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社会 2015年10月20日 10時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第146回 TPP大筋合意
10月5日、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉に参加する日米を含む12カ国は、アメリカのアトランタで開催された閣僚会合で大筋合意に達した。 一方、農協改革が国会で議論されていたころ、新聞で報じられるのは「全中(全国農業協同組合中央会)の社団法人化」ばかりで、肝心要の「全農(全国農業協同組合連合会)の株式会社化を可能に」「准組合員制度の見直し」「農地法改正」「農業委員会法改正」など、農協改革の“本質”は一切、報じられなかった。全農の株式会社化についてはネットメディアではわずかに出ていたが、農地法と農業委員会法については報道ゼロだった。 農協改革で(推進派にとって)重要なのは、全中ではなく全農や准組合員制度、農地法、農業委員会法なのだ。ところが、国会の審議中ですらマスコミが報道しなかったため、国民の多くは知らないままだろう(だからこそ、筆者は『亡国の農協改革 日本の食料安保の解体を許すな』を書いた)。 今回のTPP大筋合意を受け、いよいよその「中身」がオープンになるだろうか。そうはならないだろう。 TPP交渉のポイントは「秘密交渉」だった点である。日本国民は今も、TPPの中身について知らないままだ。「三橋は中身も知らないのに、反対していたのか」と言われそうだが、中身がよく分からないからこそ、反対していたのだ。保険契約や金融商品の購入に際し、中身が分からないまま「買う!」「加入する!」などと言う人がいるだろうか。中身が分からないなら、「中身がきちんと分からないから、やめておくよ」が普通の対応だと思うわけだが。 というよりも、なぜTPP交渉が「秘密交渉」なのか、理由を考えてみれば誰でも分かるはずだ。国民に知られたくないからこそ秘密交渉だったのである。そうでないというならば、オープンに議論すれば済む話だ。 今後、TPPの中身は「肝心要の部分」は伏せられたまま、批准手続きが進むことになるだろう。特に、ISDやラチェットなど、「構造改革を後戻りさせない仕掛け」については、国会で議論はされるだろうが、マスコミは報じないと予想する。しかも、中身が国民に知られ、世論が「TPP批准反対」に流れたとしても、「すでに12カ国で大筋合意したTPPを、今さら『批准しない』など、許されるはずがない」というレトリックがマスコミで繰り返され、最終的に国会議員たちも「反対ではあるが、仕方ないのでとりあえず批准」という結果になるだろう。農協改革は、実際にそうだった。 ちなみに、筆者はTPP大筋合意後に複数の経済学者、国会議員と会う機会があり、TPPについて意見を求めたのだが、全員がそろって、「中身が分からないので、論評しようがない」という主旨で返してきたのが印象的だった。 いまだに、国会議員ですら「中身が分からない」のがTPPなのだ。 しかもTPPが問題なのは、今後の日本の国会で議論が進むにつれ「TPPに加盟しても構わないが、これとこれだけは例外。絶対に譲れない」が通らないことだ。あくまで12カ国の合意事項に沿い、「オールオアナッシング」でTPPを批准するか否かを決めなければならないのである。あまりにも乱暴というものだ。 ところで、今後の日本ではTPPについて内容全般は報道せず、「TPPで(例えば)農産物の価格が下がり、消費者が恩恵を受ける」などと「消費者利益」を強調する記事やニュース、特集等ばかりが流されていくことになるだろう。 とはいえ、今の日本では「誰か(消費者)が利益を得た」とき、必ず反対側で「損をした」人が生まれる。TPPで日本がアメリカからコメを輸入すると、(1)アメリカのコメ農家が所得を得て、得をする(2)日本の消費者がコメを安く買えて、得をする(3)日本のコメ農家が所得を失い、損をする 上記は“絶対に”そうなるのだ。理由は、現在の日本では別にコメの需要が増えているわけでも何でもないためだ。 別に、善悪の話をしているのではなく、統計的に(1)+(2)=(3)になるという話にすぎない。 