田原は同番組内で同局のアナウンサー・山本恵里伽の手を触るなどし、「真ん中の足はもっと上がるんだけどね」「今もギンギンです」などと発言。22日に都内でのイベントに出席した田原は、「僕としては通常運転」としながらも「令和バージョンにアップデートして、発言・行動などは気をつけていきたい」と深々と頭を下げた。
この報道に自身が「情報ライブ ミヤネ屋」のMCを務めるフリーアナウンサー・宮根誠司は、「セクハラと取れる言動というのは、当然不快な思いはされたと思うんですけど、アナウンサーの方って自分がコメントを読んでいるときに、プロとしてちゃんと読みたいというのは1番最初にあって」とアナウンサー目線で推察。そのうえで、「もちろんセクハラ発言というのは不愉快だと思うんですけど、自分のコメントを邪魔されるっていうのが、ちょっとやっぱり許せないところ」とコメントした。
だが、この発言にSNS上では「お前が言うな!」「自身にパワハラ・セクハラ気質が見える」「何言っても響いて来ない」などといった宮根に対する指摘が後を絶たない。
その経緯は、宮根の不適切な言動があったからだろう。
2021年7月、同番組では同月開催の東京五輪の開会式を目前に控えた東京・国立競技場の上空を飛行したブルーインパルスの見物客の様子を伝えた。その際、現地リポートに赴いた同番組の西山耕平アナウンサーは、ブルーインパルスが競技場上空の通過時に「一瞬、静寂が訪れた」と現場の様子を表現した。すると宮根は「いや、意味がわからん」とバッサリ。さらに、猛暑下での取材で受け答えに間ができた西山アナに対して「おまえに言うてんねん!」と語気を強め、このやり取りに視聴者からは「まるでいじめ」「パワハラ」といった指摘が相次いだ。
また2024年3月、韓国・ソウルで開催されたメジャーリーグの開幕戦取材で現地入りした宮根は、喫煙禁止区域で片手をポケットに突っ込んで電子タバコをふかす動画が拡散され同番組で謝罪している。番組冒頭、宮根は「屋外で、そして公的な道路、場所でタバコを吸っていけない地域だったのですが、結局そこで私は電子タバコを吸ってしまいました」と自身の喫煙を認め謝罪。だが、宮根はスタジオのセットである机に手を大きく広げて置いたまま、頭を下げたのだ。
すると、この謝罪スタイルが火に油を注ぎ、SNS上では「手を机の上に置いたまま謝罪って舐めてるのか」「謝罪の仕方も礼儀も知らないアナウンサーなんて言語道断」「謝罪の態度を見直したほうがよい」といった視聴者からの怒りの声で溢れ返った。
さらに今年2月、元TBSアナウンサーでタレントの生島ヒロシが、パワハラ、セクハラなどのコンプライアンス違反による冠ラジオの2番組の降板と芸能活動無期限自粛について同番組で取り上げた際、宮根は「大先輩にこういう言い方は大変失礼ですけど、問答無用」と生島を厳しく批判した。
この宮根の苦言に対して、SNS上では「宮根さんも大丈夫?パワハラモラハラ的なのは、あなたの方が酷い感じがする」「宮根自身へのブーメランになってしまうのでは?」「いつか問題が起きそう」という懸念の声が上がったのだ。
田原の不適切発言にも問題があるが、宮根自身を棚に上げている場合ではない。“人に厳しく自分に甘く”では、いつかしっぺ返しが訪れるかも。