札幌でのデビュー当時が芝で惜敗続き。ダートに路線を変更した途端に2連勝し、交流重賞・全日本2歳優駿で3着に激走…スピード競馬への適性を疑問視されていたのは支持率(8番人気)にも如実に反映されていた。
が、「調教で乗ってそんな感じはなかった」とペリエ騎手は愛馬の眠れる素質を信じて疑わなかった。好スタートから中団に構えると、実に1着から9着までが0秒5差内にひしめき合う直線の大混戦を制した。勝ち時計の1分48秒8(良)も今開催の悪い馬場を考えれば水準以上といえる。
ただ、会心の勝利にも「行きすぎる面があるので距離に関しては徐々に延ばしていくことが必要でしょう」とも付け加えたペリエ。確たる中心馬がいないクラシック戦線に新たに踊りだしたレインボーペガサスは、次走として有力な「弥生賞」(JpnII 中山芝2000m 3月9日)か、「スプリングS」(JpnII 中山芝1800m 3月23日)で真価が問われることになる。