歌蔵 ライブ前はけっこう飲まれるんですか?
ヨースコー (缶ビールを飲みながら)40歳前まではガンガンやってました。今はもう無理ですわ(笑)。
歌蔵 コブラといえば、80年代当時は関西弁でのMCが新鮮でした。
ヨースコー それはありましたね。ただ、俺もベタベタの関西弁じゃなくてスマートにいきたかったんやけど(苦笑)。笑われてるというか。
歌蔵 いやいや、笑わせてたんですよ。確かな技術ですよ。
ヨースコー まあ、半々かな(笑)。関西でやるとヤジがひどいんですわ。
歌蔵 あ〜、関西のヤジは強烈そうだ。昔のパリーグの試合を見ているような。
ヨースコー それはあるね。チャカすねん。メタボとか(笑)。痛いとこ突きよるんですわ。休むな!とか。
歌蔵 なぜ活動を長い間、停止していたんですか?
ヨースコー 東京ではメジャーのレコード会社ではうまいことやってたんですけど、リストラみたいなもんで、実家の尼崎に帰ってました。
歌蔵 OiPUNKというジャンルで91年に武道館まで駆け上ったわけですよね。その時に達成感というか燃え尽き症候群というのはありました?
ヨースコー ええ、若干は。もともとアンダーグランドの音楽でしたから、俺らのやってた音楽は。メジャーでの活動に疑問はあったけど、とにかく武道館までいこうというメンバーやスタッフとの約束があったから。
歌蔵 で、今また本格的な再始動となったわけですね。周りもほっとかないんですよ。これだけ才能ある人を埋もれさすには惜しいと。
ヨースコー (2本目のビール飲みながら)ホンマにそうおもてますか(笑)。
歌蔵 本気ですよ!イジッてるわけじゃないですよ!(笑)
スタッフ 被害妄想や(笑)
歌蔵 OiPUNKやSKINといったパンクのジャンルは今どうなんですか、今?
ヨースコー 定着はしてると思いますよ。また、どこまで持っていけるかが今後の課題やとおもてます。昔、武道館まで行った時は、かなり過剰な宣伝効果もあったと思うけど、あれはあの時代のコブラやったんやし。
歌蔵 若かったしね。関西弁の親しみやすいアンちゃんたちというイメージがあった。
ヨースコー 女の子たちが坊主頭にしてライブ来てましたからね(笑)。日の丸つけてね。
歌蔵 とにかく復活したコブラ、良い感じですよ。これからも体に気をつけて、ガーッといって下さい!あんまり飲みすぎないで下さいよ。
ヨースコー (3本目のビールを飲みながら)成人病とかね(笑)。
歌蔵 そう、成人病ね。
ヨースコー はい。…今、精神病言うたやろ!
歌蔵 なんなんですか、もう(笑)
スタッフ やっぱり被害妄想や(笑)。
<プロフィール>
COBRA(コブラ)
1990年ポニーキャニオンよりメジャーデビューを果たしたが、91年に解散。99年に再結成を果たすが、2005年に再び活動休止。07年復活。アルバム「CAPTAIN NIPPON」に収録されている「やっちまえ!POPSTAR」は、ベガルタ仙台のサポーターソング。「Oi Oi Oi」に収録されている「あの娘はエイリアン」は東京ヴェルディ1969の応援歌。