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大ヒット映画『カメ止め!』、出演者のギャラが… 盗作疑惑はどうなった?

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 製作費わずか300万円ながら、興行収入30億円を超えるヒット作となった映画「カメラを止めるな!」だが、同作のお金にまつわる話を、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。

 同作は監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの「シネマプロジェクト」第7弾作品。2017年11月に先行公開され、今年6月から都内2館で単独劇場公開を開始した。

 すると、たちまち口コミでその評判が広まり、公開劇場に行列ができるほどの人気ぶりに。7月25日にアスミック・エースとの共同配給になることが発表され、8月以降、300館以上で上映された。また、アジア各国のみならず、イギリス、フランスでの上映も決定している。

「上映は1時間半だが、最初の37分の部分を残りの時間で“謎解き”するスタイル。無名の役者陣ばかりなので、作品に集中できるのも高評価のポイントだったと思われる。現在、DVDも発売されているので、多くの映画ファンの目に触れることによって、ますます評判が高まりそうだ」(映画ライター)

 同誌によると、現在の興収は31億円で製作側に入るのはその4割なので、12・4億円ほどがENBUゼミナールに入るという。残りは5割が劇場に、1割が配給元のアスミックに。

 製作サイドの関係者によると、出演者やスタッフには、それぞれの役割に対する追加報酬が支払われたのだとか。上田慎一郎監督には二次利用などの印税が支払われるというのだ。

「映画の着想の元となった舞台を公演した劇団の主宰者が、『映画の著作権は自身と劇団側にある』と告発して話題になったが、その問題はまだ片付いていないようだ。今後、そちら側から“対価”の要求があるかもしれない」(映画業界関係者)

 今後、ヒットしたことによる“有名税”を少なからず支払うことになりそうだ。

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