とはいえ、穀物自給率が30%を下回っているわが国が、これ以上、穀物の生産能力を失うわけにはいかない。日本の農家には何としても生産を継続し、日本の食料安全保障を維持してもらう必要がある。 林芳正前農水相は9月6日の閣議後の会見で、TPP大筋合意により米豪からコメを無関税で輸入する特別枠を設けることに伴い、輸入分に相当する国産米を政府が備蓄米として買い上げる方針を明らかにした。珍しく、政府が食料安全保障を重視する姿勢を見せているわけだが、「TPPでアメリカやオーストラリアからのコメの輸入を拡大する」と「日本の食料安全保障を維持する」を両立させようとすると、「税金から農家に所得を移転する」という政策をとらざるを得ないのだ。 筆者はTPPには反対しているが、参加するならば農家に対する所得補償や買い取り保証、あるいは輸出補助金が必須だ。何しろ、アメリカは輸出補助金が巨額になっており、何と農業のGDPの65%(日本は27%)に達している。また、欧州の農家の所得の9割超は税金から支払われているのである(日本は15.6%)。 もっとも、わが国で農家への助成を手厚くしようとすると、「農家をこれ以上、保護するのか!」的なルサンチマンに染まった国民が騒ぎ立て、財務省がこれ幸いと予算拡大を拒否するかも知れない。すると、日本の食料安全保障は凋落の一途をたどることになる。 そうなれば、わが国の国民は食料について「自衛」を迫られてしまう。最終的には、農産物輸入が滞った際に「富裕層は生き延び、貧困層は飢えて死ぬ」社会になるわけだ。 何とも心温まる、素晴らしい新世界だと思うのだが、いかがだろうか?みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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スポーツ 2015年10月19日 18時10分
マートン阪神退団必至 獲得を目論む日本球団はココだ!
クライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージの第3戦で、敗れた阪神のラストバッターがマット・マートン(34)だったのも、不思議な巡り合わせである。 このファーストステージ前に、マートンが来季は構想外であることが報じられていた。マートン自身もCS前のチーム全体練習で「6年間は素晴らしかった」と覚悟を決めたような発言を続けていたが、他球団はそうは見ていない。首位打者1回、最多安打3回の実績は捨てがたいというのだ。 「一度解雇された外国人選手が別球団と契約して、引き続き日本でプレーするのも多く見られるようになりました。マートンは日本球界での生活も長く、こちらの勝手(習慣)も分かっています」(スポーツ紙記者) しかし、マートン獲得にはリスクもともなう。それは、阪神が構想外を決断した理由でもあるが、年俸が高くなりすぎたことだ。今季年俸は4億5千万円(推定)で、残留となればそれ以上を要求してくるのは必至。他球団がオファーを出すとしても、「最低でも阪神時代と同じ」と、吹っ掛けてくるだろう。 「気まぐれというか、性格に難がありますからね。集中力が切れたときには緩慢な守備でチームの足を引っ張り、本塁突入で相手チームの捕手を突き飛ばしたり…。マートン獲得を検討していたとしても、歓迎しない選手も多いのでは」(ベテラン記者) マートンの今後だが、メジャー復帰に関しては悲観的にならざるを得ない。外野手として、守備はまずまずだが、肩は強くない。打撃も日本で安打を量産した実績は評価されるであろうが、今季は打率2割7分6厘、本塁打9と物足りない成績だった。来季35歳という年齢からしても、大半のメジャースカウトは「欲しい」とは思わないだろう。 「マートンの代理人はかなりヤリ手です。来日1年目にいきなり年間安打数の記録を更新しましたが、夏場に観戦と称して日本にやってきて、『メジャーに復帰するかも』と各メディアに吹聴し、阪神との残留交渉を優位に進めました。もう、他球団にアタリをつけているんじゃないか」(同) たしかに今季は、獲得した外国人選手が活躍せず、泣かされた球団も少なくない。巨人を例に出すと、セペダ、アンダーソン、フランシスコ、カステヤーノといった外国人野手よりも、マートンのほうが確実な戦力だ。大型補強による強力打線を編成したはずのオリックスや楽天、グリエルの来日をアテにして泣かされたDeNA、ペナント終盤で故障者が続出した千葉ロッテ、打線低迷の広島などは再検討の余地がある。 「かつて巨人は野村監督時代の阪神で『性格に難アリ』と見られていたダレル・メイを獲得し、チームに貢献させました。環境が変われば性格がなんとかなる場合もある」(球界関係者) アメリカ、日本以外のプロ野球リーグの環境は芳しくない。メジャーリーグに帰還できないと分かれば、好環境と高年俸を補償する日本球界にしがみつくはずだ。マートンが今オフの“目玉商品”になるかもしれない。
