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池井戸伝説も終わり?『下町ロケット』が思いのほか低視聴率で『半沢直樹2』も頓挫か

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阿部寛

 2018年10月から放送されているTBSの日曜劇場『下町ロケット』が12月23日に最終回を迎えた。本作は2015年に1作目が放送。18%〜20%を超える高視聴率を記録したことから、3年後の2018年には早くもパ−ト2が制作。前作を超える高視聴率が期待されたものの、蓋を開けてみると、視聴率は前作の20%前後から大幅ダウンし、12%〜15%程度と低調。最終回でようやく15%台超えの16.6%を記録したものの、本ドラマに全てをかけていたTBSとしては期待はずれの結果と終わった。

 『下町ロケット』の思わぬ低飛行に一番頭を悩ませたのが、TBSドラマ班である。なぜなら今回の『下町ロケット』のパート2は、TBSにとってはまさにドラマさながらの壮大なる計画の第一歩だったからである。ドラマの制作事情に詳しい週刊誌記者はこう語る。

 「TBSは2013年放送の『半沢直樹』が平均視聴率28.7%という超ヒットを記録したことから、『半沢直樹』と同じ作者の池井戸潤原作のドラマ(『ルーズヴェルト・ゲーム』、『陸王』)を多数制作してきました。今回の『下町ロケット』は初のパート2ということで、TBSとしては『下町ロケット』のパート2を成功させて、本命である『半沢直樹2』の制作に繋げたかったようです。しかし、今回の『下町ロケット』の不調で、『やはりパート2モノは当たらない』という前例を作ってしまったことで、スポンサーへの説得材料をひとつ失ってしまったと言えそうです」(某週刊誌記者)

 さらに、今回の『下町ロケット』ショックにより、原作者である池井戸潤サイドにも大きな影響が出る可能性が高いという。

 「『半沢直樹』以降、池井戸潤さんの原作小説の映像化は『ハズレ知らず』ということで、ドラマ以外にも映画になっています。しかし、最近では視聴者から『いつも同じ内容』、『マンネリ』と揶揄されることもあり、以前ほどの注目はされていません。毎年、制作が噂されている『半沢直樹2』もこのままでは本当に『幻』となる可能性が高いです」(前述の週刊誌記者)

 2013年の『半沢直樹』も来年で放送6年が経過する。そろそろその「神通力」も賞味期限切れか…?

※視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区

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