『けもなれ』みたいに”行きつけのビアバー”がほしい! ハマると深いクラフトビールの世界
芸能ネタ 2018年11月28日 06時00分
ガッキーこと新垣結衣主演のドラマ、“けもなれ”こと『獣になれない私たち』(日本テレビ系、水曜22時)でビールに脚光が当たっている。ガッキー演じる深海晶が通うクラフトビールバー「5tap」が、ストーリー上も欠かせない出会いの場として扱われている上、毎回マスター(松尾貴史)が様々なこだわりのクラフトビールを出すため、ビールファンの琴線に触れてしまったようだ。ガッキーにならい、仕事帰りにバーに寄るビール女子も急増中とか。
「5tap」のtap(タップ)とは注ぎ口の意。その通り店内にはビールサーバーの注ぎ口が5つ、それぞれ異なる銘柄のビールが入れられている。残念ながら実在しない架空の店だが、実際に街中にあるビールバーにはタップが5つどころか10も20もある店も珍しくない。興味のない人の中には「ビールってそんなに種類あった?」と疑問を持つ人もいるかもしれないが、日本酒やウイスキーなど他のお酒と同じで、ビールにもたくさんの種類が存在する。
日本でビール業界が大きく変わったのが1994年の酒税法改正だ。大手しかできなかったビールの小規模醸造が可能となり、各地に「小規模で地域に根付いて造られるビール」が続々と登場、「地ビール」と呼ばれブームを起こした。クラフトビールと地ビールを同じ物とする人もいるし、定義にはあいまいなグレーゾーンもあるようだが、厳密にいえばやや異なるニュアンスがあるようだ。
「地ビールブーム当時、300を超える醸造所ができましたが、すべてがクォリティーの高いビールだったわけではない。一方、アメリカでブームが起きて日本に上陸したクラフトビールの考え方は、クラフトマン、つまり職人がプライドを持って探求するこだわりのビール造りから生まれたもの。おみやげのイメージがあった玉石混合の地ビールブームは衰退し、2004年以降はクォリティーを重視した形でクラフトビールのブームが起きます。最初の地ビールブームを第1次クラフトビールブームとすれば、04年は第2次、そして3〜4年前からアサヒやキリン、サッポロといった大手のビール会社もクラフトビール市場に参入してきて、現在は第3次ブームといえます」(外食ライター)
そして、クラフトビールにも、大手が昔から作ってきたラガーとエールがあるというが、ビールバーではエールビールの人気が高いそうだ。
「ラガーとエールではビール酵母が違う。ビールの原料は麦芽、ホップ、水ですが、エールはエール酵母(上面発酵酵母)、ラガーはラガー酵母(下面発酵酵母)が作っています。発酵の温度が違うのですが、飲む側にとっては味が違う。エールは香りが芳醇で味わい深いビールが多い。一方、ラガーはすっきりと飲みやすいのが特徴です。エールはラガーのようにゴクゴク爽快に飲むより、ワインのように香りや味わいを堪能しながらたしなむビール、と言っていいと思います」(前出・外食ライター)
また、2017年の酒税法改正で、課税対象としての「ビール」の範囲が拡大することになったのも、これからのビール市場を左右していきそうだ。これまでビールとされてこなかった酒もビールと称されることになる。従来、麦芽比率67%以上とされていたところ、改正で麦芽比率50%以上と緩和されたのだ。
「認められる副原料の種類もこれまでは米、麦、トウモロコシなど限られていたのですが、改正で果実やハチミツ、コーヒーなど大幅に増え、香りづけや味つけを目的としてフルーティーなものなど、様々なビールが増えつつあります」(前出・外食ライター)
意外と知らない海外ビールだが、日本で言うと発泡酒の類の麦芽率しかないといったケースもあるのだとか。
時代的にも趣味の多様化が加速する中、ブームを起こしてきたクラフトビールだが、都会の大人の恋愛模様が描かれる「けもなれ」でも、都会的で多様性のある部分がフィットするため用いられているのではないか。何はともあれ、「けもなれ」はビール人口増加に貢献しているドラマといえそうだ。
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