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その他 2015年10月19日 18時00分
【コンピューターゲームの20世紀第60回】ゲーム性をガラッと一変し新たなファンを獲得した『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』
当連載第50回で紹介した『悪魔城ドラキュラ』。ファミコン屈指の難易度を誇る歯ごたえ十分のアクションで人気を博し、その後は任天堂ハードを中心に、続編や外伝的作品が次々に作られていった。1993年には家庭用としては初めて任天堂以外のハードとなるPCエンジン SUPER CD-ROM2版『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』が登場。CD-ROMという新媒体の特性を活かしたビジュアルシーンやグラフィック、さらに磨きがかかったアクションは、次世代のドラキュラシリーズの姿や方向性を十分に予感させるものであった。 そして1997年、プレイステーションで発売されたのが今回紹介する『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』である。本作はPCエンジン版の4年後を描いた作品であり、オープニングシーンでは『血の輪廻』の主人公だったリヒター・ベルモンドがヴラド・ツェペシュ、すなわちドラキュラ伯爵と戦う場面から始まる。が、バンパイアハンター・リヒターが活躍するのはここまで。以降、本編がスタートすると、主人公はアルカードにバトンタッチ。なお、アルカードとは偽名であり、本名はアドリアン・ファーレンハイツ・ツェペシュ。つまり彼はドラキュラ伯爵の息子ということに他ならない。ちなみにアルカードは過去作『悪魔城伝説』にもプレイヤーキャラとして登場しているが、設定は微妙に異なり、今作では父・ドラキュラと人間の女性・リサとの間に生まれたハーフという設定だ。 これまでドラキュラシリーズの主人公はゲーム設定的にも伝統的にも使用武器は一貫してムチだったが、本作ではベルモンド家が主役から外れたこともあって、この縛りから解放され、主に剣を使って敵をなぎ倒していく。それにともなってアクションの幅は大きくバリエーションを増し、片手武器であれば2本使いができるほか、片手に剣、もう片方には盾といった使い方もできるようになった。モーションは鈍くなるが、両手武器で重い一撃を加えることももちろん可能。このように、本作ではプレイヤーの好みに応じて戦い方を変えることができるのだ。 最終的な目的は従来通りドラキュラ伯爵を倒すことだが、従来作と決定的に異なるのは、決まったルートでゲームを進める必要がないということだろう。本作にステージの概念はなく、城内を自由に探索できるため、プレイする人によって攻略ルートは様々。また、新たにレベル制が採用され、敵を倒すと経験値を得ることができる。難易度が異様に高かった過去作では常にストイックな戦いを強いられたものだが、本作は爽快感を重視した作りになっているため、これまでドラキュラシリーズを敬遠していた人でもクリアできる程度の難易度に落ち着いた。とはいえ、ボスはそれなりに強いので、レベルを上げずに先に進み過ぎると痛い目を見る場面も多いが、腕の差はレベルと武器が補ってくれる。 また、アルカードは7体の個性的な「使い魔」を召喚する能力も持ちあわせており、彼らもアルカード同様に経験値を得ることでレベルアップしていく。使い魔によってその能力は異なり、体力を回復してくれたり、隠し部屋の存在を教えてくれたりといいこと尽くめだ。