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小沢一郎高笑い! 安倍首相に再び悪夢を見させる「石破の乱」

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提供:週刊実話

 安倍首相が仕掛ける露骨な「石破包囲網」に自民党長老の間から「止めろ。“石破の乱”で小沢一郎を高笑いさせるだけだ」と猛批判が起きている。ただその声、安倍首相に届いているとも思えず、自民党内に不穏な空気が渦巻いているのだ。

 事の発端は2月6日夜。安倍首相が自民党の全7派閥のうち、石破派を除く6派の事務総長と首相公邸で会食したことが判明した。

 「名目は昨年の自民党総裁選に協力してもらった慰労だという。こっそり仕掛けるつもりが、一部の全国紙の翌日の総理動静にこう載った。“6時32分に公邸入り。石破派を除く各派閥事務総長と会食”と。密会のはずが、バレバレとなった」(自民党関係者)

 参加したのは、総裁選で首相支持の細田、麻生、岸田、二階、石原の5派と、自主投票の竹下派。除外された派閥の長・石破氏は「こそこそやるな」「堂々とやれ」と大激怒したという。

 自民党の二階俊博幹事長も記者会見で「つまらないことだ。みんな愉快に思うか? 内緒にするほどのことではない。仕切った人は反省していると思う」と不満ありあり。

 「選挙の総監督の二階氏にすれば、総裁選後はノーサイド。そして、今年のキツイ選挙は一枚岩で勝利したいところ。二階氏も知らないうちに、勝手に溝を作るような官邸周辺の行動には怒り心頭です。一説には、二階氏もついでに潰そうという見えない意図を感じたため、激怒したという噂もあります」(政界事情通)

 この動きに高笑いしているのが、自由党の小沢一郎代表だという。自民党長老がこう懸念する。

 「小沢氏は最近、山崎拓・元副総裁に対し、森喜朗政権時に加藤紘一元幹事長が“加藤の乱”を起こそうとし失敗した例を挙げ、石破氏を加藤氏に見立てた。つまり、野党の安倍不信任案に石破氏を巻き込む案を披露したわけだ。選挙で自民惨敗なら石破氏を首班指名、旗頭にして石破派を根こそぎもっていく…。今度の石破潰しを見ると、石破クーデター説も単に小沢氏の仮説だけで済まない嫌な空気が漂い出した」

 さらに、この話に拍車をかけているのが自民党大会(2月10日)での安倍首相の挨拶だ。12年前の亥年、安倍第1次政権は消えた年金騒動で参院選大敗。それが引き金となり民主党政権が誕生した。安倍首相は「悪夢のような政権が誕生した。あの時代に戻すわけにはいかない!」と発言し、会場をザワつかせた。

 石破氏は党大会後、「過去に終わった政権を引き合いに、自分たちが正しいというやり方は危ない」と猛批判。そして、小沢氏も記者会見で不気味なひと言。

「もう一度、悪夢を見てもらう」
 石破の乱へ猪突猛進?

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