「今年1月7日の同番組には、森三中・村上知子の4歳(当時)の長女・つばきちゃんが“はじめてのおつかい”に奮闘する姿が話題を呼びました。『料理に使う材料を買ってきてほしい』と依頼されたつばきちゃんは近所へ買い出しに行くことに。ローストビーフのお店で試食すると、よほどおいしかったのかもう1枚おねだりするなど、村上の娘らしい姿も垣間見えるなど好評でした」(芸能ライター)
同番組にタレントの子が初めて出たのは2015年。ダイヤモンド・ユカイの双子の息子(当時3歳)が、ユカイがライブで着るシャツをクリーニングに出し、自分たちの誕生日ケーキを買いに向かった。
それ以降、同番組には毎年のように有名人の子どもたちが出演。タカアンドトシ・トシの5歳と3歳の子ども、サッカー選手・大久保嘉人の三男、元WBCバンダム級世界王者・山中慎介の長男、長女がおつかいに挑戦した。
番組が始まってから約30年。かつては一般の子どもが参加するイメージがあったのだが、どうしてここまでタレントが増えたのか? そこには番組への思わぬ逆風が影響しているという。
「企画とはいえ、子どもを番組に出したいという親が少なくなったのでしょう。例えば欧米諸国では幼児だけで買い物に行かせれば児童虐待とみなされるという話もあるほど。また日本でも略取・誘拐など幼児を狙う犯罪も多発している。そんな状況の中、いくら安全に撮影しているとはいえ、親のエゴで感動に仕立てる番組作りに違和感を持つ視聴者も少なくないのです」(同)
また年間100人、子どもをおつかいに行かせているというが、子どもが一歩も外に出ずに終わることもあり、実際にオンエアに使われるのは10分の1程度。一般の親が敬遠するのは仕方のないことだろう。一方、タレントにとっては子育てしている姿もアピールできる。また、もしお蔵入りになってもギャラは支払われるだろう。これからも「芸能人枠」は増えていくのかもしれない。