ただし、呼び出せるのは常に1体のみという制約があるため、状況によって使い分けなければならない。 また、アルカード自身は自らの姿をコウモリ・狼・霧に変えることができ、これらに変身しないと進めないエリアも。基本的に探索ルートはプレイヤーに委ねられるが、完全に自由というわけではないので、手詰まりの場合は怪しい箇所で色々試してみるといい。 このように、従来の枠組みが全て取り壊され、幾つもの画期的な試みがなされた本作。意欲作だけに詰めの甘い箇所も見られるものの、それを補っても余りある魅力に溢れているというのが概ねの評価であろう。探索率を完璧にするもよし、武器や防具・アイテム蒐集も楽しみのひとつだ。アイテムは城内の図書館主と売買できるが、敵から得るというのが本道。なお、一度倒した敵は怪物図鑑に掲載され、HPや弱点などの役立つデータをいつでも閲覧可能だ。また、一部例外もあるがドロップアイテムの種類も掲載される。ほとんどの敵に通常アイテムとレアアイテムが設定されているので、この怪物図鑑を完成させるのもまた楽しい。 ちなみに一度ゲームをクリアし、かつ名前を「RICHTER」で始めると前作の主人公・リヒターでプレイ可能。後に発売されたセガサターン版では、こちらも前作で登場した(月下の夜想曲でも登場する)マリアを使用できる。このセガサターン版は、画面がやや荒い、マップを開くためにいちいちメニュー画面を開く必要がある(セレクトボタンがないため)、ロード時間が若干長い箇所がある等の欠点もあるのだが、エリアや音楽、新武器、新敵など数々の追加要素も。PS版よりもマイナーなためか、今では定価以上で取引されているプレミアソフトとなっているため、入手を考えている方はご注意を。 好評を博した探索型のドラキュラシリーズはその後、主にGBAおよびDSで展開され、いずれも高い評価を得たものの、現在は諸事情により休止状態。その詳細についてはここでは書かないが、最も続編が待たれるゲームのひとつではないだろうか。(内田@ゲイム脳=隔週月曜日に掲載)■DATA発売日…1997年メーカー…コナミハード…プレイステーションジャンル…アクションRPG(C) 1997 KONAMI ALL RIGHTS RESERVED.DEVELOPMENT BY KCET.
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芸能 2015年10月19日 17時39分
死んだはずの吉田鋼太郎演じる中神が「MOZUスピンオフ」で登場
2014年WOWOW×TBS共同制作のTV連続ドラマとしてスタート、2015年に映画化と、日本のエンターテインメント界に大反響を巻き起こしている「MOZU」。今回、再びWOWOW×TBS共同制作で「MOZU」のスピンオフドラマ「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所」がWOWOWとTBSで放送される。 主人公は、「MOZU」TVシリーズで主人公・倉木(西島秀俊)や同僚・美希(真木よう子)とともに事件解決に奔走した、叩き上げの熱い刑事・ 大杉良太(香川照之)。スピンオフドラマでは、気になる娘・めぐみ(杉咲花)や妻・恵子(堀内敬子)との関係も描きながら、警視庁内の情報通で良き相棒・鳴宮啓介(伊藤淳史)らの 協力を得て、大杉探偵事務所に持ち込まれた依頼に、悪戦苦闘しながら、取り組み解決していく姿を描く。 また「MOZU」シリーズでは知らない人はいないほどの強烈なインパクトを与えた吉田鋼太郎演じる「中神」が、「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所」出演することも判明。死んだはずの中神が、なぜ「大杉探偵事務所」に出演しているのか、大杉との因縁があったのか。今回も間違いなくドラマに一層深みを出す事は間違いない。 放送日はTBSが「美しき標的編」11月2日(月)夜9時〜。WOWOWは「美しき標的編」11月8日(日)夜10時〜、「砕かれた過去編」11月15日(日)夜10時〜。
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芸能 2015年10月19日 16時54分
朝ドラ「あさが来た」 前作「まれ」を超えるハイペースで好調維持!
