超泥沼となった不倫三角関係で、これまで青春応援歌を歌ってきた加藤は、男としての株を下げた。いっぽう、会見に応じたうえ、別れた妻の妊娠の相談にのり、友人だった加藤が認知をする瞬間の現場にも立ちあった柴田は、懐の深さを見せた。
すごいミラクルが重なった3人だが、柴田はどうやら、偶然を招き入れる運があるようだ。まったく売れていないお笑い芸人で、「助走」(ドン・クサイ、織田浩義、竹田吉輝、平岡修)という4人組がいる。彼らは柴田とまったく面識がないにもかかわらず、学生時代に縁があったのだ。
まず、西口プロレスにも上がっているドン・クサイは、柴田と同じ静岡県・東海大学工業高等学校(現・東海大学付属翔洋高等学校)出身。しかも、3年間同じで、同級生だった。ドンは電気科で、柴田は機械科。接点はなかったが、有名な卒業生の大半はプロ野球選手かサッカー選手のため、唯一といっていい人気お笑い芸人の柴田は、在校生の誰もが知る存在だった。
さらに、同じ助走の竹田も、これまた同級生。偶然、ドンと同じ電気科だった。さらにさかのぼれば、平岡は柴田と同じ、白百合幼稚園の卒業生。残る織田は、東海大学第一高等学校(現・東海大学付属翔洋高等学校)の出身で、こちらは柴田の隣の学校だった。
みな静岡県出身という共通点はあるものの、ここまで区域が重なることは稀。この事実をテレビ番組『東京オーディション(仮)』の本番中に知った柴田は、困惑しきり。彼は何かと“持っている男”のようだ。
唯一の問題点は、ピンやコンビなど、さまざまな形で芸人生活を送りながらも、助走がまったく売れていないところ。もしかすると柴田は、ツイていなかったりする!?