ドロ沼の敵前逃亡劇から早1年、ついにビーストが公の場に姿を現した。昨年の「K-1ワールドGPオランダ大会」でアーネスト・ホーストの母国での引退試合の相手を務めるはずだったサップ。開会式に出席したにもかかわらず、試合直前に、いきなりトンズラするという前代未聞のドタキャン劇を起こした。その後は騒動をめぐりK-1と法廷闘争に突入。Kのリングから姿を消していた。
しかし、2日に米・ロサンゼルスで行われた「Dynamite!!USA」で両者の関係が改善へと動き出す。サップサイドからの急速な歩み寄りもあって、オランダ大会でのみそぎマッチが決定。この日、都内で会見に臨むことになった。会見の冒頭でサップは「いろんな人に迷惑をかけた。お詫び申し上げたい」と陳謝した上で「まぁ、アーツには感謝の意味を込めてKOをみせたいな。ハッハッハ」と“ビースト節”で意欲を示した。
ただ、サップの今回のカムバックはK-1だけに限ったものではない。