波瑠が主演を務めるNHK連続テレビ小説「あさが来た」(月〜土曜午前8時〜)が好調ぶりを維持している。 同ドラマの週平均視聴率は、第1週が20.3%(数字は以下、すべて関東地区)、第2週が20.2%だったが、第3週(10月12日〜17日)は21.4%と大きく上げた。同週では12日月曜(19.9%)以外の5日は20%の大台を超え、16日金曜には過去最高となる23.1%をマークした。朝ドラの視聴率が23%を超えたのは、前々作「マッサン」(玉山鉄二主演)の最終回(23.2%)以来。 前作「まれ」(土屋太鳳主演)は第1週=20.6%、第2週=21.0%と大台を突破したものの、第3週で大台を割った。以降、週平均で20%超えしたのは、第13週、第22週、第24週の3週のみで、最終週(第26週)でさえ、19.8%と大台に届かず。最高視聴率は第8話(4月7日)の22.7%で、全話平均は19.4%だった。 「まれ」は第3週で早くも下降し、その後、なかなか再浮上はできなかった。逆に、「あさが来た」は第3週でジャンプアップ。「まれ」が1度も記録できなかった23%台もマークした。 「あさが来た」は、京都の豪商の次女・今井あさ(波瑠)が、大阪の両替商に嫁ぎ、商才を発揮して、実業家となり、日本初の女子大学設立に尽力する姿を描いた作品。あさと夫・新次郎(玉木宏)との掛け合いがユーモラスで、あさの姉・はつ(宮崎あおい)ら個々の役者の個性が光っており、それが視聴率アップにつながったもよう。 とはいえ、ドラマは長丁場で始まったばかり。出足好調でも予断は許さない。(坂本太郎)
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スポーツ 2015年10月19日 16時00分
ドラフト戦線異常アリ 左投手の成長次第で1位候補が変わる『トラの台所事情』
藤浪に並ぶエース候補を獲る。競合覚悟で高橋純平(県岐阜商)の1位入札に行くと思われていた。しかし、スカウト陣にはまだ迷いがあるようだ。 「岩貞(祐太)、横山(雄哉)と2年続けて左の先発タイプを1位指名しました。この2人が先発ローテーション入りしてくれることを念頭に入れての『右投手指名』が戦略でしたから」(関係者) 岩貞、横山ともにその期待に応えきれていない。ここにローテーションの一角であるメッセンジャーの勝率が悪化したことも重なった。防御率こそ14年を上回る2.97をマークしたが、問題の勝率は5割6分5厘から4割2分9厘まで落ち込んだ。来季35歳を迎えるメッセンジャーが蘇るのかどうか疑問であり、さらに、36歳・能見篤史、32歳・岩田稔の両ベテラン左腕の年齢を考えて、「やはり、左投手に切り換えるべき」の声も出てきた。同時に「左右関係なく、チームを背負ってくれそうな投手を」の“悲鳴”も挙がっていくという。 左投手に切り換えるとしたら、小笠原慎之介(東海大相模)、後者の見解で行くならば、左太股の回復具合を再確認したうえで、高橋入札となるそうだ。 「小笠原は走者を背負った場面での投球面で、まだ課題が多い。現時点で、劣勢でのメンタル的な強さ、逞しさは高橋のほうが上。高橋も一軍定着までさほど時間は掛からないと思うが、先発ローテーションの再編を急ぐのであれば、同じ競合覚悟でも、今永昇太(左投左打/駒大)、上原健太(左投左打/明大)に切り換えたほうがいい」 チーム内部にはそんな声も出ているそうだ。 この時期に来て、意見が別れたのはチーム補強の統括者が変わったからだ。岩貞、横山の伸びしろを念頭に入れた『将来性のある、右の先発タイプの補強案』は、故・中村勝広GMによるもの。現時点で高野栄一本部長が引き継いでいるが、気になる点がもうひとつある。去る9月29日、ライバル巨人がスカウト会議を開き、山下哲治スカウト部長が1位候補を10人前後に絞り込んだ旨を明かした。その約10人のなかに平沢大河(右投左打/仙台育英)が含まれているというが、この平沢を早くからマークしていたのは阪神だった。故・中村GMは右投左打の内野手が欲しいとし、長打力もあるこの平沢を高く評価してきた。そのことは、当然巨人も知っていたはず。巨人側があえて平沢の名前を挙げたということは、阪神に対する陽動作戦とも解釈できる。「約10人の1位候補」とは、最後に「1人に絞り込む本命」と「外れ1位候補」のこと。平沢が外れ1位候補なら、2位以下で指名できなくなるわけだ。 「外野手のオコエ瑠偉(右投右打/関東一高)に対する評価を、上方修正しています。人気もあるし、こちらも単独指名もあり得る全球団の1位候補です。阪神の上位指名候補の選手、全てが他球団にかっさらわれる危険があります」(プロ野球解説者) 今さらだが、1位は抽選だが、2位以下は下位チームからのウェーバー制となる。今季ペナントレース3位の阪神はウェーバーの順位は後ろの方になるため、思うような補強はできないだろう。 大商大・岡田明丈投手(右投左打)も評価しているという。関西を代表する好右腕・桜井俊貴(右投右打/立命館大)、東海大・吉田侑樹(右投右打/東海大)などの投手も阪神がマークしてきた。右投げ左打ちの好内野手は大学球界にもいる。國學院大学の柴田竜拓もそうだが、亜細亜大・藤岡裕大は玄人好みのする三塁手である。一年途中からレギュラーとなり、一塁送球のボールのスピード感がある。捕球でも一歩目の動きが俊敏、かつ果敢で力強さすら伝わってくる。 将来性で阪神が評価しているのは、日隈ジュリアス(左投左打/高知中央)。真っ直ぐで勝負する攻撃的な投球が信条で、地方予選を見守ってきた山本宣史スカウトが「手首の強さはハーフならでは」と唸っていた。阪神は上位指名で苦しむかもしれないが、下位で将来性豊かな高校生を大量に獲得してくるかもしれない。※山本宣史スカウトのコメントは共同通信、及び地方紙掲載のものを参考といたしました。
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芸能 2015年10月19日 16時00分
噂の深層 芸能人が結婚すると株価が暴落する!?
