立川キウイは1990年に立川談志に入門。落語史上類を見ない16年半の前座生活、3度の破門を経験し、2007年4月に二ツ目昇進。今年の7月より落語立川流の新真打ちとして新たなスタートを切る。
立川キウイに転機が訪れたのは2009年。己の前座生活をつづった『万年前座』が新潮社から刊行され、その本を読んだ談志がキウイの真打昇進を認めたのだという。
なお、二ツ目から真打ちまで4年という昇進速度は同門の中では最短、なんとあの立川志の輔よりも早い超スピード出世となる。また、落語界全体でも2011年の真打昇進予定者は立川キウイただ一人とのことである。
パーティーには立川談春、立川志らくなどの立川流一門をはじめ、立川流顧問の山藤章二、吉川潮、談志の親友である毒蝮三太夫、橘家円蔵など各界の著名人を含めた300人が集まり、キウイの昇進を祝った。
なお、この日を心待ちにしていたと思われる師匠の立川談志は残念ながら欠席。作家の吉川潮によると「家元(談志)は大ファンだったオサマ・ビンラディンの暗殺にショックを受け喪に服している」との事であった。
キウイは最後に「実は5月21日は3度目の破門になった日でございまして、その9年後に真打昇進のパーティーができるとは夢にも思いませんでした。こんな私がなんで真打昇進できるのか、自分が一番疑問に思っております。ですが師匠が(真打に)なってもいいとの事なので喜んで受けさせていただきます。頑張りますので、どうか宜しくお願いいたします」と謝辞を述べた。
『立川キウイ真打昇進の会』は、6月30日(日)の日暮里サニーホールを皮切りに随時行われる予定。
(穂積昭雪 山口敏太郎事務所)