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「ロボット版のトロール人形」と結婚! 初恋はランプ、29歳男性の恋愛遍歴がスゴい

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 アメリカ在住の29歳の男性・ジョーイさんが、ロボットとの結婚を計画中しているとイギリスのニュースサイト「デイリー・ミラー」が17日に伝えた。

 同記事によると、メリーランド州在住のジョーイさんは、“トロール人形“のロボット版に当たる「ロボット小人のトロール人形」と恋に落ち、結婚を計画しているというのだ。

 トロール人形は日本でも90年代に、幸運をもたらすラッキーアイテムとして女子高生を中心に流行。そもそもはノルウェーの妖精がモチーフ。リスザルのような容貌に大きな目と、逆立ったカラフルな色の髪の毛が特徴的で、今なら“キモカワ“系に分類されそうな人形である。

 そのトロールと「特別な関係」になったジョーイさんの恋愛遍歴は筋金入りだ。10歳のころにランプに“恋をして”夢中になり、その後もトラックが変身する『トランスフォーマー』のオプティマス・プライムの人形やハロウィンの置物など、これまでにもいくつかの「パートナー」がいたそう。「でも、どの恋も長続きしなかった」と、ジョーイさんは取材に答えている。

 ジョーイさんに運命の出会いが訪れたのは2017年12月。インターネット・オークションサイトのeBayに出品されていた「ロボット小人のトロール人形」を発見したときだったという。「彼の青い目は、銀と青の(身体の)配色が似合っていて、ピンク色の髪の毛は本当にポップ」とぞっこんになった彼は、15ドル(約1700円)で落札。ジョーイさんいわく、付き合って2年目になる現在、「私は休日にフロリダ州のオーランドへ彼と一緒に行くつもりです。いつの日か結婚式も行うかもしれません」と、同記事の取材に語ったそうだ。

 ネット上では「おめでとう」「悪いことしているわけではない」「人それぞれですな」など、肯定的な声が挙がった。しかし、一方で「幼少期に親から愛されてなかったな」「意味がわからない」などの否定的なコメントも散見された。中には「ロボットは結婚に同意したのかw」「結婚初夜が興味深い(笑)」などと、ジョーイさんの恋愛をネタにして楽しむ様子のコメントもあった。

 ロボットと恋に落ちた人の例は他にもある。

 2016年には、フランス人女性のリリーさんが、自分にとって最高のロボットを3Dプリンターで作成し、結婚を考えていると「NEWS.COM.AU」が報じた。彼女も昔から人間よりもロボットが好きで、19歳のころロボットに性的魅力を感じる“ロボセクシャル“だと自覚したという。「人間の男性と交際していたこともありますが、ロボットの方に惹かれるんです」とリリーさんは同記事の取材に語っている。彼女は最高のロボットができ次第、婚約を済ませ、フランスでロボットとの結婚が合法化されてから、ゴールインする予定だとのことだ。

 中国では2017年の4月、ロボットエンジニアのテイさんが、自らの手で作り上げた“伴侶と結婚した”と「Theguardian.com」が伝えた。人工知能が備わった女性型ロボットは“インイン“と名付けられ、簡単な会話も可能だという。中国では一人っ子政策により、未婚の男性が多い傾向があるためか、テイさんは「彼女ができないことを嘆いていた」と、友人が同記事の取材で明かしている。3月31日に、テイさんは、母と友人に祝福されながら女性型ロボットとの結婚式を開いたという。将来は「家事もできるように、グレードアップしたい」とテイさんは語っている。

 万人に理解できるとは考えづらいが、愛の形は人それぞれだ。世界では同性婚も今や珍しいことではなくなっている。今は奇妙に見えるロボットとの恋愛や結婚が、当たり前になる近未来がいずれやってくるのかもしれない。

 文/萩原孝弘

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