投資の世界には「アノマリー」という用語がある。アノマリーとは、はっきりとした理論的な根拠があるわけではないのに、何故か良く当たってしまう経験則の事。いわば相場のジンクスのようなものだ。 「近年、最も有名なものが“ジブリの呪い”でしょう。これはTVでジブリアニメが放映されると、為替相場や翌日の株価が暴落するというもので、『ウォール・ストリート・ジャーナル』でも紹介されたことがあるほど」(経済誌編集者) 今年はそこに新たなアノマリーが加わることになるかもしれない。いま日本の個人投資家の間でにわかに噂されているのが「人気芸能人が結婚を発表すると株価が暴落する」というものだ。 例えば、8月22日に堀北真希が山本耕史との突然の結婚を発表したが、週明けの日経平均は1日で-895円も大暴落。茫然とした日を過ごしたのは堀北ファンだけではなかった。 そして、今年の芸能界で最高の電撃結婚といえば福山雅治と吹石一恵。結婚が発表された9月28日の翌日は福山の所属するアミューズの株価も暴落したが、日経平均も-715円の大ショック。日本中のあちこちから聞こえてきた悲鳴やため息は、女性のものとは限らなかったようだ。 その他、市川由衣(9月9日、-471円)、国分太一(9月11日、-299円)、釈由美子(10月13日、-343円)、など軒並み下落している。まったくの偶然か否か…。(明大昭平)
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アイドル 2015年10月19日 15時30分
平塚奈菜 結婚願望は無いですけど子供は欲しいです!
アラサーグラドルとして注目の平塚奈菜が、5枚目のDVD『30(サーティー)』(シャイニングスター)の発売を記念したイベントが、18日、都内で行われた。 5月に宮古島で撮影が行われたそうだが、見事に台風に当たってしまい、大荒れの中で撮影が行われたそうだ。そんな波乱の中で行われた撮影だが、アラサーということで、これまで以上にセクシーで大人っぽいシーンが多いという。「ハイレグに初挑戦しました。際どいハイレグを着てマッサージを受けているのでここは注目ですよ。私ってくすぐったがりなので股関節あたりがくすぐったくて大変でした」と説明した。 大人っぽいセクシなシーンが多いということなので、オススメのセクシーシーンについて聞いてみると「器械体操をやっていたので体が柔らかいので、ストレッチシーンでY字バランスをやったりしています」と話した。 30歳になったことで意識していることはあるのか聞いてみると「30歳までグラビアをやると思わなかったので、オファーがあるということは需要があるってことじゃないですか。私の他にも三十路のアイドルはいますけど、その中でも上にいけたらいいと思います」とコメント。 タイトルが『30(サーティー)』ということで、30歳ならではできるシーンを聞いてみると「お風呂のシーンがあって、このシーンをカメラマンさんからグラビア界で一番上手いと言われました。新人のグラドルに見本として見せたいと言われたので嬉しいです」というエピソードを話した。 30歳になるとどうしても結婚の話しが出てきてしまうので、結婚についても聞いてみると「実は結婚願望が無いんですよ。でも孤独死は嫌なので、子供は欲しいですね。でもシングルマザーは嫌ですね。育てるのはいいんですけど、産むのが怖いんですよ。結婚相手は今のところいないですけど、いつかは現れると思うので、前向きに探していきたいと思います」と意気込んだ。
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アイドル 2015年10月19日 15時30分
金子智美 恋愛対象は60歳までOKです!
