そのうちの一枚がこちら。1960年10月20日アメリカのミネソタ州ミネアポリスにて撮影されたもので、白黒であるが空に大きな白い円盤状の物体が浮遊しているのが解る。
この写真は真昼の空でも確認できるほど大きな発光物体を捉えた写真として紹介されることも多いものである。写真をよく見ると物体の前に樹木の枝や建物らしきものが存在していることが解るため、一概にフェイクとは考えづらい。そのため、この写真は長らく本物のUFOを捉えた写真ではないかと見られており、真偽について議論がなされているものでもある。
さて、この写真は実は連続写真のうちの一枚であり、通しで見ると画面の左から右へゆっくりと横切るような動きを見せている。また、この写真が撮られた現場の近くでは、当時火災があったとの記録があるという。
よくUFOに間違われる自然現象で、煙がリング状に停滞するというものがある。爆発や火災などで生じた上昇気流によって形成されるものなのだが、リングを形成できない場合は真ん中が開かない、中途半端な薄い円盤状の形をとる事がある。
このUFOもよく見てみると白い円盤部分にムラがあることが解るため、自然現象によって生じたものを捉えた写真ではないかと考えられるのだ。
未だに諸説あり真相究明の待たれるこのUFO写真。あなたはどう思う?
※写真は1960年に撮影されたUFOの写真
文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所