進撃の巨人』の最新刊第3巻が、12月9日に発売された。『進撃の巨人』は、人類が存亡を賭けて巨人と戦うサバイバル作品である。口コミなどで掲載誌購読層を越えて話題になり、コミックス2巻で累計100万部を突破した。宝島社のムック『このマンガがすごい! 2011』(2010年12月10日発売)ではオトコ編首位に輝いた。 物語の舞台は近世ヨーロッパ風の世界である。ただし、多くの架空歴史作品と同じく、習俗や技術が部分的に現代的になっている。世界は突如出現した巨人に支配されていた。巨人は圧倒的に強く、人間を捕らえて食べてしまう。追い詰められ、僅かに残された人類は高さ50メートル以上の頑丈な城壁を作り、その中で暮らしてきた。しかし、その城壁をも破壊する大型巨人の出現により、人類は存亡の危機に追い込まれる。 捕まえた人間を生きたまま食べる巨人がグロテスクである。間抜け面をしている巨人の外見が一層恐怖を引き立てる。巨人は基本的に知性がなく、圧倒的な力で無意味に人間を殺戮し、補食する。それが絶望感を増大させる。 物語世界には多くの謎がある。巨人の正体は何なのか。巨人はなぜ、人間を補食するのか。王政府は何故、外界の情報を規制するのか、などである。独特かつ精緻な作品世界の設定が本作品の大きな魅力である。 しかし、それに終始する作品ではない。主人公の周囲には次々と事件が降りかかり、息をつかせない。文字通り、人類の存亡をかけた緊迫感が存在する。また、キャラクターも個性的である。情けないキャラクターも含め、人間のリアリティがある。 著者は当初、ジャンプ編集部に作品を持ち込んだが、「『漫画』じゃなくて『ジャンプ』を持って来いって言われた」という。ジャンプとしては大きな魚を逃したことになるが、確かにジャンプ的な作品ではない。もしバトルが王道のジャンプで連載したならば、主人公が修行で鍛えた必殺技を駆使して巨人を撃破する展開になっていたかもしれない。 一方で、3巻まで読み進めると、当初とは異なる要素の比重が高くなっている印象がある。それは主人公エレン・イェーガーの精神内部の動きである。もともとエレンは人類が城壁の中で安住することに疑問を抱き、巨人の駆逐という激しい怒りを抱いていた。この点で分かりやすい人物であり、人類の存亡を賭けて巨人と闘う物語の主人公にふさわしい。 しかし、物語が進むにつれ、エレンの過去の記憶や家族生活、精神世界の葛藤が物語の鍵になっていく。これは社会現象となったアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を想起する。巨人化したエレンは、ネット掲示板ではエレンゲリオンと呼ばれているが、それは外見の類似性だけではないだろう。 人類の存亡がかかったストーリー展開でありながら、最後は主人公の精神的成長で終わらせる物語は『新世紀エヴァンゲリオン』だけでなく、岩明均の『寄生獣』や浦沢直樹の『20世紀少年』にも見られる。『進撃の巨人』がどのような展開に進むのか、目が離せない。林田力
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芸能ニュース 2010年12月13日 12時30分
M-1グランプリ終了へ 最後の決戦は…
10回目を迎えるM-1グランプリが、今年をもって終了することが決まった。これまでM-1は第一回目の優勝者である中川家をはじめ、ますだおかだ、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアルなどがブレイク。また優勝とまではならなくとも、南海キャンディースやオードリーなど、今ではテレビでおなじみのコンビが全国区になった番組であった。 M-1終了との情報は今年に入り、ウワサされていた。 「企画した島田紳助が最近、あきらかにレベルが下がるM-1に不満を語っていたとの話もありました。プロデューサーとしての目線で考えると、すでにM-1はマンネリ。これからは落ちていくのみと考えたのでは。落ちてから終了よりも、落ちる前に伝説として残したいという考えでしょう」(芸能ライター)。 ちなみに、今年の優勝候補筆頭は「笑い飯」と言われている。決勝進出する他のコンビは笑い飯を意識したコメントをしている。 「彼らはとりあえず、紳助やダウンタウン松本のお気に入り。他の審査員も紳助や松本の意見は意識しますからね。確かに笑い飯は優勝候補筆頭でしょうね。昨年も最後とのふれこみだったのですが…」(芸能ライター) さて、最後のM-1、その栄冠は誰に輝くか?