かつてAKB48の研究生としても活動していた金子智美が、4枚目のDVD『金子てっぺんとりたいです』(グラビジョン)の発売を記念したイベントが、18日、都内で行われた。 1月にタイのパタヤで撮影が行われた今作品は、極小水着の連発で、Fカップ巨乳が楽しめる作品になっている。セクシーな衣装が多いということで、まずお気に入りの衣装について聞いてみると「メイド風の衣装がすごくセクシーなんですよ。しかもこれ下着で、サイズも小さくて胸が出ちゃいそうになりました。でもポロリはしませんでしたけどね。他にもレオタードもすごかったですよ。上半身は普通なんですけど、下がキツくてかなり食い込んでハイレグの角度が大変なことになっちゃいました」と告白。 際どいシーンが多い今作品だが、マッサージシーンで驚く出来事があったそうだ。「上半身は裸でタオルを掛けている格好でマッサージをしてもらったんですけど、最初は3人くらいの人にマッサージをしてもらっていたんですけど、気が付いたら人数が5人くらいに増えていて、誰がマッサージをしているのかわからなくなっていました。もう気持ちいいとかそういう次元じゃなかったですよ」と振り返った。今年で26歳になる金子だが、そろそろ結婚も意識する年齢ということで、結婚観について聞いてみると「いつかは結婚したいと思っています。男性のタイプはあまりこだわりは無いですけど、私が何しても「いいよ」みたいな感じでワガママを聞いてくれる人がいいですね。後は清潔感のある人ならOKです。私の父親が60歳なので、年齢はそれより下なら問題ないです」と話した。 今後は5枚目のDVDが来年1月に発売されることも決まり来年の躍進も期待できそうだ。「これからも早いペースでDVDを出していきたいです。今後はDVDに限らず雑誌の表紙に登場できるように頑張ります」とアピールした。
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アイドル 2015年10月19日 15時30分
水樹たま 全裸でシーツだけで隠しています!
ぽっちゃり系グラドルとして注目を浴び、根強い人気を誇る水樹たまが、41枚目のDVD『みずど mis*dolたまらない』(M.B.Dメディアブランド)の発売を記念したイベントが17日、行われた。 撮影は4月の宮古島で行われたのだが、以前に同じ場所で撮影をしたことがあった場所ということで、ここで意外な再会があったそうだ。「宮古島はネコが多い場所なんですけど、1年前に来た時にいたネコが同じところにいて嬉しかったです。まさかの再会でした」と語った。 今回の作品は設定的には彼氏とデートのような感じだというが、撮影には初心に帰る気持ちで挑んだそうだ。「デビューしたての子と撮影が一緒だったんですけど、その子を見ていて、私も負けていられないなと思って気を引き締めて頑張りました」と話した。 これまでに多くの水着を着てきた水樹だが、過去最高の種類の水着を着ている。「正統派の三角ビキニはもちろんですけど、ニット、浴衣、カットしたTシャツ、競泳水着など着ています。若い頃に着ていて今はあまり着なくなった水着もたくさん着ていますよ。初心に帰ったつもりでした」とコメント。 その中でもオススメのシーンを聞いてみると「朝ベッドです。おそらく今回のDVDの中で一番露出度が高いシーンです。全裸でシーツをまとっているだけなんですけど、いかにキレイに見せるかを考えてやりましたので、これは見どころですね」と説明した。 今年30歳を迎えた水樹だが、30歳を節目に色々と考えがあるそうだ。「30歳になって本当に自分がやりたいことは何なのか考えているんですよ。今は食に関する資格を取り始めています。今後は食に関わる仕事などもやっていけたらなと考えています」と話した。 今後はグラビアを完全に辞めてしまう訳では無いが、ここ数年やっていなかった撮影会なども再開するようなので、これからの活動にも期待が持てそうだ。
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