辻井が生まれて間もないころ、いつ子さんが掃除機や洗濯機を使うと、いつも辻井は泣き出したのだという。その泣き方が半端ではなかったようで、いつ子さんは「これは(洗濯機や掃除機の)音が嫌なんだろうな。音楽かなんかが好きなんじゃないのか」と辻井の耳がとても繊細なのではと考え、「オモチャでも音が出るものにすごい興味を持ったので」とオモチャのピアノを買ってあげたらしい。
それから辻井は、オモチャのピアノを毎日弾くようになり、2歳ですでにレパートリーが35曲もあったようで、専門家によると「2歳はようやく喋れるかどうかの段階であり、35曲も音を聞き分けて弾けるというのはとんでもないこと」と説明。
番組では、2歳の辻井がオモチャのピアノで曲を弾く当時の映像が流れ、そのクオリティの高さにスタジオ内から驚愕の声が挙った。
番組を見ていたツイッターユーザーからは「辻井伸行くんの2歳の頃のピアノ弾く映像は衝撃だった。本当に天才なんだなぁって。楽しそうにピアノをひいてた。」「辻井伸行本当に天才なんだなあ もちろん努力の人だろうけど…2歳で伴奏付きでピアノ弾けるなんて天才としか言いようがない…」「辻井伸行さんすごい。2歳って、子供によっては話すこともまだだったりするのに」などなど、驚きの声が多く寄せられている。
いつ子さんのように子どもの適性を見分け、やりたいことをやらせてあげれば、子どもの才能は伸びるのかもしれない。自分の夢を子どもに押し付ける親は少なくないので、今一度、何が子どものためになるのかを考える必要がありそうだ。