そんな“神の目”に止まり、この10年以内で猛烈に絶賛されたスーパー美少年がいる。結成6年のSexy Zone・佐藤勝利だ。
そもそも佐藤は、幼少期から今と変わらず整った顔立ち。4度ほどスカウトされた。そこで母親が、「1度ジャニーズをやってみたら?」と判断して、「帰りに親子丼を食べさせてあげるから」という誘い水でオーディションを受けさせた。親子丼は佐藤の大好物だったからだ。
オーディションのその日、会場には200〜300人の未成年がいた。ピラミッドの頂点を意味するA判定は、たったの12名。佐藤は当然、そのなかの1人だった。ジャニーさんは会ったその日に、「YOUは特別カッコいい」と太鼓判を押して、入所を即決している。
付いたキャッチフレーズは、「顔面国宝」。「永遠の0番」とも呼ばれた。0番とは、センターをさす。その左右を1番、2番、さらにその左右を3番、4番というが、佐藤は入所と同時にセンターに君臨した。さらに、グループにとってイメージカラー赤はセンターを意味するが、それも佐藤が担った。中学3年生でセンターになってからは、まさに破竹の快進撃を遂げた。
デビューシングル『Sexy Zone』が発売された翌12年、フジテレビ系連ドラ『ハングリー』で俳優デビュー。翌13年、先輩・山下智久の主演ドラマ『SUMMER NUDE』で“月9”デビューして、同作終了後には、初の主演ドラマ、『49』(日本テレビ系)がスタートしている。15年には、初の単独CMでロッテアイス「モナ王」のPRキャラクターに抜てき。16年には、舞台『ジャニーズ・ワールド』の座長を、メンバーの中島健人とともに務めた。『2016リオデジャネイロオリンピック バレーボール』のイメージソングには、自身の名前も込めたシングル『勝利の日まで』が起用されている。まさに“ジャニーズの勝利者”というべき今年は、橋本環奈とのW主演映画『ハルチカ』が公開された。
“1000人に1人の逸材”といっても過言ではない佐藤。ジャニーさんの息がかかった顔面国宝は、うっとりするほどの美しさだ。