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トレンド 2010年12月13日 12時00分
需要のない音楽会<音楽、ちょっとどうでもイイ話・パート2>「ビートルズとローリング・ストーンズ」
世間のイメージではビートルズ=優等生、ローリング・ストーンズ=不良という事になっているそうだが、実際には逆だったというのは有名な話だ。若い頃のジョン・レノンはすぐに人を殴ったというし、初期のストーンズのライブ映像を見ると、育ちのいい美大生にしか見えない。 今となってはどっちが優等生だろうが、どっちが不良だろうが、本当にどうでもイイ話だ。重要なのは、それぞれのバンドが持っている細かいエピソードにあるのではないか。 まずローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズ(故人)は、作家のCW・ニコルとハイスクールの同級生だったという話がある。ニコルは同級生の女性を傷つけたジョーンズに「そんな事したらダメじゃないか」という手紙を送ったという。ちょっとイイ話だ。 他にはストーンズ関係者がビートルズに作曲を頼んだら、10分くらいで「ハイよ」と曲をジョンとポールが仕上げて来て、ストーンズ側が度肝を抜かされたエピソードもある。もしかしたら練りに練って用意しておいた曲を、あたかも短時間で仕上げたかのように渡しただけかもしれない。いずれにしろ、ビートルズがストーンズに「カマシを入れた」のだろう。ビートルズ、悪いね〜。 他にもイイ話は両バンドとも尽きないのだが、またの機会にしよう。(みんみん須藤)
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トレンド 2010年12月13日 11時00分
東京イルミネーション、穴場特集
クリスマスシーズンに入り、イルミネーションが始まっている。東京タワー(東京都港区)は、オレンジ色の情熱的な輝きを放ち、表参道(東京都渋谷区)は、約90万個のLEDで飾られている。お台場の「デックス東京ビーチ」(東京都港区)では、15色の光のツリーが、付近にあるレインボーブリッジらとともに、臨海地区を幻想的な雰囲気に包んでいる。 全国から見学者が集まるような場所以外にも、各地で、イルミネーションが人々の目を楽しませている。都内にある、そんな彩りをご紹介したい。【丸の内ブリックスクエア】 丸の内ブリックスクエアは、ファッションや雑貨の店、厳選されたレストランなどが集まる商業ゾーン。明治・大正期の姿を再現したレンガ造りの建物で、昨年、オフィス街にオープンし、にぎわっている。現在、明治期のガス灯がともる広場で、「丸の内ブリックスクエア・イルミネーション」が開催されている。テラス席付近には、レトロなストーブも設置され、来場者を暖めている。【JR有楽町駅前】 JR有楽町駅は、周辺にデパートや施設が集まり、銀座への入り口にもなっている。そのJR有楽町駅の前もさまざまなイルミネーションで彩られている。駅前にある建物では、屋上から生け垣まで全体が飾られ、多くの人が足を止めている。なかには、記念撮影をする人もおり、銀座で休日を過ごした人の思い出の一ページとなっている。【日比谷公園】 日比谷公園は、官庁街や皇居に隣接する場所にある。園内には、花壇や並木もあり、四季をとおして見物客が絶えない。日比谷公園にある「大噴水」は、公園のシンボル的存在である。清掃日をのぞく毎日、午前8時から午後9時まで、28分周期で稼働している。夜間は赤、青、緑、黄色などの幻想的な照明で彩られる。 紹介した以外にも、ホテルや施設、店舗をはじめとし、各所で冬の夜が飾られている。どのイルミネーションも、趣向を凝らし、人々に憩いと安らぎを与えている。 最後に、都内のある場所を紹介したい。そこは、閑静な住宅街の一角にある。外壁に、白と紫で、ツリーをかたどったイルミネーションをともしている。周りを見渡したが、看板などはない。夜なので取材は控えたが、一般家庭と考えてよいだろう。おそらくは、住人が家の中からイルミネーションを楽しむことはできない。しかし、それでも、夜の街に静かな光をともしている。 街を飾り、人々の心に光を届けたい、その心がなによりも暖かい。(竹内みちまろ)
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芸能ニュース 2010年12月13日 10時30分
海老蔵事件、容疑者が仲間をかばう理由
歌舞伎俳優の市川海老蔵への暴行事件で、傷害容疑で逮捕・送検された伊藤リオン容疑者だが、徹底的に“貝”になっているという。 「取り調べに対し、『西麻布のビルの11階の飲食店内で殴った』、『海老蔵さんの言葉や言動が頭に来た』と殴った状況については説明しているが、同席した仲間のことについては一切語ろうとしない。出頭の際も、仲間の個人情報がバレないように携帯電話を持っていなかった。伊藤容疑者の知人からは『忠誠心が高かった』という声が多く聞かれるだけに、口を割る気はないのだろう」(週刊誌記者) 事件当時、海老蔵と同席していたのは、伊藤容疑者、海老蔵さんに殴られたとして被害届を提出する意向のグループのリーダー格の男のほかに2人の男がいたとされるが、ほかの2人の男についてはまったく明らかになっていない。 「各方面に迷惑がかかるので、ほかの2人の名前については六本木・西麻布界隈でも“箝口令”が出ているほど。伊藤容疑者もその2人について詳しく語ることはないだろう」(同) 海老蔵は“民暴のスペシャリスト”と呼ばれる弁護士をつけ、一方、伊藤容疑者とリーダー格の男は「暴力団関係の弁護を数多く手がけた弁護士」(社会部記者)というだけに、水面下では示談や海老蔵の被害届け取り下げをめぐって交渉が続けられているようだが、交渉を有利に進めるためにも伊藤容疑者は多くを語らないようだが、現段階ではどちらが有利なのか? 「リーダー格の男は海老蔵の“爆弾”を握っていると言われているので、このままだと海老蔵が被害届を取り下げて示談になる可能性が高い。そうなると、伊藤容疑者は不起訴に。いずれにせよ、伊藤容疑者が多くを語らなければ自分たちが有利なまま」(同) 16日にも行われるという伊藤容疑者とリーダー格の男の弁護士の会見が注目される。